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Bok BokがWWWβにて始動するワンマンDJ企画『a2z』に出演

2017.7.29

WWWβにて始動する、シーンの実力派やキーマンのDJの魅力を余すことなくプリゼンツするワンマンDJ企画『a2z』が8月10日（木）に初開催される。

第1弾に登場するのは、音楽のみならずグラフィックやファッションも巻き込み、テン年代のロンドンの顔として世界を巡るBok Bok。彼との親交のあるFriendsとのB2Bも交えたOpen To LastのDJセットを披露する。

Bok Bokは、ロンドンを拠点に活動するDJ/プロデューサー。2000年代後期にL-VIS 1990と立ち上げたレーベル〈Night Slugs〉のディレクションを手がけ、初期グライムやUKファンキーを元にダブステップ、UKガラージ、クランク、シカゴ・ハウス、R&B/ヒップホップ、シンセ・ファンク、インダストリアル、レフトフィールド、アンビエント、またニュージャージー発祥のジャージークラブを積極的に取り入れ、アーバンなシンセと様々なジャンルとスタイルのリズムを掛け合わせたハイブリッド・サウンドを形成した。2010年代のロンドンを代表する新しいベースミュージックとして、ベース、ハウス、テクノのDJにも使用されるミニマルなフロア・トラックから、ウェイトレスなクラブミュージックの新しいスタイルの指標となったJam Cityの名盤『Classical Curves』や、エレガンドなエレクトロ・ベースで話題となったEgyptrixxの『Bible Eyes』、LAのKingdom率いる姉妹レーベル〈Fade To Mind〉から現れたシンガーKelelaのプロデュースなどが、〈Night Slugs〉のハイブリッドさを表す具体例と言えるだろう。

ヴィジュアル面においては、観葉植物や3Dのデザインを用いて、サウンド同様にシンセティックなアートワークを構築。アナログの淡さとデジタルの硬さを持ち合わせた合成的な質感もある、独自のエレクトロニック/ダンス・ミュージックを視覚的にも表現し続けている。

一方プロデューサーとしては2009年にL-VIS 1990と共にリリースした『Night Slugs EP』にてデビュー。2011年にEP『Southside』を発表し、収録曲の”Silo Pass”がクラブ・ヒットを記録、2014年の3年ぶりのソロ作品となるミニ・アルバム『Your Charismatic Self』を発表、収録されたKelelaの歌声をフィーチャーしたシングル‟Melba’s Call”では、スタイリッシュなMVと共に、官能的かつ機械的なレーベルに通底する独特の世界観が貫かれている。最近ではEP『Salvage 2017』を発表し、シンセサイザーへと傾倒する彼の今のモードを読み取ることができる。

DJとしては世界各国を回り、自身のキャリアのスタートでもあるグライムを根底に、ストリートの様々なダンス・トラックをヒット・チューンやオリジナルのエディットも織り交ぜ、卓越したミックス・スキルで横断するスタイルで人気を博す。レーベル・ディレクター、プロデューサー、DJとしても自らのスタイルを確立し、2010年代のクラブミュージックに大きな功績を残した重要人物として敬愛されている。