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〈Príncipe〉のボス、DJ Marfoxが3月22日に再始動するWWWβの看板パーティー『Local World』に登場

2019.3.6

リスボン・ゲットーから世界へと切り込む現代アフロ・ダンス・ミュージックの先鋭〈Príncipe〉のボス、DJ Marfoxを迎えてWWWβの看板パーティー『Local World』が3月22日に再始動する。

多様化が加速する社会を背景に、WWWにて繰り広げられる新しいローカルとワールドのインタラクティヴなパーティー『Local World』が第12回目を迎え、3月22日に2019年最初の開催が決定。

ゲストには、アフロ・ポルトギースによるコンテンポラリーなダンスミュージックとして世界へ切り込む草分け的レーベル〈Príncipe〉よりシーンの立役者でもあるDJ Marfoxを迎える。ポルトガル・リスボンの都市から隔離された移民のゲットー・コミュニティで1980年代のアンゴラに起源を持つ「クドゥーロ」を起点にアフリカ各都市の土着のサウンドと交じり合いながら独自のグルーヴを形成し、Nervosoをゴッド・ファーザーとし、DJ Nigga Fox、Nídia、DJ Lilocox、Niagaraなどの若手を次々と排出し、〈Warp〉からのコンピレーションのリリースでも注目されているアグレッシヴかつエキセントリックなアフロ・レイヴの真髄が到来する。

DJ Marfoxは、元々はDJs Do Ghettoというクルーで活動しており、その後Pedro GomesやNelson Gomesと出会い、彼らと共にレーベル〈Príncipe〉を2011年頃より始動する。自身や所属アーティストによる、クドゥーロ、バティーダ、キゾンバといったアフリカ諸国の音楽をルーツに持つ作品を発表し、カルト的な人気を得ていたが、先陣を切り続けてきたDJ Marfox自身は外部レーベルからのリリースを積極的に行い、これまでにJ-Cush主宰の〈Lit City Trax〉や〈Warp〉からもリリースを行ってきた。また、TUnE-yArDsやPanda Bearなどのリミックス手掛け、デビュー作ぶりに〈Príncipe〉から発表した2016年のEP『Chapa Quente』は、『FACT Magazine』や『Mixmag』にて「Album Of The Month」として賞賛された。ここ数年はヨーロッパとUKで幅広くツアーをしながら、アメリカ、モスクワ、ブラジルを訪問し、日本、韓国、中国といった東アジア・ツアーも行っている。

ローカルからは、文脈というDJのアートフォームを通じフレッシュな様式美を捉えるspeedy lee genesis、ブリストルの〈Bokeh Versions〉からのEP『End Of The Death』の高評価を皮切りに、中国デビューやパリコレのデビューなど躍進を続けるMars89、南アフリカを訪れその新しいサウンドとカルチャーを発信するKΣITOとの新パーティー『TYO GQOM』でも活躍するMitokonが出演する。