Pioneer DJが、クラブスタンダードモデルのCDJとミキサーの構造を凝縮したDJコントローラー「DDJ-1000」を発表
2018.1.19
Pioneer DJ株式会社が、DJ向け楽曲管理アプリケーション「rekordbox™」のアップデートVer 5.1を公開し、併せてDJプレイ機能である“rekordbox dj”を自在に操作できる専用DJコントローラー「DDJ-1000」を発表した。
「DDJ-1000」は、プロフェッショナルDJから支持され、クラブスタンダードの地位を確立しているPioneer DJ社のDJプレーヤー「CDJ-2000NXS2」およびDJミキサー「DJM-900NXS2」などと同じパーツをジョグの外観から内部構造の全てに至るまで使用し、ボタンとノブの配置の踏襲と同様の操作感をコンパクトボディに凝縮し、高い演奏感と可搬性を両立している。
ジョグの中央には高精細液晶ディスプレイを搭載。再生時間、BPM、波形などの楽曲情報や、現在再生位置から「HOT CUE」や「LOOP」の設定ポイントまでの距離を小節単位で表示する「CUE SCOPE」など必要な情報を手元で把握でき、ミックスやスクラッチなどの操作をパソコンの画面を多く見ることなく、より素早く的確に行うことができる。
「DDJ-1000」には、DJMシリーズで好評を得ているエフェクト10種類に加え、新しく開発した4種類のエフェクト「LOW CUT ECHO」「ENIGMA JET」「MOBIUS (SAW)」「MOBIUS (TRIANGLE)」を追加し、合計14種類の「BEAT FX」を搭載。また「BEAT FX」部に専用ディスプレイを搭載し、エフェクト名や拍情報などをPC/Macの画面を見ることなく手元で把握し使用することができるようになっている。
さらに、Pioneer DJ社のプロフェッショナルDJ/クラブ向け2ch DJミキサー「DJM-S9」に搭載し、市場導入時から高い評価を得ている「MAGVEL FADER PRO」の設計思想を踏襲した、新しい「MAGVEL FADER」をクロスフェーダーとして搭載している。操作可能回数1,000万回以上の高い耐久性と、スムースな動作による高い演奏性が可能となっている。また、ジョグやクロスフェーダーの操作に対するソフトウェア処理が徹底的に見直しされているため、操作に対する音声出力の追従性が大幅に向上し、より思い通りのスクラッチ演奏ができるようになっている。
「DDJ-1000」は、PC/Macを接続するためのUSB端子を2系統搭載しており、音声を途切れさせることなく「rekordbox dj」のユーザー同士がスムースに交代することが可能。またDJプレーヤーやアナログターンテーブルなどを接続できる外部入力端子を4系統、MIC入力端子を2系統装備。PC/Macを介さずにミックスができるので、単体のDJミキサーとしても使用できる。
また、今回の「rekordbox Ver 5.1」へのアップデートにより、楽曲解析結果をもとに自動的に再生、ミックスできる新機能「AUTOMIX」を搭載。また、演奏中の楽曲と関連性の高い楽曲を素早く見つけることができる「RELATED TRACKS」も使いやすく進化し、今まで以上にスムースで柔軟性の高いDJプレイができるようになっている。(※すでにrekordbox djをお持ちの場合は、最新版にアップデートしてお使い下さい。rekordboxの詳細はこちらをご覧ください)
DDJ-1000は1月下旬に発売予定。その他の製品詳細は以下リンクからご覧いただきたい。
https://www.pioneerdj.com/ja-jp/product/controller/ddj-1000/black/video-images/#info