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Americo Brito & Arp Frique

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Arp FriqueとAmérico Britoが監修したカーボ・ヴェルデのレアグルーヴをまとめたコンピ『Radio Verde』が9月にリリース

  • Photo : Dennis de Groot

  • 2019.8.1

オランダのマルチ・アーティストのArp Friqueと、アフロファンクのレジェンド・アーティストのAmérico Britoが監修した、アフリカの島国・カーボ・ヴェルデの未知なるファンクをまとめたコンピレーション『Radio Verde』が〈Colorful World〉から9月10日にリリースされる。

 

〈Colorful World〉は、Giovancaのプロデューサーでもあり、スリナムとカーボ・ヴェルデからの影響下にあるアフロ・ディスコ〜ファンク〜ダブを演奏する「オランダのライヴシーンにおける革命家」とも称されるArp FriqueことNiels Nieuborgが、2018年に〈Rush Hour〉傘下で自身のアルバムを発表すると共に始動したレーベル。Niels Nieuborgは、アフリカン・ディスコ発掘のエキスパートとしても知られており、2016年に〈Rush Hour〉からリリースされたスリナムのファンク・コンピ『Surinam Funk Force』に選曲とライセンシングで携わっていることでも知られている。

 

 

 

コンピレーション『Radio Verde』の舞台となるカーボ・ヴェルデは、1975年にポルトガルから独立した、セネガル沖の大西洋に浮かぶアフリカの島国。アフリカと欧米各地を繋ぐ海上の拠点として、グラミー受賞アーティストのCesária Évoraなど、独自の音楽文化を育んできたことで知られている。

 

Arp Friqueが、80年代のオリジナル・アルバムが2018年にポルトガルの〈Mar & Sol〉からリイシューされ、突如レアグルーヴ界隈で急浮上したカーボ・ヴェルデ出身のAmérico Britoと共に選曲をした本作は、跳ねるリズム、サイケなギター、一聴してそれと分かるデジタル黎明期の特徴的なシンセの音色で構成された、カーボ・ヴェルデの知られざる70年代〜80年代のファンクをコンパイル。ブギー・リヴァイバルを通過した、いかにも今の時代ならではと言えそうなエレクトリックなアフロ・ブギーの知られざる逸品を一網打尽にした、アフリカ音楽のファンも、ファンク好きにも堪らないサウンドが詰まった、貴重な企画作品である。

 

 

Américo Britoの楽曲はもちろん、〈Analog Africa〉の企画盤にもピックされていたElisio Vieira、2014年発行のアフリカ音楽ガイドの定本『ポップ・アフリカ800』でも紹介されていたZeca & Zeze Di Nha Reinalda、パリを拠点にヨーロッパでも広く活躍していたCabo Verde Show、Cesária Évoraの作品にもソングライターとして参加し、 Cabo Verde BandやCabo Verde Showにも参加していたGérard MendesのMendes & Mendesなどが参加している。

 

〈Ritmo Calentito〉が手掛ける国内流通盤には、『Radio Verde』の企画・選曲を手掛けたAmérico Britoによる解説英文の日本語対訳が付属する。

 

Arp FriqueとAmérico Britoが監修した『Radio Verde』の詳細は以下の通り。

 

 

 

Various Artists

『Radio Verde (Compiled by Americo Brito & Arp Frique)』

Radio Verde (Compiled by Americo Brito & Arp Frique)

 

Release date: 2019/9/10

Label: Colorful World / Ritmo Calentito

Cat no.: CW002 / RTMCD-1399

 

国内流通盤: 輸入盤 / 帯・英文解説対訳付国内仕様

 

Tracklist:

1. Cabo Verde Band – “Bo Terra Cabo Verde”

2. Americo Brito & Djarama – “Rapaz Novo E Malandro”

3. Cabo Verde Show – “Terra Longe”

4. Elisio Vieira – “Tchon Di Somada”

5. Vlu – “Rua D’Lisboa”

6. Galaxia 2000 – “Coracao Dum Criola”

7. Mendes & Mendes “Mitamiyo”

8. Danny Carvalho – “Roncanbai”

9. Mendes & Mendes – “Walkman”

10. Jose Casimiro – “La Mamai Ta Bem”

11. Elisio Vieira – “Bem Di Fora”

12. Zeca & Zeze Di Nha Reinalda – “Mocinhos”

  • 9/10
  • 2/1 追加
  • 9/10
  • 2/1 追加

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