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Submerseが2ndアルバム『Are You Anywhere』を発表、東京と大阪にてリリースパーティーを開催

2017.9.28

アンビエントやチルアウトとビートミュージックを繊細な感性で消化/再構築するUK出身のプロデューサー、Submerse。10月6日に、Fitz Ambro$eをフィーチャーした2曲を含む、90年代のスロウジャムやヒップホップを昇華させたニューアルバム『Are You Anywhere』を〈Project: Mooncircle〉からリリースする。また同時に、大阪と東京でのリリース・パーティーの開催もアナウンスされた。

Submerseはイギリスの北西部、リバプールとマンチェスターに挟まれたランコーン出身のプロデューサーであり、現在は東京を拠点に活動している。キャリアの初期である2000年代の終わり頃から〈L2S〉〈Apollo〉など複数のレーベルで作品を発表、UKガラージやジャングル、アンビエントなど様々なジャンルを渡り歩いてきたが、近年彼が作るサウンドはダウンテンポでメロウなヒップホップ〜ビートミュージックと呼べる作風となっている。Submerseの作品は、2000年代終わり頃からビート・ミュージックのシーンで見られ始めたJ Dilla以降のもたれたグルーヴを再解釈する流れの中でも、グルーヴミュージックとしてではなく、アンビエント的なウワモノのテクスチャーを用いることによりビートの間の在り方への研究を重ねたものだ。そのため、グルーヴ重視のクラブミュージックというよりは、彼自身の感情やノスタルジーが表現されている側面が色濃く存在している（彼自身は自分の作品を「ヘッドフォン・ミュージック」と形容している）。

10月6日（金）にリリースされる2ndアルバム『Are You Anywhere』は、上記の特徴を色濃く引き継ぐと同時に、90年代初期のスロウジャムとインストゥルメンタル・ヒップホップの生っぽさがこれまで以上に色濃く出ながらも、DX7シンセサイザーによるユニークな音色とも組み合わさったエモーショナルな作品だ。すでに公開されているアルバムのティーザーをチェックしよう。なお、本作の日本版CDは関西発のレーベル〈Perfect Touch〉より発売される。

『Are You Anywhere』の発売を記念し、CIRCUS TOKYOとCIRCUS OSAKAにてリリースパーティーが開催されることも決定した。

大阪公演のゲストには、オーストラリアのビートシーンを牽引するTa-kuとの共作でも話題となったRepeat Pattern、Submerseともレーベルメイトの間柄のであり、今年の春に〈Project: Mooncircle〉と〈Perfect Touch〉から『Laws Of Nature』をリリースした大阪拠点のプロデューサーKafukaらの出演がアナウンスされている。東京、大阪の両公演の出演者の追加発表を、期待して待ちたい。

Info update 10/17: Submerseリリースツアー大阪の最終ラインナップが決定

今回の大阪公演では、ビートライブだけでなく、Submerseと親交が深いRepeat Patternによる作品のエキシビジョンと販売が決定している。

イベント詳細は以下の通り。

Submerse 2nd NewAlbum “Are You Anywhere” Release Party

【大阪】