〈NON Worldwide〉の主謀格Chino Amobiが『Local World』の第2弾に登場
2017.6.1
コンテンポラリーな先鋭電子/ダンス・アクトを探究する『Local World』の第2弾が新スピーカーを常設したWWWラウンジにて7月1日(土)に開催される。
メインゲストには、日本初上陸を果たす、OPNやArca、ポスト・インターネット以降の前衛電子アート&ファッションとしてダンスミュージックを解体するアフリカからのブラック・ホール〈NON Worldwide〉の主謀格である、ナイジェリアの血を引くChino Amobiを迎える。
〈NON Worldwide〉は、「アフリカのアーティストやアフリカン・ルーツを持つアーティストのコレクティヴ」。サウンドを第一のメディアとしながら、社会の中でバイナリ(2つから成るもの)を作り出す、見えるものと見えないフレームワークを表現し、そのパワーを世界へと運んでいる。「NON」(「非」「不」「無」の意を表す接頭辞)の探求は、レーベルの焦点に知性を与え、現代的な規準へ反するサウンドを創造する。その主謀でもあり、ナイジェリアの血を引くリッチモンドのChino Amobiは、当初、Diamond Black Hearted Boy名義で活動していたアーティスト。Arcaも巣立ったNYのレーベル〈UNO〉からのEP『Anya’s Garden』で頭角を表し、新興のアフロ・オルタナティヴなコレクティブ〈NON Worldwide〉を南アフリカのAngel HoやベルギーのNkisiと2016年より始動、「NON=非ヨーロッパ主義のアフロ・ディアスポラ」を掲げ、コンテンポラリーな電子音楽やダンス・ミュージックとしてワールドワイドに相応しい世界的な評価を受けている。またLee Bannon率いるDedekind CutやテキサスのRabitの作品にも参加するなど、アフリカン・ルーツを持つアーティストと活発的に共作を続け、Brian Enoの『Ambient 1 (Music For Airports)』も想起させるコンセプト・アルバム『Airport Music For Black Folk』が大きな反響を呼び、最新作となる実質のデビューアルバムとなる『Paradiso』ではトランスジェンダーのアーティストとしても名高い電子音楽家Elysia Cramptonもゲストに迎え、サンプリングを主体にアメリカひいては現代社会の黙示録とも言える不気味なサウンドスケープを披露した。
国内からは、DJライヴとして最もワイルドな東京随一のエクスペリメンタル・コラージュニストの脳BRAIN、アンビエントからヒップホップまでを横断する新世代の若手プロデューサー、某ラッパーとの共作発表も控える荒井優作(ex あらべえ)、DJにはアシッドを軸に多湿&多幸なフロアで東京地下を賑わせる若手最注目株S-Lee、Mars89とのディオChopstick Killazや隔月パーティー『南蛮渡来』の主催など、ベースミュージックを軸にグローバルなトライバル・ミュージックの探求する女子、Minが登場する。
ポスト・インターネットを経由した音楽の多様性と同時代性が生み出す、前衛の電子音楽におけるアフロ及びブラック・ミュージックの最深化形態とも言えるChino Amobiの奇怪なサウンドスケープを起点に、DJをアートフォームとしたコラージュやダンス・ミュージックがローカルを通じ、コンテンポラリーなトライバリズムやエキゾチシズムが入り乱れる、前人未到のエクスペリメンタル・ナイト。
イベントの詳細は以下の通り。
Local🌐World Ⅱ Chino Amobi
Date: 2017/7/1 (Sat)
Venue: WWW Lounge
Open/Start: 24:00
ADV: ¥1,500 @RA
Door: ¥2,000
U25: ¥1,000
※25歳以下の方は当日料金の1,000円オフ。受付にて年齢の確認出来る写真付きのIDをご提示ください。
※1,000 yen off the door price for Under 25.
Line up:
[LIVE/DJ]
Chino Amobi [NON Worldwide / from Richmond]
脳BRAIN
荒井優作
[DJ]
S-LEE
min (The Chopstick Killahz) [南蛮渡来]
主催: WWW
協力: P-Vine
Attention: Please show your photo ID at door to prove your age.
※Over 20’s only. Photo ID required.