〈Life and Death〉の創設者でA&RでもあるDJ TennisがVENTにてプレイ
2017.3.31
Tale of UsやMind Against、Recondite、Jaokim、Maceo Plexなど錚々たるアーティストのリリースが毎回話題となるイタリアのレーベル〈Life and Death〉の創設者にして、A&RであるDJ Tennisが4月7日(金)にVENTでプレイする。
現在はマイアミとベルリンを拠点にしながら、〈Life and Death〉レーベルのファウンダー兼A&Rとして、Tale of UsやMind Againstと共にスタジオをシェアし、Clockwork、The/Das、Vaal、Dead Heatといったアーティストを育てるべくハードに活動しているDJ Tennis。過去にはパンクバンドのツアーマネージャーを務め、レフトフィールドな音楽イベントをオーガナイズしてきたキャリアがある。
Tennisは1970年にシチリアとパルマの間に生まれた。音楽はあまり興味ない家庭だったそうで、楽器を弾く者もいなければ、家でも誰も音楽をかけず、音楽のこと特に好きな者はいなかったという。しかしながら彼の創造的でアーティスティックな姿勢は、歌ったり、演奏したり風変わりなノイジーなインスト音楽のコレクションなど、自然と「音楽」に向けられていき、彼がピサ大学でコンピューターサイエンスを学んでいた1989年頃には、バンドを結成して歌ったり演奏していたり、パレルモのラジオ局でインディーロックの番組も持っていた。かつてセミプロとして活躍していたテニスクラブでバンドの録音をし、パーティーのオーガナイズ、そしてDJを行っていた。当時その全ては勉強の資金を得るためだったという。大学卒業後は、地元のアンダーグラウンドな音楽のプロモーションや、ミラノの『Elita Festival』やローマの『Dissonanze』の資金集めのためにDJを行っていた。プロデューサーとしては劇場や映画のサントラ、テレビのコマーシャル用に音楽を製作してキャリアをスタート。60年代のダークでメランコリックなサイケサウンドや2000年代初頭のIDMに影響を受けている。
2010年には実際のシーンに向けた音楽制作に飽きてしまい、ThugfuckerのGreg Oreckと共に過去の自身の音楽を集め、新しいテクノとポップスのレーベル〈Life and Death〉をスタート。レーベル名は、ソクラテスの「産婆術」という問答法にインスパイアされ、「死」という捉えがたい要素を新しい「生」に変換することと、音楽が持つ利益と魅惑的な力を脳のセラピーの催眠的な過程に使う、というものだ。レーベルからアナログ中心 にリリースされるヴィジョナリーな楽曲は瞬く間に全世界のヘッズを虜にし、前述の今やシーンのトップに躍り出た前述のアーティストたちの作品を相まってヨーロッパの最重要レーベルの一つと言っても過言ではないだろう。ヨーロッパ的なエレクトロニックミュージックの美学と、マイアミ的なパーティーフレイ バーの両方を絶妙にブレンドしたTennisのプレイは、VENTの雰囲気にも相まって素晴らしいパーティーになる予感だ。
イベントの詳細は以下の通り。
DJ Tennis
Date: 2017/4/7 (Fri)
Venue: VENT
Open: 23:00
Door: ¥3,500
FB discount: ¥3,000
FB event page: https://www.facebook.com/events/249711248820825/
Line up:
[ROOM1]
Tennis (Life and Death)
…and more
[ROOM2]
tba
More info: VENT
http://vent-tokyo.net/schedule/tennis/
※VENTでは、20歳未満の方や、写真付身分証明書をお持ちでない方のご入場はお断りさせて頂いております。ご来場の際は、必ず写真付身分証明書をお持ち下さいます様、宜しくお願い致します。 尚、サンダル類でのご入場はお断りさせていただきます。予めご了承下さい。
※Must be 20 or over with Photo ID to enter. Also, sandals are not accepted in any case. Thank you for your cooperation.