〈Kontra Musik〉のUlf ErikssonとTM404が代官山UNITで開催される『Nuance』に登場
2016.12.30
2016年初春にスウェーデンのテクノデュオSHXCXCHCXSHを招いたパーティー『Nuance』の第2弾が10ヶ月振りに代官山UNITで開催される。
今回のゲストは、設立10周年を迎えたスウェーデン最南端の都市マルメーを拠点とする挑戦的なレーベル〈Kontra Musik〉から、レーベルボスのUlf Erikssonと、2016年3月にアルバム『Acidub』をリリースしたばかりのTM404の2組。
〈Kontra-Musik〉(コントラ・ミュージック/スウェーデン語で「カウンター(反逆)ミュージック」の意味)は、その厳選されたリリース作品群と、そこに通低する無二の美学により、シーンに多大な影響力を持つエレクトロニックミュージック・レーベル。その主宰者であるUlf Erikssonは、現在に至るまでの長いキャリアの中で、一貫してヴァイナルDJとして活動している。DJを音楽に没入する為のアートフォームとして捉えているというUlf ErikssonのDJスタイルは、シーンの重鎮Gerd Jansonいわく「最良のハウスミュージックとアンビエントのテクスチャーの間に立脚する、エレガントなテクノサウンド」と評している。また彼は「本当の意味でのDJとなるためには時間と経験と音楽性が重要であり、またそれ以上に、音楽そのものに対する深い知識が必要だ」という持論を持っており、レーベ ル・ディレクションに垣間見せる、高潔で揺るぎない活動姿勢と相まって、北欧を中心にシーンでの絶大な信頼を獲得している。
そして一方のTM404は、Andreas TillianderやMokiraといった名前で過去15年以上にわたり、〈Type〉や〈Raster-Noton〉といったエクスペリメンタルなレーベルからいくつもの作品をリリースしてきた。〈Kontra-Musik〉からは2013年と2016年に2枚のアルバムをリリースしており、 TM404名義ではテクノ/ハウスの発展にとても重要な役割をになったRoland社の伝説の名機、303、707や808といった機材にフォーカスした活動を行っている。どちらかというとMusic BoxよりもSteve Reich寄りと評された1stアルバム『S/T』から2年ぶりとなる今年の春にリリースした2ndアルバム 『Acidub』では、よりフィジカルかつサイケデリックなサウンドに変貌。その名の通り、アシッディーかつダビーに溶解した特異なアナログサウンドを展開しており、全ての曲はハードウェアによってワンテイクでレコーディングされ、ポストアレンジが施していないという。そのライヴ感溢れる鮮烈なサウンドは、世界中のエレクトロニックミュージックフリークを魅了している。
ゲスト陣に対するは、2016年秋に念願の『The Labyrinth』への出場を果たし、2017年にはロンドンのクラブOVAL SPACEでのレジデントも決まったDJ NOBU。そして、前回『Nuance』でのフリーフォームなDJスタイルでクラウドを魅了し、またFabricのレーベル〈Houndstooth〉のA&RであるRob Boothが主催する『Electronic Explorations Podcast』のJapan Specialへの参加で支持層を拡大したDJ YAZIの2人。UNITではこの4組で一晩通して隙のないラインナップでフロアをメイクする。
また同日のB1F Uniceも、昨年同様MNML SSGSによるチルアウトパーティー 『Sound Garden』がフロアをプロデュースする。
イベントの詳細は以下の通り。
NUANCE with KONTRA MUSIK X
Date: 2017/1/27 (Fri)
Venue: UNIT/Unice
Open: 23:30
Adv: 2,500YEN
W/F: 3,000YEN
Door: 3,500YEN
Line Up:
[UNIT]
Ulf Eriksson ( Kontra Musik )
TM404 (Kontra Musik) [Live]
DJ NOBU (Bitta, Future Terror)
YAZI (BLACK SMOKER)
[UNICE – “Sound Garden” supported by PIONEER]
More details coming soon
More info: UNIT
03-5459-8630
www.unit-tokyo.com