Angel Hoが3rdアルバム『Woman Call』を4月末にセルフリリース
2020.3.2
南アフリカはケープタウン拠点のアーティスト、Angel Hoが3rdアルバム『Woman Call』を4月24日にセルフリリースする。
「非ヨーロッパ主義のアフロ・ディアスポラ」を掲げ、アフリカにルーツを持つコンテンポラリーな電子音楽やダンスミュージックなどのサウンドを第一のメディアとしながら、社会の中でバイナリ(2つから成るもの)を作り出し、見えるものと見えないもののフレームワークを表現しているコレクティヴ/レーベル〈NON Worldwide〉をChino AmobiとNkisiと共同主宰しているAngel Ho。2015年に〈Halcyon Veil〉と〈NON〉の共同リリースでデビューを果たすと、翌年以降にもEPとLPを一作ずつ発表し、レーベルが国際的に拡がると共に彼女の存在も注目を集めるようになる。2019年には〈Hyperdub〉と契約し、Asma MaroofことNguzunguzuやGAIKAも参加したアルバム『Death Becomes Her』をリリース。Lady Gaga、Missy Elliot、Bjork、Kanye Westからの影響を公言しながら、ラディカルなリズムアプローチでポップミュージックを更新せんとするこの意欲作には世界中から高評価が寄せられ、『Pitchfork』の「The Best Experimental Albums of 2019」にも選出された。
Angel Hoの最新作『Woman Call』は、「ありとあらゆる形の愛の表現とも言える体験」としてのストーリー性を持っており、それは彼女が本作の制作に際してインスピレーションを得たCleopatraであれMaya Angelouであれ、昔のパワフルな女性たちが有史以来の長い間で表現し続けきた物語に新しい物語を与え、過去と未来からリライトして現在に伝えている。また、そういった作品コンセプトは、「社会の完璧な型にハマらない女性およびLGBTQIAの声に力を与える」という考えから始まっているという。
Angel Ho自身が「大人になったら聴いてみたかった音楽を作りたいと思っていましたが、これが実現できたと思います」と語る通り、『Woman Call』は前述の〈Hyperdub〉からのアルバム『Death Becomes Her』に匹敵する作品となっている。音楽的にも、キャッチーなフックとパワフルなヴォーカルが、ヒップホップ、ジャズ、エレクトロポップ、R&Bといった音楽の間で揺れ動き、魅惑的な歓喜に浸りながら未知なる領域にリスナーを導いてくれる。
Angel Hoの3rdアルバム『Woman Call』の詳細は以下の通り。
Angel Ho
『Woman Call』
Release date: 2020/4/24
Label: Self-released
Format: Digital
Order here: https://angel-ho.bandcamp.com/
Tracklist:
1. Fame
2. Spell On You
3. Woman Call
4. Rewind
5. Kisses Taste Like Honey
6. Golden
7. Let It Go
8. Tough Love