Kangding Rayが約1年ぶりに来日しContactにてライヴセットを披露
2016.11.29
今年で設立25周年を迎えた世界を代表する音響系レーベル〈Raster-Noton〉の所属アーティストとしてエレクトロニックミュージック・シーンの第一線で活躍するKangding Rayが約1年ぶりに来日し、12月2日(金)にContactにてライヴを披露する。
フランス出身で現在はベルリンを拠点とするDavid LetellierのソロプロジェクトKangding Rayは、かつてギタリストやドラマーとして数々のバンドにて活動をしていた経験を活かして、エレクトロニックミュージックの世界へと飛び込んだ。ギターループ、ベースライン、生楽器とデジタルサウンドを組み合わせて作り上げるサウンドスケープは〈Raster-Noton〉の実験性に則っており、その一方ではダンスフロアにクルーを送り出してきた第一人者とも言える。エモーショナルかつパワフルな彼のライブセットは正にその両面を体験できるものとして世界的に高い評価を得ている。重要作も数多く、2006年にから2〜3年の周期でコンスタントに〈Raster-Noton〉からリリースしているアルバムでは常にアップデートを見せ続け、特に2012年以降にLucy主宰の〈Stroboscopic Artefacts〉から発表し続けてきた12インチは、2015年に、ダークで重厚かつ強い同時代性と物語性を内包したインダストリアルテクノ・アルバム『Cory Arcane』へと結実した。約1年ぶりの来日ではさらにアップデートしたライヴを披露するに違いない。ダンスフロアという場所で、飽くまでも「体を動かす音楽」を志向しながらも、「テクノ」や「ダンスミュージック」の枠を超えた、真にエクスペリメンタルなサウンドを体感できるであろう。
共演には、『ヴェネツィア国際現代音楽祭』で銀獅子賞を受賞するという快挙を成し遂げ、ベルリンの実験音楽フェスティバルの最高峰『Atonal』での登壇実績を持つRyo Murakamiをはじめ、同フェスティバルに2年連続出演したEna、〈The Bunker NY〉から新作をリリースしたばかりのWata Igarashiと、近年海外での活躍が目覚ましいアーティストが手堅くサポートする。
イベントの詳細は以下の通り。
Kangding Ray
Date: 2016/12/2 (Fri)
Venue: Contact
Open: 22:00
Door: ¥3500
W/F: ¥3000
GH S Member: ¥2500
Under23: ¥2000
Before11PM: ¥1000
Line up:
[Studio]
Kangding Ray (Raster-Noton | Stroboscopic Artefacts | from Berlin) – Live
Ryo Murakami (Depth of Decay) – Live
Ena (7even | Samurai Horo)
Wata Igarashi (Midgar)
Koba (form.)
[Contact]
Tomo Hachiga (Hydrant)
Shimano (manosu)
Mari Sakurai (IN HA)
I-NU
Sinzin (Wag)