Ambiqのドラマー、Samuel Rohrerが3rdソロアルバム『Continual Decentering』を2月に自身主宰の〈Arjunamusic〉からリリース
Photo : Diego Castro
2019.12.6
Max LoderbauerとClaudio Puntinとのトリオ「Ambiq」のメンバーであり、Ricardo Villalobosのライヴショーにも参加しているドラマー、Samuel Rohrerが3作目のソロアルバム『Continual Decentering』を2月7日に自身主宰の〈Arjunamusic〉からリリースする。
Samuel Rohrerは、Laurie Anderson、Tobias Freund、Burnt Friedman、Rhadoo、Tyler Friedmanといった電子音楽アーティストや、Eivind Aarset、Erik Honoré、Jan Bang、Björn Meyer、Klaus Gesingといった著名ジャズミュージシャンまで、実に様々なコラボレーションをこなしてきたスイス出身のドラマー。またヨーロッパ各国からシドニー、テヘランに至る世界中でパフォーマンスを行い、ベルリンのコンサートホール「Funkhaus」からモスクワの廃工場ヴェニュー「Mutabor」までを網羅してきた。
『Continual Decentering』に収録されている13曲は、ドラムを演奏することでモジュラーシンセサイザーがトリガーするSamuel Rohrer独自のハイブリッドシステムと、キーボード、エフェクトを同時に即興演奏した録音でそのほとんどが構成されている。彼にとって、この独自のハイブリッドシステムはパーカッシヴな演奏から離れるために生み出されたものではなく、パーカッシヴな演奏の特徴を補うために存在しているといい、本作ではそのハイブリッドシステムを用いて、異なる音響現象を呼び起こしながら、その間で信じられないほど滑らかな応答時間を実現している。
『Continual Decentering』は、2017年リリースの前作『Range of Regularity』とは対照的な作品となっており、レーベルはその発展について、「強烈なスレッドを織り交ぜるのではなく、より深いリスニングの共感覚によって推進されています。この色調のパレット(≒音色の幅)は、Rohrerの作品に精通している人にとっては期待通り、豊かなものとなっていますが、その異なる色調がどのようにして組み合わされているかという点では、驚くべきものがあります」と説明している。
Samuel Rohrerの3rdアルバム『Continual Decentering』の詳細は以下の通り。
Samuel Rohrer
『Continual Decentering』
Release date: 2020/2/7
Label: Arjunamusic- electronic series
Cat no.: AMEL-LP719
Distribution: Kompakt.fm
Formats: 12″ / Digital Download
Order here: http://www.arjunamusic.com/
Tracklist:
A1 / 1. Spondee
A2 / 2. The Bridge
A3 / 3. Fulcrum I
A4 / 4. The I-I
A5 / 5. The Climber
A6 / 6. All Too Human
B1 / 7. The Descenders
B2 / 8. Fulcrum II
B3 / 9. Subterranean Dark
B4 / 10. The Fringe
B5 / 11. All Too Human Var
B6 / 12. Body Of Ignorance
B7 / 13. Plane Waves