Caterina Barbieriが最新作『Ecstatic Computation』を〈Editions Mego〉から5月にリリース
Photo : Jim C. Nedd
2019.3.13
ミニマリズムに焦点を当て、マシーンインテリジェンスとオブジェクト指向の音の認識に関するテーマを探求する、イタリアの作曲家/アーティスト、Caterina Barbieriが最新作『Ecstatic Computation』を〈Editions Mego〉から5月3日にリリースする。
Caterina Barbieriは、『MUTEK』や『Unsound』、『CTM』を始め、2018年には日本の『rural』といった電子音楽フェスティバルに出演しているほか、モジュラーシンセを用いて反復とパターンの並べ替えを自身の音楽研究の中心に据えていることから、ロンドンに所在する欧州最大の文化施設Barbican Centre、パリのコンサートホールPhilharmonie de Paris、『ヴェネチア・ビエンナーレ(Biennale di Venezia)』などで開催されたアートイベントなどでもパフォーマンスを行っている、いま最も注目の実験音楽アーティスト。2019年の夏は、『Sonar Festival』、『Primavera Sound』、『Terraforma』、『Dekmantel』と言った主要フェスティバルへの出演が決定しているほか、ポルトガル・リスボンのビエンナーレ現代美術館(Biennale of Contemporary Arts)でのパフォーマンスも決定している。
2017年と2018年に2年連続でUSの〈Important Records〉からリリースし好評を博した2つのLPに続く最新作『Ecstatic Computation』は、プレスリリースの説明によれば、「エクスタシーと熟考する感覚を誘発することによって、人間の知覚と記憶プロセスのアーティファクト(工芸品や芸術品に等しい人工物の意)を探求するために、複雑なシーケンス・テクニックやパターンベース操作の創造的な使用法を中心に展開されていく」作品だという。さらに、「その計算結果は、形式的であることから、クリエイティヴの自動書記技術と、そして一時的な幻覚を引き起こすサイケデリックな訓練へと変化する」とも説明されている。
Caterina Barbieriの最新作『Ecstatic Computation』の詳細は以下の通り。
Caterina Barbieri
『Ecstatic Computation』
Release date: 2019/5/3
Cat no.: EMEGO 259
Formats: LP
1. Fantas
2. Spine of Desire
3. Closest approach to your Orbit
4. Arrows of Time
5. Pinnacles of you
6. Bow of Perception
Vocals in track 4 are performed by Annie Gårlid and Evelyn Saylor.
Recorded by Stefano Tucci at Failsafe Studio.
Mastered by Rashad Becker at D&M.
Artwork by Ruben Spini