NEWS

Nathan Fakeが最新オーディオヴィジュアルライヴを引っさげて5月に来日

2017.3.13

2016年に〈Ninja Tune〉と契約を結び、この3月には5年ぶりとなる待望のニューアルバム『Providence』を発表したばかりのNathan Fakeが、5月に最新オーディオ・ヴィジュアル・ライヴを引っさげて来日を果たす。

鬼才James Holdenに見出され、2003年頃から〈Border Community〉の看板アーティストとして確固たる地位を築いてきたNathan Fakeにとっては同レーベル以外から作品を発表するのは約12年ぶり。〈Ninja Tune〉と契約以降は、〈Hospital Productions〉設立者のPrurientことVatican Shadowをフィーチャーした怪エレクトロ風な先行12インチシングル『DEGREELESSNESS』を発表しており、最新作『Providence』はそれに続く2作目であり、Nathan Fakeの5年ぶり4作目のアルバムとなる。

『Providence』は、スランプに陥って全く音楽を作ることができなかった2年間を乗り越え、ホームスタジオで6ヶ月間かけて制作された作品とのこと。アルバムには12曲を収録しており、共通の友人であるJon Hopkinsを通じて知り合ったというBraidsのラRaphaelle Standell-Prestonのエモーショナルな歌声が舞うエクスペリメンタル・ポップ“RVK”など、ヴォーカリストと初のコラボレートを果たし、「僕はいつもロウエンドな機材に魅かれるんだ。チャレンジと限界が同居しているのが好きなんだよ」と語る通り、Korg Prophecyによってベーシックな部分の大半を制作した本作は今までにない独自の音像でカレイドスコピックなブレインダンスを展開している。Nathan Fake自身も今作の制作を終えて、「自らのキャリアと人生において大きなステップを踏み出した気分だよ。まるで甦ったかのようなね。」と語っており、自他共に認める深遠でエモーショナルな傑作が完成したと言えるだろう。