80年代後期から90年代初期に頭角を現して以来長らく活躍し続けているシカゴハウス・レジェンドのRoy Davis Jr.が11月18日（金）にCIRCUS TOKYOに登場し、日本を代表する孤高のハウス・ライヴアクトのSoichi Teradaと関西屈指のDJであるOKADADAとの3マンでの来日公演を行う。

Roy Davis Jr.は1970年にカリフォルニアで生まれ、幼少の頃にシカゴ北部へ移住。DJ PierreやLil’ Louisの影響でDJとプロデュースを開始し、80年代後半からアシッドハウス・グループPhutureのメンバーとして本格的なキャリアをスタート。後にソロアーティストとして活動し始めると、初期の作品郡では自身のディープな音楽性にアシッドとワイルドピッチの影響が加わったようなトラックを多く見せ、〈Power Music〉とその傘下の〈Sex Track〉といったDJ Pierreの系譜のレーベルからもリリースを重ねた。その後、90年代後半には自身のレーベルである〈Underground Therapy Muzik〉を立ち上げ、また同時期にはDaft PunkのThomas Bangalterが主宰する〈Roule〉からもリリースしている。この頃は、シカゴハウスはフランスと蜜月の関係にあり、Roy Davis Jr.もフランスからのラヴコールを受けたDJ/プロデューサーの1人（Daft Punkの“Teachers”では、シカゴハウスのヒーローや、その頃一世を風靡していたモンゴロイズ関連のDJ名が曲中で語られている。Roy Davis Jr.も勿論名前が挙がっている）であり、作風自体もディスコからの影響が非常に大きい、明るいものとなっている。 やがて〈Nite Life Collective〉、〈Bombay〉、〈Large〉といったハウスレーベルからソウルフルなディープハウスのアルバム/シングルを多数リリースしていき、〈Ubiquity〉や〈Nice+Smooth〉からはネオ・ソウルやR&Bを感じさせるトラック群が発表されている。 2014年には〈Mile End〉からRobert OwensやTerry Dexterをフィーチャーした最新アルバム『Destroy & Rebuild』を、今年は〈Technorama〉からModalのリミックスを含む12インチシングルをリリースしている。

また、Roy Davis Jr.は今年の3月30日にFacebookページにて、多発性硬化症との診断を受けたことを公表した。3月末のある日、彼は起きた時に歩くことができず、その後数日間検査入院した結果、多発性硬化症との診断を受けたという。それからさらに数週間、検査と治療の為に入院することになった彼は4月のギグを全てキャンセルとしていたが、5月には復帰し、アメリカやヨーロッパにて月に数回のギグをこなしている。症状を公表した際には、「体力がある限りは定期的に音楽をプレイし続けたいと思っている」、「そして、私たちを人生の苦しみという呪縛から解き放ち、私たち同士を繋ぎ、魂を刺激してくれるような音楽を与え続けたい。」 とコメントしている。11月18日（金）はRoy Davis Jr.のプレイを体感できる貴重な一晩となることは間違いない。

ラウンジでは、先日CIRCUS TOKYOにてNachtbrakerを迎えてのパーティーを成功させた若手注目の『CYK』クルーがサポートする。

イベントの詳細は以下の通り。

CIRCUS LOVES HOUSE MUSIC
〜ROY DAVIS JR Asia Tour 2016〜
Date: 2016/11/18（Fri）
Venue: CIRCUS TOKYO
Open: 22:00
Door: 2500yen
ADV: 2000yen
Ticket: http://ptix.co/2ek2uZ1

Line up:
ROY DAVIS JR-3hours-
SOICHI TERADA(live)
OKADADA-3hours-

[lounge supported by CYK]
Nari
Naoki Takebayashi
Kenjiro Hirai
Kotsu

More info: CIRCUS TOKYO
〒150-0002 東京都渋谷区渋谷3-26-16
TEL:03-6419-7520
http://circus-tokyo.jp