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Mad Professorが神業ライヴ・ダブ・ミックス・セッションを10月19日に恵比寿LIQUIDROOMで披露

2019.9.13

Mad Professorが、Massive Attackとの名盤『No Protection』や『Mezzanine』からの名曲や、〈ARIWA〉クラシックを素材にした神業ライヴ・ダブ・ミックス・セッションを披露する来日公演が10月19日に恵比寿LIQUIDROOMで開催される。

エッジーな新鋭から芳醇なベテラン勢まで、素晴らしい音楽を生み出し続けるUKのベースミュージック・カルチャーの根幹に存在するUKルーツレゲエ～ダブ〜ラヴァーズにおける超重要アーティスト/プロデューサー/サウンドエンジニア、Mad Professor。1979年にレーベル〈ARIWA〉を設立して以来、 Jah Shaka、Pato Banton、Johnny Clarke、Lee Perry、Horace Andy、Bob Andyと言ったジャマイカやUKのレゲエアーティストに限らず、The Orb、The KLF、UB40、Jamiroquai、Beastie Boys、Rancid、Massive Attackなど、電子音楽〜トリップホップ、メインストリームのサウンドをも手掛け、また自身も名物ダブ・アルバム『Dub Me Crazy』シリーズをはじめ、そのトリッキーなスタイルでダブという音響表現をひとつ先に進めてきた。

また1995年発表の、Massive Attackのアルバム『Protection』をほぼ丸ごとダブ化した『No Protection』は、“ダブ”がアートフォームとして、その鋭利な音楽性、そして未来に開かれた多様な可能性に満ちているものだということをクラブミュージックやロック・リスナーをはじめ、その後の新たな世代にも衝撃を持って知らしめた。さらに2019年には、Massive Attackの3rdアルバム『Mezzanine』（1998）のリリース時に制作されたという、幻のダブ・ヴァージョン集『Mezzanine Remix Tapes 98』が、『Mezzanine』20周年デラックス・エデションのリリースと共に発表され、大きな話題をさらった。

今回の来日公演では、Massive Attackとの珠玉の名曲をはじめ、〈ARIWA〉クラシックを素材にライヴ・ダブ・ミックス・セッションで披露するとのこと。都内屈指のサウンドシステムを有するLIQUIDROOMにて、重量級、圧巻のサウンドをダイレクトに体感するチャンスだ。

また共演アクトには、レゲエ/ダブやヒップホップを独自の美学でまとめ上げ、ある意味で『No Protection』からの影響も昇華し、ここ日本で独自のサウンドを1990年代に作り出したSILENT POETSが登場し、Shojiro Watanabeと共にライヴ・ダブ・セットを披露する予定だという。

[ Info update 2019/10/17 ]

追加ラインナップとして、ブリストルのモダン・ベースミュージックの牙城にして、テクノなどとのハイブリッドで最前線を走る〈Livity Sound〉の中心人物として、そして自身のレーベル〈IMPASSE〉を率いて活動をするAsusuがDJで登場する。

そして、自身のレーベル〈Newdubhall〉からの、こだま和文をフィーチャーした10インチ、そしてさらには9月にブリストル拠点のMC、Rider Shafiqueをフィーチャリングした7インチ・シングル『Three』をUS・ポートランドの先進的ダブ・レーベル〈ZamZam Sounds〉からリリースし、世界中でショートさせるなど、ジャパニーズ・ダブの新たな波を世界に向けて起こしてるユニット、UNDEFINEDがライヴで登場する。

また2FのLIQUID LOFTでは、e-mura & 1TAによるBim One Productionがラウンジ・ダブ・セットを、そしてレゲエからシカゴハウス、テクノまでヘヴィーなグルーヴを操るCHANGSIE、ブリストル拠点のレフトフィールド・ダブ・レーベル〈Bokeh Versions〉やUK新興レーベル〈Acrylic Records〉からのリリースでいま最も注目すべきDJのひとりとなっているMars89、そして各所のパーティーなど、その活動が多岐にわたるDJコレクティヴTimothy Really Lab.が出演する。