オープンソースのパッチを読み込むコントローラーOrganelleをCritter&Guitariが発売開始
2016.1.28
音楽機器やビデオ・シンセサイザーを製作している米のCritter&Guitari社がPure Dataを読み込んでカスタマイズできるコントローラーOrganelleを発表した。
Pure Dataはマルチメディア系のアーティストに最も使われるオープンソース化されたフリーソフトウェアの一つで、既にPure Dataに慣れ親しんでいるユーザーはもちろん、プログラミング言語の知識や経験があまりなくても取っ付きやすいため入門者にもおすすめだ。
木製のキーコントローラーが特徴的なシンプルなデザインだが、USBのほかにHDMI端子を備え、音だけでなく映像のコントローラーにもなる。HP上には既にダウンロード可能なパッチが用意されているほか、フォーラムでユーザー同士が作ったパッチをシェアすることもできる。
先日Korgが発表した新製品Minilogueもフル・プログラマブルで各パラメーターをユーザーが設定できるようになっていたが、ユーザーに自由を与える”フル・プログラマブル”はこれからの時代のキーワードになっていくかもしれない。価格は495米ドルと少々手が出にくい価格帯だが、自分で音楽制作の方法をデザインしたい思っている人におすすめしたい。