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〈Dekmantel〉が〈Djax-Up-Beats〉の初期レア音源コンピレーションの第2弾を9月にリリース

2019.7.31

〈Dekmantel〉がオランダの老舗レーベル〈Djax-Up-Beats〉の初期レア音源をまとめたコンピレーションの第2弾『DJAX-RE-UP VOLUME 2』を9月2日にリリースする。

〈Djax-Up-Beats〉および〈Djax Records〉は、オランダ・アイントホーフェンのレコードショップで長年働いていたMiss DjaxことSaskia Slegersが1989年に設立し、現在も活動を続けているレーベル。Acid Junkies、Terrence、Random XSなどローカルのプロデューサーだけでなく、Saskia Slegers自身が愛聴していた音楽を求めて、設立初期にデトロイトやシカゴを訪れたことからMike DearbornやSteve Poindexter、K-Alexi、Felix Da Housecatなど現地のアーティストやシーンと密に繋がり、以降の30年間に渡って両地のアーティストをミックスしながら圧倒的な数のリリースを重ね、オランダのアンダーグラウンドなエレクトロニックミュージック・シーンが世界的なシーンにおける中心地のひとつになるまでの大きな発展に貢献した。〈Dekmantel〉は7月に、Miss DjaxことSaskia Slegersを始め、レーベルアーティストのRandom XSとAcid JunkiesのWladimir M.とStefan Robbersへのインタヴューも収録した、〈Djax〉を巡るストーリーに迫ったドキュメンタリーを公開した。

「どうして誰も24Kの音楽をリリースしなかったのか理解できなかったので、私は母親から借りたお金でレーベルを始めました。私は写真家を雇って、良い写真を撮り、そうね、それが最初のリリースだった。そしてそれは凄く上手くピックアップされたんです」

– Miss Djax aka Saskia Slegers

（〈Djax Records〉最初のリリース、24Kの作品を振り返って）

2019年2月にリリースされた〈Djax-Up-Beats〉の1990年から1997年にリリースされた初期音源をまとめたコンピレーションの第1弾に続く、第2弾『DJAX-RE-UP VOLUME 2』では、1992年から1997年にリリースされたトラックをコンパイルしており、レーベルをより“内観的に”見つめることができるという。

コンピレーションには、DJ Richardが「夢のような、デトロイト・スタイルのテクノと北ヨーロッパのハードなレイヴの要素を組み合わせている」と語るレーベルの始まりにおける決定的なトラックとなったTerraceの“Bewitched”を始め、シカゴのソウルフルなエネルギーに満ち溢れたGlenn Undergroundの“Real Space”やFelix Da Housecatの“Temptation (Color Mix)”、レーベルにおける隠れたヒット曲のひとつで「レイヴコミュニティを祝福する新たな機会となる」というChina Whiteの“Theme From The Underground”、エレクトロとテクノの障壁を乗り越えたThe Operatorの“The Mind Strike”、ダンスのエナジーを爆発させるSteve Poindexterの“Body Jam”、「古典的なドラムマシンのパルスとクラップと不協和音のメロディーを携えたドライなテクノ」と称されるMike Dearbornの“Deviant Behaviour (Instrumental Mix)”、90年代の暖かみを感じるハイカラーテクノなDJ Skullの“Don’t Stop The Beat”の8曲が収録されている。