Francesco Tristanoが2月15日にVENTでライヴセットを披露、共演にはSeihoが登場
2019.1.28
テクノなど現代のエレクトロニックミュージックと古典的クラシック音楽を、ピアノの演奏を通して融合させてきた一人者、Francesco Tristanoが2月15日(金)にVENTにてライヴセットを披露する。
エレクトロニック、バロック、ダンス、アヴァンギャルドと、音楽のスタイルは違えども、一度譜面に起こして演奏をしてしまえば、「音楽は音楽だ」という言葉を信条に、古典と革新を超えて新たな領域の音楽に挑戦し続けるFrancesco Tristano。
「音楽は音楽だ」という言葉は、George Gershwinが1928年の春にパリに滞在していた際に、なぜ“教育を受けた音楽”と“ポピュラーな音楽”の間には区別がないのだろうかと疑問に思っていた彼に対して、Alban Bergが答えた言葉が元である。
Francesco Tristanoは、NYのジュリアード音楽院に在学中に出会ったテクノに衝撃を受け、テクノとクラシックの両者に共通のエネルギーと精密で強烈なグルーヴが存在している事に気付き、リズムとハーモニーと様式をポップミュージックの中に蘇らせようとしてきた。当時、彼は新しいBachの解釈を通したThe New Bach Playersを率いようとしており、その頃のある晩に街のクラブでハウスとテクノに出会ったのだという。2007年にパリの〈InFiné〉からリリースしたアルバム『Not For Piano』では、自身のオリジナル楽曲と一緒に、Jeff Millsの“The Bells”やDerrick Mayの“Strings of Life”など、デトロイトのアンセムのピアノバージョンを収録してリリースしたことで原曲のクラシックを超えて話題を集めた。2008年リリースの作品『Auricle / Bio / On』ではピアノのサウンドと同時にサンプラーとシンセサイザーの音を取り入れ、2010年にAufgangとして発表した『Idiosynkrasia』では「Piano 2.0」と自分で名付けたデジタルの妙技とエレクトロニックなテクスチャを融合させることを成し遂げ、常に新しいFrancesco流のテクノを追い求めてきた。
その一方で、彼は主にBach以前のバロックスタイルと20〜21世紀の間にあるようなレパートリーを持ってクラシック音楽のピアニストとしても活動を続けている。Francesco Tristanoは天性のオープンマインドな姿勢を持ちながら、テクノの知識も増やしながら活動領域を広げ続け、2016年に〈Blue Note〉からアルバム『Turbulences』をリリースした、ディープ・ハウス流の2台のピアノとドラムを使ったプロジェクトAufgang以降、あらたな彼流のテクノを追い求めている。彼は広大で自由な審美眼の基礎を固めている。技術と知識とセンスに裏付けされた圧倒的なFrancesco Tristanoの超絶パフォーマンスを間近で体験できる貴重なチャンスとなる。
さらに共演には、日本のクラブシーンに囚われない幅広い活動を見せるエレクトロニックミュージックのマイスターSeihoがライヴセットで登場する。
イベントの詳細は以下の通り。
Francesco Tristano
Date: 2019/2/15 (Fri)
Venue: VENT
Open: 23:00
ADV: ¥2500
[ADV ticket outlet: https://jp.residentadvisor.net/events/1210676]
FB discount: ¥3000
[FB event page: https://www.facebook.com/events/369110293640806/]
Door : ¥3500
Line up:
[ROOM1]
Francesco Tristano – Live (Transmat)
Seiho – Live
TUNE aka FUKUI (INTEGRATION / Hippie Disco)
Masaki Kawamura
JUN (WEAVES)
[ROOM2]
Sakiko Osawa
蛇崩 (OURO8OROS/whirlpools)
Etsuko (sheep)
HOWL (NEON/DODGY DEALS CLUB)
Mizuki
More info: VENT
http://vent-tokyo.net/schedule/francesco-tristano/
※VENTでは、20歳未満の方や、写真付身分証明書をお持ちでない方のご入場はお断りさせて頂いております。ご来場の際は、必ず写真付身分証明書をお持ち下さいます様、宜しくお願い致します。尚、サンダル類でのご入場はお断りさせていただきます。予めご了承下さい。
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