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〈C.E〉がSamo DJとPowder、〈The Trilogy Tapes〉主宰のWill Bankheadを招いたクラブイベントを開催

2018.3.20

Skate Thingがデザイナー、Toby Feltwellがディレクターを務める〈C.E〉によるクラブイベントが4月13日（金）に表参道VENTにて開催される。

今回のイベントには、〈C.E〉のショップでマーチャンダイズも取り扱われており、ブランドとの関係性が強い、UKのカルトレーベル〈The Trilogy Tapes〉の主宰者Will Bankhead、ストックホルムを拠点にプロデューサーとして〈L.I.E.S.〉や前述の〈The Trilogy Tapes〉など名だたるレーベルから音源をリリースする傍ら、自身のレーベルである〈Born Free〉を主宰するSamo DJ、そしてここ数年のうちヨーロッパのダンスミュージックシーンにおいて最も華々しくブレークスルーを果たした日本人プロデューサーPowderの3名をゲストに迎える。

飽和しつつあるダンスミュージックシーンにおいて、長きに渡って第一線で活躍し続けているWill Bankheadは、他と一線を画すアーカイヴと経験によって、あらゆるシーン、レイヤー、ジャンル、どんなパーティーにおいても、その場にいる全ての人の心に残るプレイを可能としている。彼自身が主宰するレーベル〈The Trilogy Tapes〉のカタログを見れば、音楽的造詣の深さが手に取るようにわかるはずだ。

Samo DJは、スウェーデンはストックホルムをベースにレコードレーベル兼コラボレ
ーションの為のプラットフォームでもある〈Born Free〉をDJ Slingと共に主宰しており、前述した〈The Trilogy Tapes〉や〈L.I.E.S.〉〈Snaker〉〈Macadam Mambo〉など、名だたるレーベルからキワどいサンプルネタを解体・解体し再構築した音源をリリースするアーティストでもある。奇才SkudgeとのユニットFour Legs、香港スラムに捧げるシネマティック・プロジェクトであるKWC92など数々の名義を使い分けつつ、〈L.I.E.S.〉からのリリースで知られるTzusingやStudio Barnhusの中核を担うBaba Stiltzとの共作も行うなど、器用さと音楽的センスの良さは折り紙付きだ。

https://www.youtube.com/watch?v=terGeRX7Idk

今から3年前の2015年に、Samo DJの〈Born Free〉からリリースしたデビュー作に続いて、〈ESP Institute〉より発表したEP『Highly』によって世界中から注目を浴び、日本における知名度と反比例するがの如く海外におけるギグを成功させてきたPowder。彼女が昨今の世界中のダンスフロアにおいて、特に渇望されるアーティストであることに異論を唱えるものはいないと思うが、もしもそれを誇張した表現だと疑うのであれば、ベルリンのGriessmuehleで開催される名物イベント『Cocktail d’Amore』や、BerghainとPanorama Barに度々招聘されているその事実を知らないだけだと言える。