Bwanaが来日、CIRCUS TOKYOにて開催の『sHim』に出演し国内の若手DJたちと共演
2017.10.3
Bwanaが10月20日(金)に来日し、CIRCUS TOKYOにて開催されるカッティングエッジで洗練された若手DJ陣を主軸にジャンルレスなゲストを迎えているパーティー『sHim』に出演する。
Bwanaはカナダはトロント出身、現在ベルリン在住の25歳Nathan Micayによるソロプロジェクト。活動を開始したのは2014年と極めて最近の話だが、同年にWill Saul主宰の〈Aus Music〉からリリースした『Flute Dreams EP』にはSimian Mobile Discoが参加、音楽媒体やの間で普遍的な支持を得て、2014年ベストEPの一つとして賞賛された。中でも深夜のピークタイムの酩酊を一段階上げるかの如くトランシーなタイトルトラックは、SashaとHuxleyのBBC Radio 1のEssential Mixes、Laurent Garnier、J. Phlip、Jacques Greeneらによってパワープレイされる。続いて二度目となった〈Aus Music〉からのリリース、『Tengo EP』は、John Digweed、Skreamがプレイ、この時点でプロデューサーとしての評価が確かなものとなる。
彼の名前は2016年に〈Lucky Me〉から発表された『Capsule’s Pride』がきっかけとなり、ここ日本でも広く知られるところとなる。同作品は漫画家の大友克洋が原作/監督をつとめた日本を代表するSFアニメ映画『AKIRA』のサウンドトラックとセリフをサンプリング、レトロ・フューチャリスティックな世界観をダンス・トラックという形で再構築したアルバムとなっている。収録曲のタイトルは“Nightfall In Neo-Tokyo”や“Tetsuo’s Dance”など、『AKIRA』の設定やストーリーに忠実に引用したものとなっており、それぞれのトラックがタイトルに該当するシーンのサウンドトラックをになるという意図が窺える。アルバムのメインヴィジュアルも『AKIRA』の物語前半の鍵となるシーンからの引用だ。
昨年ごろから『AKIRA』の影響による制作がフィーチャーされがちなBwanaではあるが、それ以外のパフォーマンス、例えばDJプレイにおいても彼は申し分ない実力を持ち合わせている。ロンドンのFabric、ベルリンのPanorama Barなどでプレイしたという実績からも窺い知れるDJとしてのセンスは、下記の〈Beat In Space〉にて発表したミックスにもよく表れている。トラックのイメージとなるスペーシーな全体像の中で、2017年あらゆるDJがプレイに取り入れたエレクトロ、ブレイクビーツのグルーヴをアクセントとして用いる展開は、世代を問わずあらゆるクラバーをの心を掴むだろう。自身の影響してきた音楽を主軸においた選曲とピークタイム以降のストーリーテリングが光る良作だ。
初来日となるBwanaを迎えるのは、カッティング・エッジで洗練された若手DJ陣を主軸にジャンルレスなゲストを迎えているパーティー『sHim』。共演に、若手ながら東京都内とイビサにて豊富なDJ経験を積むミニマルハウサーAKARI、現在ContactにてYellowより続く伝説的パーティー『World Connection』のレジデントを務める若干24歳のREN、OATHの第二土曜日のレジデントから『ULTRA Japan』などの大型フェスまで多様なフロアを渡り歩くEITAと、Bwanaと近い世代感のDJたちが顔を揃える。
東京とベルリンの、新たなクラブシーンの顔となり得るDJたちの共演を、お見逃しなく。
イベント詳細は以下の通り。
sHim
Date: 2017/10/20(Fri)
Venue: Circus TOKYO
Open/Start: 23:00
ADV: 2,000YEN
DOOR: 2,500YEN
Ticket outlets: http://ptix.at/31VI85
Line up:
[B1 Floor]
Bwana (from Berlin)
AKARI (SUNNY)
EITA (THE OATH)
REN (World Connection)
[1st Floor]
Atsu
Keiburger
Koki (Bohemian Yacht Club)
More info:CIRCUS TOKYO