Octave Oneが最新セットを引っ提げてContactに登場、KEN ISHIIやHiroshi Watanabeと共演
2016.9.29
昨年7年振りとなるアルバム『Burn It Down』をリリースした、Lenny BurdenとLawrence Burdenからなるデトロイト・テクノ第二世代の一角を担うデュオ、Octave Oneが10月8日(土)にContactに登場する。
Octave Oneを構成する「Burden Bros.」ことLawrenceとLenny、そしてLynellの3人兄弟は、幼少の頃からあらゆる楽器を嗜む音楽一家だった。80年代にデトロイトのWDRQ-FMでプレイしていた伝説のDJ、The WizardことJef Millsの影響からクラブでの仕事を始め、デトロイト・テクノ史に欠かせないクラブ「Music Institute」にてデトロイト・テクノの黎明を体験している。1989年に、現在もOctave OneことBurden兄弟のプラットフォームとなっているレーベル〈430West〉を設立し、1990年にDerrick Mayの〈Transmat〉からOctave One名義でシングル『I Believe』を発表。デビュー・トラックにして世界的ヒットを記録し、現在まで続くデトロイト・テクノ第二世代の一角を担う地位を確立した。
2000年には、彼らの21世紀の方向性を決定づける1曲“Black Water”をリリースし、その4年後には実質1stアルバムとなる『The Theory Of Everything』を発表。Ann Saundersonを再度迎えた“BlackWater”の延長線上の如き楽曲から、ダーク・ラップ・トラック、ダウンテンポ、さらには12編成のUrban Soul Orchestraを迎えて編集し直した“Black Water (String Mix)”まで、ボーナストラックを含め14曲が収録されたアルバムは世界的ヒットを記録する。その翌年、2005年にはRandom Noise Generation名義での初のアルバム『Reign』を発表し、彼らが語るところの「音楽と魂の調和がとれているOctave One、そのウラ側にあるカオスを解放しているのがRandom Noise Generation。Octave Oneをテクノから出発した現在進行形のソウルミュージックとするなら、Random Noise Generationはマシン・ソウル・ミュージック。カオスの解放に伴うマシンの偶然性の美学」が完成する。
その後、再び世界的大ヒットを記録した2012年発表のシングル『New Life』を始め、〈Tresor〉や〈430West〉からのシングルとアルバムのリリースを経て、2015年にアルバム『Burn It Down』を発表。Octave Oneが長らくこだわって追求し続けてきたハードウェアでのライヴセットに、Random Noise Generationの濃密な熱量を注入し、テクノ/ハウスの境界を優に飛び越え、デトロイトのブラック・マシン・ミュージックの地平に立ち続けてきた意志を再度体現した作品となっている。リリース後、本邦初披露となる最新ライヴセットは必見だ。
Octave Oneと共演を果たすのは、デトロイト・テクノ影響下で独自性を発揮し日本のテクノシーン黎明期を切り拓いてきたKEN ISHIIと、Derrick Mayが認めたアーティストしかリリースすることのできない〈Transmat〉からアルバム『Multiverse』をリリースしたHiroshi Watanabe、デトロイトテクノを愛するDJのNaoki Shirakawaの3人。
イベントの詳細は以下の通り。
OCTAVE ONE
Date: 2016/10/8(Sat)
Venue: Contact
Open: 22:00
Door: ¥4000
w/f: ¥3500
GH S members: ¥3000
Under23: ¥2500
Before11PM: ¥2000
Line up:
[Studio]
Octave One (430 West Records | from Detroit)
Ken Ishii
Hiroshi Watanabe aka KAITO (Transmat | Kompakt)
Naoki Shirakawa
[Contact]
DJ Shibata (探心音 | the oath)
Yonenaga (R406 | SELECT KASHIWA)
Loudspeaker Survey (L.S.S TRAXX)
shining star (utopia)
More info: Contact
東京都渋谷区道玄坂2-10-12新大宗ビル地下2階
TEL: 03-6427-8107
http://www.contacttokyo.com
You must be 20 and over with ID.
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