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〈The Trilogy Tapes〉からEPをリリースしたパリの新鋭ConiがCIRCUS TOKYOに初来日

2017.6.27

フランスはパリを拠点に活動し、同地から旋風を巻き起していた〈ClekClekBoom〉の看板アーティストとしても知られ、昨年はコアなファンを持つ前衛レーベル〈The Trilogy Tapes〉からリリースを果たした新鋭、Coniの初来日公演が6月30日（金）に開催される。

パリのプロデューサー/DJのConiことNicolas Olierは、2000年代後半に〈ClekClekBoom Recordings〉を始動した仲間たちーーBambounouやFrench Friesと共に、長年にわたり形作られてきたクラブミュージックに対する個性的かつ前例のないアプローチを鋭く経由し、フランスのアンダーグラウンド・エレクトロニック・シーンの枠を超えて近年ますます評判を高めている。Coniの異様なサウンドスケープは「奇妙な美しさを備えたクラブミュージック」と定義出来る特殊なもので、ダンスミュージックのカラフルなパレットに自分の色合いを加えること、それは、洗練された作品を通して明るい未来を約束するものと言えるだろう。

彼は14歳でエレクトロニックミュージックに出会い、流行のフレンチタッチ、いくつかのゲットーテックを含む幅広いジャンルをカバーした。しかしそれ以外にも、UKガラージ、ベースミュージック、ブロークンビート、ニューウェイヴ、ミニマルなど、作品では常に彼特有のエッセンスが織り混ざっている。2011年に〈ClekClekBoom〉から初のEPをリリースしデビュー。2013年の2作目『My Secret Diving』は〈L.I.E.S.〉のボスであるRon Morelliに高く評価され、その名をより広く知らしめると、その後〈ClekClekBoom〉のコンピレーション『Paris Club Music』の2作に参加した。その余波もあり、2016年1月にはロウ・ハウス/インダストリアル・テクノ・シーンの歯車にもなっている前衛レーベル〈The Trilogy Tapes〉からEP『Imaginarium Essai』を発表。歪んだ質感のエレクトロニック・サウンドをベースとしながら、ベース・ミュージックやロウ・ハウス/テクノの要素が散見される個性的なテックビートで、ますますその手腕をシーンにアピールした。ConiはDJとしても既にフランスのConcreteやRex Club、スイスのNordstern、ベルリンのPanorama Barなど、ヨーロッパの多くのヴェニューでプレイ。今後も見逃せない注目株の初来日、異様なサウンドスケープを描くプレイには期待が高まる。

共演には自身のレーベル〈Deep Frontier Records〉のほか、パリのハウスレーベル〈D.KO Records〉と契約するアーティストNature Rhythmとしての精力的な活動と並行しながら、サカナクションが主宰する『NF』のディレクターに就任して山口一郎の右腕としてファッションと音楽双方のシーンにおけるキーマンとして活躍しているAoyama Shotaroが登場。そしてテクノ〜ロウ・ハウス、アブストラクトをキーに都内を中心に躍進するフィメールDJの2人、『IN HA』からはMari Sakuraiと、若手注目のHairi Okuがサポートする。

ラウンジフロアにはD.A.N.でヴォーカルを務めるDaigo Sakuragi、melting botの中の人物や『LocalWorld』の主宰として知られるSlyAngle、都内で新世代パーティー『REMEDY』のクルーであるKAZUHO、DJ NOBU主宰パーティー『Gong』への参加も決定しているRomyと、フレッシュなDJ陣がラインナップしている。

イベントのしょうしあh

Hōden Feat. Coni