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Pariahが待望の1stアルバム『Here From Where We Are』を〈Houndstooth〉からリリース

ロンドンを拠点に活動するプロデューサー、Pariahが6年ぶりのリリースにして待望の1stアルバム『Here From Where We Are』を〈Houndstooth〉から7月13日に発表する。

 

PariahことArthur Cayzerは、もともと音楽的にはパンクとハードコアの出身であり(彼自身はあまり良くない経歴としている)、2008年頃からソロでのプロデュースを始めていたそうだが、ロンドンに移った後にダブステップから多大な影響を受けて、Pariahのアーティストスタイルを確立した。ロンドンに移って僅か6ヶ月後、2010年4月には〈R&S〉からのデビューシングル『Detroit Falls / Orpheus』をリリース。直後に同EPが『Pithchfork』にピックアップされ、当時興隆の時を迎えていたダブステップ〜ポストダブステップ・シーンにおける注目株として方々から期待を集めた。同じく2010年に発表した、ダブルパックEP『Safehouses』は、デトロイト風のブレークビーツやビートダウン、エモーショナルなエレクトロニカのメロディーに、ソウルフルなUKガラージのリヴァイバルを込め、実にポストダブステップ期に相応しいミックス感のある作品に仕上げ、ダブステップの発展させるプロデューサーたる手腕をも示した。

〈R&S〉からリリースを続けた一方で、2011年からはBlawanとのライヴユニットKarennを始動。ダブステップからテクノへとシフトしていくその過程、その実験過程を目の当たりにさせられるようなサウンドを展開しながら、UKのカルトレーベル〈Works The Long Nights〉からは3作の『Untitled』を発表した(またPariahは、同レーベルからMidlandとのコラボ作を発表している)。

 

 

〈R&S〉からのリリースで名実共に信頼を得て以来、PariahはDJとして、時にはKarennのメンバーとして世界をツアーしていたが、その一方で彼のラップトップには未完成のデモトラックが増えていったという。“周りが期待するサウンドがいかなるものか”という思慮が自らのプレッシャーとなり、自分自身に正直なサウンドを作ることができなくなってしまったというのだ。自分自身でそのことに気付いた時に、彼は改めて、自身の中で響いていた音楽が、“いつ”、“どこで”、“どのように”、自身に影響を与えてきたのかをひとつずつ分析しながら作業を進めていった。そうして、1つのトラックが完成した時には、それに続くトラックが次々生まれ、いつの間にかアルバム『Here From Where We Are』が編み上がっていたそうだ。

 

 

一聴して衝撃的なのは、Pariahのエモーショナルなメロディーメイクの感覚は6年前よりも優れ、彼の音楽が長い時を超えて新たなテクスチャーに突入したこと。さらに今作では、彼が得意とする綺麗な多重レイヤリングを活かしながら、時にその均衡を切り崩していくようなサウンドコラージュも手掛け、その断面からは未来的な哀愁が漂わせている。9つのトラックが微細なレベルで相互作用しながら、聴く者の琴線に触れる、いかにも感情的な作品。Pariahの帰還には実にぴったりなアルバムだ。

 

 

Pariahの1stアルバム『Here From Where We Are』の詳細は以下の通り。

 

 

 

Pariah

『Here From Where We Are』

 

Release Date: 2018/7/13

Label: Houndstooth

Cat no.: HYH096

Formats: Vinyl / CD / Digital

Order here: https://pariahuk.bandcamp.com/releases

 

Tracklist:

1. Log Jam

2. Pith

3. Seed Bank

4. Linnaea

5. At The Edge

6. Conifer

7. Rain Soup

8. Drug The Lake

9. Here From Where We Are

  • 10/13 追加
  • 3/30 追加

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