Eclair Fifiがレーベル〈River Rapid〉を始動、初作としてAfrodeutscheのEP『RR001』を7月にリリース
2019.7.10
スコットランド・エディンバラ発のDJ/グラフィックデザイナーで、NTS Radioのレジデントとしても知られるEclair Fifiがレーベル〈River Rapid〉を始動し、カタログ1番目としてAfrodeutscheのEP『RR001』を7月26日にリリースする。
AfrodeutscheことHenrietta Smith-Rollaは、ガーナ、ドイツ、ロシアにルーツを持つUK・マンチェスター拠点のプロデューサー、NTSのレギュラープログラムを務めるDJである。2018年6月に、90年代にBoards of Canada、Autechreの前身ユニットLego Feet、Bolaなどを輩出してきたマンチェスターの電子音楽〜実験音楽の名門レーベル〈Skam〉からデビューアルバム『Break Before Make』を発表して以来、『Dummy』では「The 15 Most Exciting New Artists for 2019」に選出されるなど、目下注目急上昇中である。また、Berghainを始めとする著名クラブやフェスティバルで披露している、ハードウェア・ライヴセット、またヴァイナルとAbletonないしTR-808とTR-909を使ったハイブリッドDJセットは高い評価を得ており、2019年は『Dekmantel』や『Sonar』、『Dimensions』などへの出演も決定している。
彼女のストロングポイントである“ハードウェア・ライヴ”の側面は、808 StateのGraham Masseyが結成したSisters Of Transistorsのメンバーとして、同じくMasseyも参加したSun RaのトリビュートバンドPart Time Heliocentric Cosmo Drama After School Club、インディー/シンセ・ポップグループのSilverclubに参加した、確固たる経歴に裏打ちされている。DrexciyanとUnderground Resistanceにインスパイアされたスタイルを持つ彼女は、早くからDopplereffektとCarl Craigと共演も果たしている。
〈River Rapid〉からリリースされるAfrodeutscheにとって初のソロEPにも、「〈Underground Resistance〉と同じ息づかいで、クラシックな〈Rephlex〉を連想させる。オリジネーターをリスペクトしながら、未来を見据えている」という、彼女らしいハードウェアで駆動するロウなトラックが収録されている。
NTS Radioで毎月配信している、アップカミングなエクスクルーシヴ・トラックや、未知なるトラックを豊富に収録したミックスが長らく注目されてきたセレクター、Eclair Fifiが主宰/運営するレーベル〈River Rapid〉は今後も要注目だ。
Afrodeutscheの新作EP『RR001』の詳細は以下の通り。
Afrodeutsche
『RR001』
Release date: 2019/7/26
Label: River Rapid
Cat no.: RR001
Formats: Limited Edition 12″ Vinyl / Digital
Order here: https://riverrapid.bandcamp.com/album/rr001
Tracklist:
A1. I Know Not What I Do
A2. Make The Call
B1. Drink
B2. Phase Two