Galcher Lustwerkが新作アルバム『Information』を11月下旬に〈Ghostly International〉からリリース
2019.10.8
NYを拠点に活動するプロデューサー/DJで、滑らかなビートダウン〜ヒップハウスの名手で知られる、Galcher Lustwerkが新作アルバム『Information』を11月22日に〈Ghostly International〉からリリースする。
USはオハイオ州のクリーヴランド出身で、現在はブルックリンに拠点を置くGalcher Lustwerkは、2013年にシーンに登場して以来、世界から注目を集め続ける2010年代のNYアンダーグラウンド・シーンにおいて、熱く名を馳せ続けているプロデューサーのひとりである。その起点となったのは、多くの先鋭的なアーティストが参加する実験ミックステープ・プロジェクト〈Blowing Up The Workshop〉のために未発表音源を集めて制作した『100% Galcher』(2013)が、その年の『Resident Advisor』の「年間ベスト・オンライン・ミックス」に選出されたことであった。
また同じく2013年にDJ RichardとYoung Maleが主宰するコレクティヴ/レーベル〈White Material〉から発表したデビューEP『Tape 22』では、80年代後半のヒップハウスで、より穏やかなヴァリエーションを連想させるような深みのあるディープハウスのビートと、控えめな自身のヴォーカルを組み合わせて、ミッド・ウェストのハウス・サウンドを引き立たせるGalcher Lustwerkのスタイルを決定付け、ハウス・ファンを中心として瞬く間に人気を集めた。2015年からは自身のレーベル〈Lustwerk Music〉を始動し、2つのEP『Parlay』と『I Neva Seen』をリリースすると、そのサウンドの人気もあって、どちらもたちまち入手困難の人気盤に。 またその一方で、別名義 Road HogでのデジタルEPもコンスタントにリリースしており、それ以外にも2016年には〈White Material〉のAlvin Aronsonとのサイド・プロジェクト Studio OSTとしてのダブルLP『Scene (2012-2015)』を自身のレーベルから、そして2017年にはデビューフルレングス『Dark Bliss』を〈White Material〉から、2018年に最新となる2nd LP『200% Galcher』を〈Lustwerk Music〉から発表するなど、実に精力的で、話題には事欠かない活動を続けている。
〈Ghostly International〉からのデビュー作であり、Galcher Lustwerkにとって3作目となるLP『Information』は、プロダクションについてはこれまでの彼が手掛けてきた領域と同様ではあるが、より生ドラムとジャズ・サックスの音要素が多く含まれており、新たなダイナミズムを生み出している。
Galcher Lustwerkはその音楽性についてプレスリリリースにて、「アメリカ中西部の出身の僕が、〈Ghostly International〉からリリースするのであれば、最もミッドウェスト的な“フックの多い”トラックをまとめるのが適切だと思います。他のクリーヴランドのプロデューサーの作品で耳にするビタースウィートな質感を捕らえたかったんです」と説明を添えている。アルバムから先行して公開された“Cig Angel”はその一例で、ラップの誇張された表現に浮遊するダンスミュージックの信念を融合させたユニークなトラックとなっている。
Galcher Lustwerkの新作アルバム『Information』の詳細は以下の通り。
Galcher Lustwerk
『Information』
Release date: 2019/11/22
Label: Ghostly International
Cat no.: GI-351
Formats: 12′ Vinyl / Digital
Order here: https://galcherlustwerk.bandcamp.com/album/information
Tracklist:
1. Left In The Dark
2. I See A Dime
3. Another Story
4. Overpay, Overstay
5. Plane View
6. Bit
7. Thermonics
8. Cig Angel
9. Fathomless Irie
10. Been A Long Night
11. Speed
12. Cig Angel (Dance Mix)