Contactで開催される『Dekmantel』によるパーティーにPeter Van Hoesen、Matias Aguayoが登場
2016.12.14
ヨーロッパのクラブカルチャー震源地のひとつ、アムステルダムを拠点にレーベルやフェスティバルとしての活動を通じて一大ムーヴメントを巻き起こしている『Dekmantel』によるパーティーが国内初開催となった4月に引き続き、このクリスマスシーズンにContactで開催される。
2007年にオランダ・アムステルダムにてパーティーを始動して以来、〈Rush Hour〉系列のレーベルとしても卓越したプロモーターとして活動し、2013年からはフェスティバルとしても開催されるようになり、着実に成長を続けたことで世界的な知名度を誇る存在となったコレクティヴ『Dekmantel』。多岐にわたる活動のいずれにおいても通底しているのは、「楽しいことを形に」や「ないものは自分で作る」というDIYスピリット。ジャンルやスタイルに縛られることなく、純粋に自らのセンスに従ったマイペースな活動が、これほどの規模にまで大きくなったことは、その音楽性とパーティーの素晴らしさを裏付けている。今回はそんなコレクティヴのコアメンバーであるThomas MartojoとCasper TielrooijによるDekmantel Soundsystemが二夜に渡ってナビゲート。
まず1日目の12月23日(金)に登場するのは、チリ生まれドイツ育ちのプロデューサーで、ジャンルにとらわれないクロスオーバーな作品群を〈Kompakt〉傘下のレーベル〈Cómeme〉からリリース/ディレクションしているMatias Aguayo。最低限の機材とマイク1本のみを使い、ヴォーカルと楽器音の境界をぼかしながら、録音した複数のヴォイスサンプルを重ねていく極めて即興性の高いライヴセットと、そのファンクネスを凝縮したプロデュース作で多くのファンを魅了してきた。2015年は『El Rudo Del House』と題したシリーズEPを4作リリースし、スタイルのさらなる深化を見せた。
さらに23日(金)には、ユニークなロゴとサウンドで注目を集めるUKの〈Lobster Theremin〉や〈Dekmantel〉からのEPがアンダーグラウンドで話題沸騰中のPalms Traxも出演。デトロイト・エレクトロやシカゴ・ハウスに触発されたことで生まれたというファンキーなグルーヴに、解像度の粗いハードウェア・サウンドによって誕生したロウハウスのスタイルを融合したエキセントリックなトラックで、リリースの度に話題となっている。2014年に東京で開催されたRed Bull Music Academyの卒業生でもあるPalms Trax、今回はよりスケールアップした姿を見せることだろう。
国内からは、世界に眠る名作を掘り出し、海外著名DJを顧客に持つオンラインレコードストア 「Ondas」を運営するDubbyや、〈Going Good〉からのEPで話題を呼んだYoshinori Hayashi、〈The Bunker New York〉にポッドキャストを提供したasyl cahierも参加。多様性に富む『Dekmantel』のハウス&ディスコ・サイドが展開される。
そして12月24日(土)に開催される2日目は、本国『Dekmantel Festival』では「UFOステージ」として展開されるテクノ&エクスペリメンタル・サイドをフィーチャー。まず、今年は大阪でのカウントダウン・パーティーへの出演も決定している、お馴染みの『THE LABYRINTH』や『THE STAR FESTIVAL』でも度々フロアを陶酔へと導いてきたPeter Van Hoesen。今年は本国『Dekmantel Festival』でも圧倒的なパフォーマンスを披露し、また今年から始動した〈Dekmantel〉のサブレーベルからリリースしたEP『Quadra』を引っ提げての登場となる。
さらに24日(土)は、ダブステップ最盛期にノースロンドンから彗星のように現れ、インダストリアルとベースミュージックの影響を感じさせるざらついたモダンテクノを発表してきたRohan WalderことRandomerも来日。これまで6年のキャリアを通じて、Untold主宰の〈Hemlock Recordings〉から4枚のEPと、〈Hessle Audio〉や〈Numbers〉、〈Clone〉からもリリースしているほか、直近ではRon Morelliに抜擢され、かの有名な〈L.I.E.S.〉から2作品を発表、そのサブレーベルである〈Russian Torrent Versions〉からもローファイで実験的な楽曲を世に送り出した。また今年はPeter Van Hoesen同様に〈Dekmantel UFO Series〉にもフィーチャーされ、トライバル・テクノを展開したEP『Running Dry』をリリースしている。過去10年間において最も多作で、ヴァリエーション豊かな作品を残してきたプロデューサーはRandomer以外ほぼいないだろう。DJとしても、UK屈指の腕利きとして知られており、モダンなベースサウンドと、クラシックな四つ打ちテクノをシームレスに融合させるスタイルが定評を集めている。
そして国内からは、〈Kebko Music〉を始動してエレクトロニックミュージックの新たな地平を開拓中のAkiko Kiyama、そして、アンダーグラウンドの猛者たちが集う幡ヶ谷のディープスポットforestlimitからAKIRAM ENが出演。実験性に溢れる刺激的な一夜となること間違いなし。
各日程イベントの詳細は以下の通り。
Dekmantel Day 1 supported by Heineken
Date: 2016/12/23(Fri)
Venue: Contact
Open/Start: 22:00
Door: ¥3500
w/f: ¥3000
GH S members: ¥2500
Under23: ¥2000
Before 11PM: ¥2000
★2日共通券4000円にてclubberia/Resident Advisorにて発売中!
Line up:
[Studio]
Matias Aguayo (Cómeme | from Chile)
Palms Trax (Dekmantel | from Berlin)
Dekmantel Soundsystem (Dekmantel | from Amsterdam)
[Contact]
Dubby (Ondas)
Yoshinori Hayashi (Going Good)
asyl cahier (LSI Dream)
Dj healthy
CICA
DJ Emerald (13complex | Synthesmic)
Dekmantel Day 2 supported by Heineken
Date: 2016/12/24(Sat)
Venue: Contact
Open/Start: 22:00
Door: ¥3500
w/f: ¥3000
GH S members: ¥2500
Under23: ¥2000
Before 11PM: ¥2000
★2日共通券4000円にてclubberia/Resident Advisorにて発売中!
Line up:
[Studio]
Peter Van Hoesen (Time to Express | from Berlin) – Live
Randomer (L.I.E.S. | Clone | Hemlock | from London)
Dekmantel Soundsystem (Dekmantel | from Amsterdam)
[Contact]
Akiko Kiyama (Kebko Music | Nervmusic) – Live
AKIRAM EN (forestlimit)
kannabi(Katharsis)
Nao (rural | addictedloop)
DJ Yu-Ta (Response | Zipang)