Fumiya Tanakaのホームパーティー『CHAOS』にCabanne、Mikio Kaminakamuraなどが登場
2019.3.14
20年以上開催されているFumiya Tanakaのホームであるパーティー『CHAOS』が3月22日(金)に開催され、パリ拠点のDJ/プロデューサーCabanneが登場する。
ミニマルテクノ/ハウスに対する明確なビジョンを持つ重要DJとして世界中で多忙な公演スケジュールをこなすFumiya Tanaka。そんな彼のホームと言えるパーティーが、20年以上開催している『CHAOS』である。最近では、ベルリンのミニマルシーンを象徴するレーベル〈Perlon〉からのリリースでFumiya Tanakaの名前を知る人が多いかもしれないが、そのイメージだけに留まらない彼の音楽性がこの『CHAOS』では体験することができる。フロアの反応、選曲、ミックスの相互作用から生まれるグルーヴの機微を鋭く掴み取り、大胆なトラックを見事なタイミングで投入する『CHAOS』でのセットは、他の場所で聴くことのできないものだ。
今回出演するパリ拠点のDJ/プロデューサー、Cabanneは『CHAOS』に適任のゲストと言える。音楽理論を学び、ジャズとソウルへの造詣も深いギタリストである背景に裏付けられる彼の作品では、隙間の多く取られたビートからふと醸し出されるような特有のエレガンスを感じることができる。フランス人として初めてDaniel Bellのレーベル〈7th City〉からリリースを果たし、〈Perlon〉にもArkとのユニットCopacabannarkとして名を連ねるなど、ソロ活動当初からクオリティの高いプロダクションは多くの注目を集めた。また、Dimbiman a.k.a Zip、Luciano、Daniel Bell、Richie Hawtin、Akufen、Ricardo Villalobosなど錚々たるメンバーによるインプロヴィゼーション・プロジェクトNarod Nikiにも参加している。2000年には〈Logistic Records〉傘下に〈Telegraph〉を設立し、2005年には〈Minibar〉を始動させ、レーベルのA&Rとしても手腕を発揮し、David GluckとのUltrakurt、RhadooとのCabsumといったコラボレーションにおいても刺激的なリリースを送り出している。今となっては、ミニマルシーンに登場してから久しいが、Cabanneは今もダンスミュージックに縛られないサウンドを積極的に取り入れている。ヒップホップの影響とサンプリング・カルチャーをハウスやその他のグルーヴに融合させた2016年のアルバム『Discopathy』を聞けば、そのことがわかるだろう。
Fumiya TanakaとCabanne、ふたりの名工がどんなサウンドジャーニーを描くのか。その道程は未知数だ。
そして、Contactフロアには、Fumiya Tanakaのレーベル〈Sundance〉と〈Untitled〉から次々と作品を発表しているMikio Kaminakamuraが出演するほか、ハウスパーティーコレクティヴ『CYK』からNari、パリの〈yoyaku〉関連アーティストとのタイアップや共演を積極的に行う『FLUX』のKaruta、Contactでも開催されているミニマルパーティー『Street Smart』のAtsukiといった若手たちが登場する。出演者全員が音楽的なつながりをしっかりと感じさせながら、ときに大胆なプレイでDJとしての個性を表現していくだろう。
イベントの詳細は以下の通り。
CHAOS
Date: 2019/3/22 (Fri)
Venue: Contact
Open: 22:00
Before 23:00: ¥1000
Under 23: ¥2000
ADV / GH S Member: ¥2500
w/F: ¥3000
Door: ¥3500
Line up:
[Studio]
Fumiya Tanaka (Sundance | Perlon)
Cabanne (Minibar | France)
[Contact]
Mikio Kaminakamura (Sundance | UNTITLED RECORDS)
Nari (CYK)
Karuta (FLUX)
Atsuki
More info: Contact
http://www.contacttokyo.com
東京都渋谷区道玄坂2-10-12 新大宗ビル4号館地下2階
Tel: 03-6427-8107
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