東京の新興パーティー『Kids Return』がセルフレーベルをローンチ、中心メンバーのboys be kkoが1st EPをリリース
2018.5.11
DJ担当のHiroki Nakamuraとライヴ担当のboys be kkoによって2016年に始動し、 世の流行にも、深夜という時間帯にも捉われることなく、ひたすらに良質な音を鳴らすことにこだわる新興パーティー『Kids Return』が、セルフレーベルをローンチした。
『Kids Return』は、Hiroki Nakamuraとboys be kkoにより渋谷のDJバー「KOARA」にて2016年に始動し、翌2017年に活動の場を代官山Saloonに移してからはCherryboy functionやDorianなどをゲストに招き、世の流行には捉われない独自の視点で、良質な音楽を届けるパーティーを定期的に開催してきた。また、深夜という時間帯にも捉われることなく、普段クラブに来れない人や友人にこそ来て欲しいという2人の想いから、デイパーティーとして開催することにこだわっている。小規模なプロモーションかつデイパーティーながら、『Timeout Tokyo』の「週末行くべきパーティー」に選出されるなど、徐々に名を広げている。
そして2018年には、Hiroki Nakamura、boys be kko共に、都内の主要クラブのパーティーにも名を連ねるようになり、ÂmeやSan Soda、Contactでの〈Ostgut-Ton〉のパーティーをサポートするなど活躍の場を広げている。
そんな『Kids Return』がさらなる展開として、2018年より始動したセルフレーベル〈Kids Return〉の第1弾リリースは、ライヴ担当のboys be kkoによるEP『Someday Song』。boys be kkoは通常のライヴでは完全ハードウェアのストロングスタイルで活動しているが、今回は機材の都合もあり、制作の段階からBPMを120で固定し、通常とは異なるアプローチを試みたという。
決してDJツールとしてのトラックではなく、イマジネーション豊かな遊び心のあるサンプリングのチョップやレイヤリング、その隙間を満たすように流れ込む美麗なメロディが特徴的な全3曲は、それぞれが“いつの日か”を想うようなストーリーに満ちた楽曲となっている。
しかし一方で、boys be kko本人が「Âmeに渡すことを意識した」という“Hold space”や、ジャズのチョップを使った「The Fieldへのアンサーソング」だと言う“Fade a big”など、そのコンセプトはフロアから完全に離れることはなく、中東のポップソングをオマージュしたようなタイトルトラック“Someday song”も、アートワークの如く、暗いダンスフロアに彩りを与えるような仕上がりとなっている。
boys be kkoの1st EP『Someday Song』はレーベルのBandcampページで販売されているほか、「Spotify」でのストリーミング配信、「OTOTOY」や「mora」などダウンロード配信サイトでも販売されている。
boys be kkoの1st EP『Someday Song』の詳細は以下の通り。
boys be kko
『Someday Song』
Release date: 2018/4/18
Label: Kids Return Records
Cat no.: KR001
Format: Digital
Buy/Listen links:
[Bandcamp] https://kids-return.bandcamp.com/releases
[Spotify] https://open.spotify.com/album/0QVPYwsQ4vxDtu7C34AQUt
[OTOTOY] https://ototoy.jp/_/default/p/101867
Tracklist:
1. Hold space
2. Someday song
3. Fade a big