NEWS

TrussとTesselaによる兄弟ユニットOvermonoが東京と大阪でライヴセットを日本初披露

2018.5.30

〈Perc Trax〉や〈R&S〉、そして自身のレーベルである〈Poly Kicks〉からの作品群で知られるTrussとTesselaの兄弟ユニット、Overmonoが6月初旬に東京CIRCUS Tokyoと大阪ALZARでライヴセットを本邦初披露する。

TrussとTessela、 TomとEdのRussell兄弟によるライヴユニット、Overmonoは2016年に〈XL Recordings〉からのEP『Arla』で衝撃のデビューを飾った。

Trussは、2010年頃から〈Perc Trax〉や〈Our Circula Sound〉に参加し、UKベースミュージック経由の低音処理や遊び心を、少々ノイジーでハードなスタイルのテクノに昇華させたトラックをコンスタントに発表し続けて支持を集めてきた。また、2012年に突如始動した別名義、MPIA3としては〈Avian〉と〈R&S〉からアシッドライクなテクノトラックを発表している。

https://www.youtube.com/watch?v=8DZhI9PDK4c

一方のTesselaは、2011年に〈All City〉からデビューすると、翌年にはすぐさまPeverelist主宰の〈Punch Drunk〉やダブステップの代表格〈2nd Drop〉に参加し、UKガラージやポストダブステップ・フェーズの作品を発表。2013年以降にはジャングルの回帰と更新の同時並行を進め、〈R&S〉からは“Nancy’s Pantry”や“Bottom Out”を、自身が主宰する〈Poly Kicks〉からは“Hackney Parrot”や“Luv Mix”など、Tesselaの常軌を逸したセンスが詰まった代表曲を数々発表していった。

兄弟ともに約5年程の間にアンダーグラウンドシーンのスターダムを駆け上がり、幾度か共演をしたことはあったものの、一度も共作を行ったことはなく、お互いに新しいステップへと進むために始動したのがOvermonoであったという。2人が育った場所に近いという、ウェールズの田舎に佇むコテージへ行き、一週間のトリップを経て、ライヴセットとトラックの基盤が完成したという。そして2016年から2017年にかけて、〈XL Recordings〉から『Arla』と題したシリーズを3作発表すると同時に、世界各地でのライヴセットも敢行。トランシーに彩られるUKレイヴ史への郷愁と、ハードウェアによって奏でられる電子音楽は、単なるシーン循環として訪れる回帰よりも遥かに実直で、TrussとTesselaがお互いのソロプロジェクトで試みてきた挑戦心を多分に含んでいる。

https://www.youtube.com/watch?v=d_fXf4I0beo

Overmonoのジャパンツアーをサポートするのは、UKはブライトン在住歴もある東京拠点のDJ、PortaL。彼が主催するパーティー『Soundgram』の7周年として、6月8日（金）のCIRCUS TOKYO、6月9日（土）のALZAR、両公演が開催される。

イベントの詳細は以下の通り。

Soundgram 7th Anniversery feat. Overmono (live)

【東京】