dip in the pool、食品まつりらが〈RVNG Intl.〉のショーケースに参加、クラブ・ナイトにはSsalivaとSKY H1らが出演
2017.11.14
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2017年を代表するアンビエントの大本命アーティストのVisible Cloaks、現代的な日本の「和」を世界へ広げるSUGAI KEN、OPN主宰の〈Software〉も手がけた名ディレクターMatt Werthが帯同する、NYはブルックリンのオルタナ電子音楽の最重要レーベル〈RVNG Intl.〉のジャパン・ショーケースツアーが11月末に開催。
本ツアーの一環である、11月24日(金)にWWWβにて開催の『RVNG Intl. – club night – 』と、11月28日(火)にWWWにて開催の『Balearic Park – RVNG Intl. Japan Showcase -』の二つの公演の全ラインナップが公開となった。
『Balearic Park – RVNG Intl. Japan Showcase -』には、Visible Cloaksと日本の伝説的なポップデュオdip in the poolのワールドプレミアとなるコラボライヴに加え、SUGAI KENと食品まつり a.k.a foodmanの初共演、〈Music From Memory〉のコンピも手がけるベテランChee Shimizu、FUMI SATO、mooyanらが出演する。
また『RVNG Intl. – club night – 』には、ベルリンと並び電子音楽のメッカとなりつつあるベルギーはブリュッセルから、エレクトロニカ新世代としても最注目の若手2人〈Ekster〉のSsalivaと〈PAN〉のSKY H1が来日。さらにDJにJR Chaparroの出演も決定した。ニューエイジ・アンビエント再興後、電子音楽、伝統芸能、ポップス、ダンスを経由して世界へ広がる「和」と注目の「洋」が交わるエレクトロニック最前線が展開される。
今回『Balearic Park – RVNG Intl. Japan Showcase -』にてVisible Cloaksとコラボライヴを展開するdip in the poolは、甲田益也子と木村達司によるデュオ。1986年に英国の伝説的レーベル〈Rough Trade〉よりデビュー以来、その唯一無二且つワールド・スタンダードなサウンドで国内外にコアなファンを持ち続ける。
1999年に8枚目のアルバム『Wonder8』を発表後に一時活動休止するも2011年に本格的に再始動、アルバム『brown eyes』『HIGHWIRE WALKER』をリリースした。2016年にはアムステルダム本拠のレコード再発専門レーベル〈Music From Memory〉から1989年にオリジナル・リリースされた『On Retinae』が12インチで復刻リリース、同年、1998年にオリジナル・リリースされた甲田益也子ソロアルバム『jupiter』のリマスター盤CDと収録曲を国内外のDJアーティストの協力によりリミックス、再編集を施した12インチ『in the shadow of jupiter』をリリースし、世界的に再評価を得た。
今回のツアーにも参加する〈RVNG Intl.〉のMatt Werthの熱烈なオファーが発端となり、カナダのDJアーティストCFCFや今回のメインアクトVisible Cloaksとの共作も発表している。2016年以降、再発見される形で注目を浴びることとなったdip in the poolとVisible Cloaksの共演は、アンビエント・ミュージックの今を提示し更新する、まさに事件と呼ぶにふさわしいライヴとなるだろう。
『RVNG Intl. – club night – 』の1人目のゲスト、Ssalivaはベルギーはブリュッセルを拠点とするFrançois Boulangerのソロ・プロジェクト。2011年にMatthew David主宰の〈Leaving〉からカセット作品『Thought Has Wings』でデビューし、ローファイでヴェイパーなテープ・ビートを披露。その後もコンスタントにリリースを続け、 昨年の〈Leaving〉からの『Pantani』ではシンセジスやスクリューを用いた作品で新たなスタイルを提示した。ビート名義とも言えるCupp Caveではベルギーの〈Velk〉やUKの〈Ramp〉からアルバム『Retina Waves』をリリースしており、 コラージュを主体としたアンビエントやビート作品で着実に注目度を高め、ベルギーはブリュッセルの〈Ekster〉からの傑作『Be Me』ではこれまでと異なりグリッチも交えたポップな趣のサウンドスケープを披露。その後もデジタル・シンセシスを駆使したアンビエント/エレクトロニカの作品をローカルの〈Bepotel〉と〈Ekster〉から発表している。ポスト・インターネット以降の電子音楽のアートと美をサウンドのみならず、グラフィック、写真、デザインでも伝える、圧倒的なクオリティ、バラエテエィ、そしてオリジナリティを誇る、欧州で最も注目すべき若手電子音楽家である。
2人目のゲストSKY H1は、Ssalivaと同じくベルギーはブリュッセルを拠点とするプロデューサー。今年東京で開催されたインターネット以降の電子音楽とアートを繋げるフェスティバル『インフラ・INFRA』の共催者でもあるベルリン拠点のコレクティブ〈Creamcake〉より2015年にデビューし、〈PAN〉のオフシュート・レーベル〈Codes〉から2016年にEPを、その他Kamixlo主宰のロンドンの新鋭〈Bala Club〉のコンピ『Bala Comp Vol.1』、世界に蔓延するファシズムへ向けられた若手プロデューサーたちによるコンピ『Co-Op』では同郷のSsalivaとコラボ作品をリリースしている。最新楽曲は『Pitchfork』を筆頭に各媒体で絶賛され、2017年の電子音楽における重要な一枚として挙げられる〈PAN〉のアンビエント・コンピレーション『Mono No Aware』に収録された。
どこか懐かしさも漂うメランコリックな旋律とトランスの未来的なシンセのエレガンスが時代のエモーションへとリンクする、エレクトロニカ新世代とも言える注目の女流電子作家である。
また今回の『Balearic Park – RVNG Intl. Japan Showcase -』では、日本の古典芸能をミュージック・コンクレートを用いて世界へと広めるSUGAI KENと、日本インディとシカゴ・ハウスの合いの子に始まり、ポップスの影響も垣間見える日本の奇才電子音楽家として世界的な人気を誇る食品まつり a.k.a foodmanの二者の初共演の実現や、〈Music From Memory〉のコンピの監修やdip in the poolのボーカル甲田益也子の再発も手がけたChee Shimizuの登壇など、ニューエイジ/アンビエント再興後の潮流を電子音楽というキーワードの下に総括するような内容となっている。
電子音楽、伝統芸能、ポップス、ダンスを経由して世界へ広がる国産アンビエントと注目のヨーロッパ電子音楽が交わるエレクトロニック最前線を、お見逃しなく。
イベント詳細は以下の通り。
RVNG Intl. – club night –
Date: 2017/11/24(Fri)
Venue: WWWβ
Open/Start: 24:30
Adv: ¥2,300 @RA /
Door: ¥3,000
U25: ¥2,000
Ticlet outlets: RA
Line up:
http://www-shibuya.jp/feature/008477.php
Balearic Park – RVNG Intl. Japan Showcase –
Date: 2017/11/28(Tue)
Venue: WWW
Open/Start: 18:30
Adv: ¥3,300+1D
Door: ¥3,800+1D
U25: ¥2,800+1D
Ticket outlets: e+ / LAWSON / RA / WWW
*前売りにはレーベル・デザインのポスターが付いてきます。
Line up: