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ScubaがVENTのカウントダウンパーティーでプレイ

2016.12.8

UKアンダーグラウンド発祥のガラージ〜ダブステップ、そしてハウス/テクノの境界を超えて、常にシーンのトレンドを先導してきた異端者ScubaがVENTのカウントダウンパーティーに出演する。

ScubaことPaul Roseと、彼が主宰する〈Hotflush〉は2003年以来、エレクトロニックミュージック・シーンにおいてヘヴィーなベースサウンドの方向性をより研ぎ澄ましてきた。Paul Roseは後のダブステップとなるアンダーグラウンドのガラージでキャリアを始め、次第にダークでヘヴィーなベースをアブストラクトなエレクトロニカを通して、ジャッキング・ハウス、ダークなテクノを発表し、シーンのトレンドを先導してきた。また〈Hotflush〉のオーナーとしては、Joy Orbisonのスマッシュヒット“Hyph Mngo”やPaul Woolfordのピアノハウスバンガー“Untitled”などアンダーグラウンドの時代を象徴する流行を作り上げるだけでなく、Mount Kimbie、George FitzGerald、Sighaなどのキャリアのスタートを支えてきた。

Scubaは、これまでに4枚のアルバムをリリースし、2013年には「DJ Mag Best Live Act award」を獲得。加えて、『DJ Kicks』や『Fabric』などの人気ミックスCDシリーズの監修や、Berghainで開催していたレギュラーイベント『Sub:Stance』はミックスCDやヴァイナルコレクションとなるなど幅広く活躍してきた。憂鬱な雰囲気の漂う傑作デビューアルバム『A Mutual Apathy』を2008年にリリースし、2010年には影が漂うな空気感を持ちジャンルをまたいで広範囲で高く評価された『Triangulation』を発表。同時期には別名義SCBとして、ディープな4つ打ちリズムの作品を追求していたが、出し抜けにリリースされた2011年のEP『Adrenalin』から、続くアルバム『Personality』へは、ポスト・ダブステップの末路の象徴であり、昨今の90年代のハウス回帰への道筋となった。

以降はシングルのリリースを増やし、2014年になるとScubaは新鮮な音楽のアプローチを取りはじめ、『The Phenix』と題されたEPシリーズを発表。よりダークで内省的な方向性でダンスフロアに溶け込むようなダイナミックスを孕み、ディープな空気感と恐ろしいヴォーカルのテクノへと傾倒し始める。〈Hotflush〉もScubaのサウンドが変わるとともに発展し、Dense And Pika、Recondite、Locked Grooveの作品を発表していく。そして、2015年に3月には過去の方向性を融合させたようなアルバム『CLAUSTROPHOBIA』をリリース、そのベースとなったのは2014年と2015年に出演した日本を代表するフェス『The Labyrinth』でのギグを含む体験だったという。

今回のカウントダウンパーティーでは、共演に『The Labyrinth』レジデントのSOが登場し、加えて、ルーマニア出身東京在住のDani Savantと、Nehan、P-yan、Shake M、Yasuからなる「ARTEMIS DJs」もプレイ。今年誕生した、別次元の良質なサウンドを提案する表参道のニュースポットVENTを大いに盛り上げたオールスターラインナップが集結する。

イベントの詳細は以下の通り。

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