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Gigi Masinが4月に4都市を巡る初のジャパンツアーを開催

2017.3.2

昨年に国内外レーベルからの再発と新譜のリリース・ラッシュとなり、今なお人気を博しているイタリアの伝説的電子音楽作家Gigi Masinが4月に初のジャパンツアーを開催する。

Gigi Masinは1986年に『Wind』でデビューし、BjorkやNujabes、To Rococo Rotなどのサンプリング・ソースとしても名を馳せ、ドラマのディレクターも務めるヴェネツィアのベテラン電子音楽家。80年代のBrian Enoや、〈ECM（Editions of Contemporary Music）〉とも共振するニューエイジ・アンビエントやバレアリックの記憶を呼び起こし、2014年には至高の憩いとなったアムステルダムの新興レーベル〈Music From Memory〉から編集再発盤『Talk To The Sea』をリリース。テン年代初期よりOneohtrix Point Neverを筆頭とした近年のニューエイジ・アンビエントの再興の波にも乗り、突如世界中の脚光を浴びたことを皮切りに国内外のレーベル、日本では橋下徹主宰の〈Suburbia Records〉や〈P-Vine〉などから再発を行い、2016年には詩と写真に音楽を併せた新作『Plays Hazkara』やTempelhofとのコラボアルバム2作目『Tsuki』などリリース・ラッシュとなり、遂にはライヴ活動を始動させた。

現代社会の憧憬とも言える80年代のエレガンスをまとうシンセサイザーとピアノの美しきアンビエントの海原にそよぐバレアリックな風合いと祈りにも似た神秘への越境、本ディケイドにて実しやかに浮かび上がリ、過去から未来を投影するニューエイジなる「記憶」がいよいよ本邦初公開となる。

東京は渋谷WWWにて貴重なピアノ・コンサートと多彩な電子音楽イベントの2公演を開催。新潟ではDustin Wong & Takako Minekawaとの共演が実現し、その翌日には大阪公演が開催される。アンビエントを軸にピアノ、ニューエイジ、バレアリック、ダンス・ミュージックを漂いながら現代へと浮かび上がったGigi Masinの叙情性と多様性が結実。各日程のフルラインナップは後日発表される。

ツアーの詳細は以下の通り。

GIGI MASIN JAPAN TOUR 2017