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Oneohtrix Point NeverことDaniel Lopatinが手掛けたSafdie兄弟監督作『Uncut Gems』のサウンドトラック・アルバムが12月に〈Warp〉よりリリース

2019.10.30

Oneohtrix Point NeverことDaniel Lopatinが新たに手掛けた、Joshua & Ben Safdie兄弟が監督したクライムサスペンス作品『Uncut Gems』のサウンドトラック・アルバムが12月13日に〈Warp〉よりリリースされる。

『Uncut Gems』は、NYで宝石商を営んでカリスマ的な金持ちになった男が、ある日、商品である宝石の窃盗にあい、借金を抱えてしまったことをきっかけに、返済のために危険な行為に手を染めていく、というシナリオの作品。新進気鋭の映画スタジオ「A24」の配給で、2020年1月にNetflixにて公開が予定されている。

主演は、コメディ俳優としても輝かしいキャリアを持つAdam Sandlerが務めており、キャストには『アナと雪の女王』劇中での“Let It Go”の歌唱で知られるIdina Menzel、『Straight Outta Compton』でSnoop Dogを演じたKeith Stanfieldなどのほか、ミネソタ・ティンバーウルヴズやボストン・セルティックスで活躍したNBAの元スター選手であるKevin Garnettや、先鋭的なR&BシンガーのThe Weekndが出演している。トレーラーでは、Travis Scott feat. The Weekndの“Pray 4 Love”が使用されている。

2019年8月に『Telluride Film Festival（テルライド映画祭）』で世界初上映され、9月には『Toronto International Film Festival（トロント国際映画祭）』で上映され、すでに高い評価を獲得している。映画評論家団体が承認した批評家・執筆者のレヴューを掲載し、数値化・点数化しているアメリカの老舗映画評論サイト『Rotten Tomatoes』では95%の支持を獲得し、平均評価は「8.62点（/10点中）」の高得点。レヴューには、「『Uncut Gems』は、Safdie兄弟が不安を誘発する映画の巨匠であることを再確認させ、Adam Sandlerが適切な題材を与えられた時に、恐ろしく劇的な俳優になることを証明した」と絶賛のコメントも残された。

これまでにもSofia Coppola監督映画『The Bling Ring』やVincent Cassel主演映画『Partisan』の映画音楽を手掛けてきたDaniel Lopatinだが、Safdie兄弟がタッグを組むのは、2017年公開のRobert Pattinson主演映画『Good Time』に続き、今回が2度目となる。『Good Time』において、Daniel Lopatinは「Cannes Soundtrack Award（カンヌ・サウンドトラック賞）」や「Hollywood Music in Media Awards（ハリウッドメディア音楽賞）」を受賞しており、両者は絶好の相性を持っていると言える。

すでに各メディアから絶賛のレヴューも届いており、映画/アート評論サイトの『Little White Lies』は「Daniel Lopatinが手掛けた音楽が、映画のクライマックスの緊張感をさらに高め、また幻想的な要素も加えていることよって、強迫観念や神経の高ぶりが生むエネルギーが映画を包み込んでいる」、様々なエンターテイメントを網羅するUSのウェブメディア『Thrillist』は「エレクトロニカとオペラを融合したDaniel Lopatinによる不穏な音楽は、見る者の血圧を上昇させ続けながら、Safdie兄弟の生み出す奇妙なマジックに多大なる貢献をしている」と評価している。

『Uncut Gems – Original Motion Picture Soundtrack』の詳細は以下の通り。

Daniel Lopatin

『Uncut Gems – Original Motion Picture Soundtrack』