Pioneer DJが、コンパクトながら高音質と高出力を実現するプロ向けPA/SR用アクティヴスピーカー「XPRS10」と「XPRS115S」を発表
2017.10.5
Pioneer DJ株式会社が、多様な音響現場でのシステム構築を可能にするPA/SR(Public Address/Sound Reinforcement)用のアクティヴスピーカー「XPRS Series」の新たなラインナップとして、「XPRS10」と「XPRS115S」の2モデルを10月中旬に発売することを発表した。
「XPRS Series」は、優れた音響特性を有する木製キャビネットに、業務用パワーアンプのメーカーとして1995年にイタリアで設立して以来のリーディングカンパニーであるPowersoft S.p.A.(以下、Powersoft社)製2400WのD級アンプモジュールを搭載し、最大2400Wの高出力と高音質の両立を実現したアクティヴスピーカーであり、導入店舗や音響現場で使用しているエンジニアからは高い評価を得ている。
今回発売する2モデル「XPRS10」と「XPRS115S」は、高音質設計はそのままに、よりコンパクトな筺体サイズにする事で、省スペースでの設置が可能に。バーやラウンジのメインスピーカーや、DJブースにおけるモニタースピーカーとして、限りあるスペースでも常設機器として使用することができる。また、木製キャビネットでありながら重量も軽く可搬性に優れているため、素早いシステムセットアップが求められるイベントなどでの持ち込み音響機器としても使用することができる。
2ウェイフルレンジスピーカー「XPRS10」は、力強い低域再生を担う高耐入力10インチLFドライバーと、高い明瞭度を保ちつつ高出力に対応した高品位チタニウムダイアフラム・コンプレッションドライバーを採用しており、小音量から大音量にいたるまで、クリアかつパワフルなサウンドを提供するモデルとなっている。
「XPRS10」のキャビネット内部には、既存の「XPRS12」「XPRS15」と同様に独自技術「AFASTテクノロジー」を採用。綿密な計算に基づいて設計された音響管を使用することで、音がこもる原因となる定在波のみを効果的に抑制できるため、明瞭度の高い音質を実現できている。また、「FLAT」「BASS+」「SPEECH」「WEDGE」の4種類のEQモードを搭載し、スイッチの切り換えのみで使用用途に応じた最適な音響特性を選択できる。さらに、入力端子を3系統装備し、それぞれの入力をミックスして出力するミキシング機能を搭載。コンソールミキサーを使用せずとも、様々なソースを直接入力する事が可能となっている。また、スルー出力端子を装備し、フルレンジスピーカーや複数のサブウーファーとも容易に接続することができる。
サブウーファー「XPRS115S」は、15インチLFドライバーを斜めのバッフル板に取り付けることで放射効率を高め、小口径ドライバーのスピード感を活かしつつ大口径ドライバーに匹敵するほどの豊かなローエンド再生を実現。ローパスフィルターのカットオフ周波数を80Hz、100Hz、120Hz、150Hzから選択できるCROSSOVER切換スイッチと、正相、逆相のいずれかの極性を選択可能なPHASE切換スイッチの切り換えにより、簡単に素早いシステムセットアップが可能な仕様となっている。こちらも入力端子を2系統装備し、それぞれの入力をミックスして出力するミキシング機能を搭載している。また、スルー出力端子を装備することにより、フルレンジスピーカーや複数のサブウーファーとも容易に接続することができる。
両モデルの詳しい仕様などについては以下のリンクをご覧いただきたい。
XPRS10: http://pioneerproaudio.com/ja/sound/xprs/xprs_10.html
XPRS115S: http://pioneerproaudio.com/ja/sound/xprs/xprs_115s.html