『Red Bull Music Academy Montreal』の参加性70名が決定、日本からはCrystal / SparrowsとKeita Sanoが参加
2016.6.30
2016年9月24日より10月28日までPhi Centreにて開催される『Red Bull Music Academy Montreal』に世界38ヵ国から選ばれた70名の新進気鋭の音楽家やプロデューサーたちが参加することが発表され、日本からはCrystal / SparrowsとKeita Sanoが参加することがわかった。
毎年Red Bull Music Academy(以下RBMA)には、世界中の音楽クリエーターたちから分厚い応募用紙と音源が届くという。そして、RBMA事務局にて世界中から送られた封筒の山を前に、意欲に満ち溢れた応募用紙のすべてに目を通し、世界102ヵ国のシンガー、ミュージシャン、プロデューサー、DJたちを長い時間をかけて選定しているとのこと。今年はなんと3500通の応募用紙とCD(音源)が届き、その中から、レバノン、韓国、アイスランド、ペルーを含む世界38ヵ国から、スタイル、メソッド、カルチャー、バックグラウンドも全く異なる70名の参加者たちが選ばれた。
今年も2人の日本人の名前が挙がり、1名は昨年パリでのRBMAへ参加する予定が、パリ同時多発テロ事件によりやむなく中止となったため今回のモントリオールへの参加となったCrystal/Sparrows。そしてもう1名は、岡山県出身のプロデューサーで、今年2月に『Red Bull Studios Tokyo』で開催されたワークショップイベントを経て参加することとなったKeita Sano。ハウスとテクノの限界を探求しながら、NYの〈Mister Saturday Night〉やカナダの〈1080p〉などから世界中のリスナーへ精力的に作品を提供し続けている。またKeita Sanoは、8月には今年24周年を迎える瀧見憲司主宰のレーベル〈Crue-L Records〉から自身3作目となるアルバムをリリースする。
そして、毎回話題となるRBMAの本拠地となる学校には、コンテンポラリーアートギャラリー、カルチャーセンターとして名高い「Phi Centre」が選ばれた。RBMAはこの建物を最大限に活用し、世界中から集まる音楽クリエーターたちが、昼夜を問わず集まり、セッションできるベッドルームスタジオや、著名なゲストを迎えてレクチャーを行うホールなどを開設するという。
最先端のアートと音楽に触れながら、2名の日本人が世界の舞台で一体どのように活躍するのか、ご期待ください。