ダンスミュージック・シーンの中心地ドイツ・ベルリンを代表するBerghainにてオープン当初よりレジデントとして活躍して来たMarcel Fenglerが1年ぶりに来日し、11月12日（土）にContactにてプレイする。

10代の頃はN.W.A.やGang Starr、ATCQなどのヒップホップに夢中だったというMarcel Fenglerは、90年代前半のベルリンにてテクノを体験。その重く斬新なシンセ、アシッドサウンドに魅せられ今日に至っているという。90年代半ばからベルリン郊外の町フュルシュテンヴァルデにてDJを始め、同郷の盟友Marcel Dettmannとレギュラーパーティーを開始すると、1997年からTresorを始めとするベルリンのクラブでもプレイするようになり、2004年にBerghainがオープンした際にレジデントに抜擢。複雑なドラムパターンとラフなサウンドをシームレスに紡いでいくスタイルを持つ彼は、様々な時代の楽曲を組み合わせ、「一つの物語のようなプレイ」を心がけているという。深く潜りこむベースラインと重厚なキックが支えるグルーヴ上には、執拗なまでに鼓膜を掻きむしる電子音が散りばめられ、硬質なトラック一辺倒ではなく包み込むような柔らかい展開を作るミックスを構成することにより、延々と続くような陶酔空間を生み出すことで世界各国のフロアを興奮の渦へと巻きこんできた。2007年からは制作にも乗り出し、〈Ostgut Ton〉からのEPやリミックスを手がけ、プロデューサーとしても注目が集まると、2011年に初のオフィシャルミックスCD『Berghain 05』を、2013年には待望の1stアルバム『Fokus』と立て続けに作品を発表。また2011年に自身で立ち上げたレーベル〈IMF (Index Marcel Fengler)〉も2014年から精力的にリリースを開始し、Thomas HesslerやSomewhenなどディープなプロデューサーたちを紹介し続けている。

共演には、The People In Fog名義でリリースした“Higher”がスマッシュヒットを記録中のDJ Sodeyamaと、かつてMarcel Fenglerが2年連続（09年、10年）で出演を果たした『Labyrinth』のレジデントSoという相性抜群の日本人勢が登場。Contactフロアには、自在の低域コントロールで定評のあるKabutoを筆頭に、メインフロアとは一味異なる極上ハウスグルーヴが味わえるであろう面々が集結している。

イベントの詳細は以下の通り。

MARCEL FENGLER
Date: 2016/11/12 (Sat)
Venue: Contact
Open: 22:00
Door: ¥3500
w/f: ¥3000
GH S members: ¥2500
Under23: ¥2000
Before11PM: ¥1000

Line up:
[Studio]
Marcel Fengler (IMF | Mote Evolver | from Berlin)
DJ Sodeyama (ARPA Records | трип)
So (Mindgames | Labyrinth | Tribute)

[Contact]
Kabuto (Daze Of Phaze | Lair)
Ama & Genki (Yuk)
BOW (Zundoko Disco)
YUDAI(YANKEE DINER)