Jean-Michel JarreがEdward Snowden(元NSA)とコラボ、Sonarで作品を初演
2016.4.18
フランスの電子音楽のレジェンドJean-Michel Jarreがアメリカ政府による情報収集活動の実態を暴露したことで国際的に衝撃を与えた元・国家安全保障局 (NSA) の職員Edward Snowdenをフィーチャーした作品“Exit”を制作、作品の初演をSonar2016で行うことが発表された。パフォーマンスの詳細は明かされていないが、トラックはApple MusicまたはSpotify上で聞くことができる。
楽曲“Exit”はJean-Michel JarreがEdward Snowdenの亡命先のモスクワを訪れインタビューを行い、政府による諜報活動の危険性に警鐘を鳴らすスピーチの音源を元に作られたテクノ・ダンス・トラックになっている。インタビュー内容の動画は英ガーディアン紙のサイト上で観ることができる。
Sonarと言えば、2013年のKraftwerkは反原発、2014年のMassive Attackはカタルーニャ独立問題などを問題提起したり、これまでも大物アーティストが率先して政治的なメッセージを込めたパフォーマンスを度々行ってきた。今年のSonarといえば、猫やドローンや8ビットサウンドがフィーチャーされた意味不明なティーザー動画がある意味衝撃的だったが、あれは世を忍ぶ仮の姿、あるいは世間を一旦油断させるための伏線だったのかもしれない。