KORGが、キックベース・サウンドを生み出すアナログキックジェネレーター「volca kick」を発表
2016.9.1
株式会社KORGが、名機「MS-20」のフィルターの強烈な発振音を軸に多彩なキック・ドラム、キック・ベース・サウンドを生み出すアナログ・キック・ジェネレーター「volca kick」を発表した。
volca kickは、キックの音作りを追求するアナログ・キック・ジェネレーターです。MS-20前期型フィルターの強烈な発振音を軸にしたアナログ回路で、芯のあるキック・ドラムや抜けの良いキック・ベースなど、アナログならではの多彩なキック・サウンドが思いのままに生み出すことができる。さらにMS-20フィルターによるアナログ・キック・ジェネレーター回路に加え、複数の歪み段を含むアナログ・ドライブを搭載。 歪みのレベルとタイプがツマミ1つで変化し、キックのバリエーションと勢いを増大させることもできる。また高域の量を調節するトーン・コントロールで、サウンドキャラクターを一変させることも可能となっているほか、16キーのタッチ・パネル鍵盤を使用すれば、ダイナミックなキック・ベースを演奏することが可能。グライムやトラップなどのダンス・ミュージックに欠かせないキック・ベース・サウンドを、強力なアナログ回路で作り出すことができる。
またvolcaの特色ある16ステップ・シーケンサーは、キック・ドラムのパターンを素早く並べて打ち込めるほか、キック・ベースのフレーズ演奏に最適なリアルタイムレコーディングにも対応。また複数のシーケンス・パターンを連続して再生させるパターン・チェイン機能によって、32や64、さらには256ステップまで、最大16個のシーケンスを繋げて壮大な展開を構築することができる。さらに、シーケンスの途中のステップを飛ばして再生できるACTIVE STEP機能や、エフェクトを瞬時にコントロールできる新機能TOUCH FXを搭載し、さらにライヴ性が高まっている。
KORGのグルーヴマシンと手軽に接続できるシンク端子も装備しているので、他のvolcaシリーズやelectribe、SQ-1などのマシンと接続し、シーケンサーを同期再生してのセッションや、またスタンダードなMIDI IN端子を装備しているので、volca kickをDAWなどの音源モジュールとして活用可能だ。 プラグインやサンプルでは決して得ることのできない、圧倒的なアナログ・キックの迫力を体感することができる。
発売は2016年19月下旬を予定しているとのこと。価格は1万8000円(税抜き)と発表されている。製品のさらなる詳細は商品ページからご覧いただきたい。