上海ALLと東京WWWβによるシリーズの交換プログラム『上東(ジョウトウ)』が4月よりスタート
2018.3.26
拡張するアジア、新たなるローカルを牽引するべく、ダンスミュージックの現代的オルナタティヴを喚起しているクラブ、上海のALLと東京のWWWβによるシリーズの交換プログラム『上東(ジョウトウ)』が4月よりスタートする。
第1弾の東京編には、NYCの〈L.I.E.S.〉からアルバムデビューを果たし、中国のエッセンスを巧みに生かした作品『東方不敗』で話題のTzusing、中国は勿論日本人アーティストもリリースするレーベル〈SVBKVLT〉を主宰し、ShelterやALLのディレクションを手がけてきたGAZことHowell、日本からはALLにも2度出演し中国でも人気を博し、現代的オルタナティヴのスタイルを体現するYousuke Yukimatsu、ノイズの前衛として都内で活動するエクスペリメンタル・コラージュDJの脳BRAIN、今は亡き電子音楽の名門レーベル〈Digitalis〉からデビュー、殺戮的なノイズと全速力なパフォーマンスで圧倒する怪童Constellation Botsuが出演する。
上海編には、シカゴ・ゲットー・サウンドを紡ぐ大阪のD.J.Fulltonoと、『南蛮渡来』でクラブオルタナティヴを表現するMars89、ALLのHowellとその他ローカルなゲストが出演予定となっている。
ここ数年で上海や北京起点に各都市でクラブがオープンし、メインストリームに発展したヒップホップの大流行も相交わり、韓国と並び活性化する中国アンダーグランドシーン。その中でも特筆すべき上海のクラブが「ALL」。その前身は黎明期にローカルアーティストの発掘やインタナーショナルな新進気鋭のアーティストを招聘し、ローカルシーンの核として大きな功績を残すも2016年にクローズした「Shelter」であり、その後〈Fade To Mind〉のアートワークでも著名なKim Laughtonがインテリアを手がけ、ALLとして新たに再オープンを果たした。
現在も圧倒的なスピードでArca以降の新潮流、エクスペリメンタル・クラブの先駆けとなったYves Tumor、Chino Amobi、Elysia Cramptonといった、アフロやトランスジェンダーといったキーワードで現代的オルタナティブを象徴する各国の実験的なアーティストの招聘や発掘を軸にエッジを研ぎしましている。
片や渋谷のライヴスペース「WWW/WWW X」の最深部として昨年夏にオープンしたWWWβは、クラブオルタナティヴをテーマに、ALLと同じくインターナショナルな最新のアクトをローカルの若手を交えながら東京のクラブシーンに新たなエッジを加える存在として俄かに注目を集めている。
国際的にも注目されるアジアのマーケットと共に拡張される新しい「ローカル」のサウンドとシーンの形成を本企画を通じて体感して欲しい。
イベントの詳細は以下の通り。
ALL Shanghai ⇄ WWWβ Tokyo
exchange program 上東 Vol.1
【東京】
Date: 2018/4/20 (Fri)
Venue: WWWβ Tokyo
Open/Start: 24:00
ADV: ¥1,500 @RA
Door: ¥2,000
U23 ¥1,000
Line up:
Tzusing (L.I.E.S. | ALL Shanghai)
Howell (SVBKVLT | ALL Shanghai)
Yousuke Yukimatsu
脳BRAIN
Constellation Botsu
【上海】
Date: 2018/5/5 (Sat)
Venue: ALL Shanghai
Open/Start: 22:00
Door: ¥80rmb
Line up:
D.J.Fulltono [Booty Tune / WWWβ Tokyo]
Mars89 [南蛮渡来 / WWWβ Tokyo]
Howell + guests
More info: http://www-shibuya.jp/schedule/008947.php