Focus on: Pioneer DJ CDJ-3000
2021.12.16
A New Dimension
〈Pioneer DJ〉のCDJ-3000は、DJの創造性とDJパフォーマンスのさらなる可能性を広げ、オーディエンスにより豊かな音楽体験を提供する、プロDJ/クラブ向けマルチプレーヤーの最新フラグシップモデル。
CDJ-3000は、これまでのCDJの中で最も高性能で処理能力が高いMPU(Micro Proceccing Unit)を搭載。
これにより、楽曲やHOT CUEを瞬時に読み込み、従来以上に快適でスムースな動作を実現している。さらに、高度なオーディオ処理を伴う様々な新機能も搭載。低ノイズ設計と96kHz/32bit浮動小数点演算による高精度なオーディオ処理により、オーディエンスがより音楽を楽しめるように徹底した音質の向上を追求し、原曲の持つ音の繊細さや奥行・空気感、さらには低域の微細な音色の変化さえも漏らすことなくクリアで原音忠実なサウンドを実現している。
また、新たに9インチタッチディスプレイを搭載。
その魅力は外観だけではなく、CDJ-2000NXS2よりも大画面で高解像度になり、あらゆる情報を鮮明に表示して素早い選曲や正確なミックスを強力にサポートしてくれる。さらに、タッチパネルの搭載と共に、今まで以上に正確に楽曲情報を把握することができる“TOUCH PREVIEW”や“TOUCH CUE”、“STACKED WAVEFORM”、“3Band波形”などの新たな機能も加わり、より確実なパフォーマンスを可能になっている。
全体的にハードウェアとしての操作性を強化した新しいレイアウトは、まるで楽器を演奏するような感覚でパフォーマンスすることができ、その場の閃きに応じて新しい音楽を作り出すことができるようになっている。
ジョグは、内部構造を刷新したことでこれまでのCDJの中で最もスムースな操作感でスクラッチパフォーマンスを可能に。そして、CDJ-2000NXS2から2倍に増えた8つのHOT CUEボタンを、波形ディスプレイの下に配置したことで、より直感的にアクセスができるようになっている。
レイアウト左側には、即興で楽曲の展開に変化を加えることができるBEAT JUMPボタンを新搭載。さらに、従来の4-BEAT LOOPボタンのアップデートに加えて8-BEAT LOOPボタンが搭載されたことで、よりバリエーションのあるループプレイを行うこともできる。そして、レイアウト右側には、ボタンを押すだけでキーが異なる楽曲同士でも自動的にキーを合わせることができる新機能 “KEY SYNC”が搭載。またタッチディスプレイの “KEY SHIFT” を使用すれば、手動で楽曲のキーを上下に変化させることもできる。
そして2021年11月30日にリリースされたメジャーファームウェアアップデートver. 2.0から新たに「rekordbox CloudDirectPlay」が搭載。CDJ-3000をインターネットに接続することで、自身のクラウド上に所有している全ての楽曲に直接アクセスをして、CDJ-3000からDJプレイができるようになった。この機能を使用するには、rekordboxのサブスクリプション「rekordbox Creative プラン」または「rekordbox Professional プラン」に加入をする必要がある。
CDJ-3000はrekordboxのHardware Unlock対象機器(*1)なので、最新版のrekordboxをインストールしたPC/Macと本機を接続するだけでrekordboxのPERFORMANCEモードの機能をコントロールできる。加えて、「Beatport / Beatsource LINK」などのストリーミング音楽配信サービス(*2)の楽曲も使用可能。最新のrekordbox for iOSとCDJ-3000をUSBケーブルで接続すれば、MP3やAACに加えて、WAV、FLAC、ALAC、AIFFといったロスレス形式のファイルでもDJプレイができる(*3)。
また、USB-HID(*4)コントロール機能に対応したDJアプリケーションとしてSerato社製の「Serato DJ Pro」をPioneer DJ Certification Program(*5)にて認証。CDJ-3000の画面上でSerato DJ Proで管理している楽曲ライブラリにアクセスして選曲ができるようになっているほか、演奏性の高い本格的な操作インターフェイスを使って、スクラッチ、HOT CUE、テンポやキーなどを自在に操作することができ直感的なパフォーマンスを行うことができる。
CDJ-3000をSerato DJ Proと使用するためには、Serato DJ Proのハードウェアアンロック対象機器と接続するか別途ライセンスを購入する必要がある。最新版のSerato DJ ProについてはSerato社のサイトのご確認を。
*1 特定のハードウェアを接続することで、サブスクリプションプランに契約していなくてもPERFORMANCEモードの機能がご利用いただけます。この仕組みをHardware Unlockと呼びます。
*2 各種ストリーミング音楽配信サービスは別途定期購入する必要があります。利用にあたっては、メーカーのサイトの利用規約、また、各国の著作権法及び国際条約の規定を遵守してください。
*3 iPhoneでCDJ-3000を使用するには、別売りのLightning to USB3カメラアダプタが必要です。
*4 USB-HID(Human Interface Device)は、USBデバイスのクラス(タイプ)の一つとして規定されています。DJ業界でもDJ機器とPC/Macとの通信にも使われており、MIDIクラスよりも、アートワークや波形データなど大容量データの送信が可能です。
*5 Pioneer DJ Certification ProgramとはPioneer DJ社製商品と互換性の評価/確認を行った、お客様が安心して利用できる他社製品を認証する取組みです。
Artist Recommendation (A-Z)
Andrew
CDJ-3000で搭載されたKEY SYNCはメロディックなVocalやしっかりとコード感のある楽曲をより自由に選曲に組み込むことができる革新的な機能だと思います。また前述の機能を使用した際もそうなのですが、MASTER TEMPOを設定した上で強引にBPMを変えた時のタイムストレッチによる違和感は確実に以前のモデルより無くなっていると感じました。
Carpainter
三千…。名前がもう縁起が良くてイイですよね。楽曲を読み込むとジョグの真ん中にジャケットが円形に表示されるのも思わずジーン…としてしまいます。それとタッチパネルでプレイリスト内の曲を試聴できるようになったのは、膨大な量の楽曲を持ち運べることができるようになったこの時代に最も切望されていた機能だと思います。最後に、音が本当に“良い”です。
CMT
大画面による視認性の良さ、より直に音に触れてる感。私はごくシンプルな使用ですが、長時間プレイにおいてもストレスなく、さらに直感的にその瞬間に合った選曲・再生が出来るようになりました。さらに一歩踏み込んだ演奏方法への想像が膨らみます。
DJ NOBU
進化を止めないPioneer DJのCDJ-3000ですが、出音の解像度の素晴らしさとKEY SYNCの搭載により、私のプレイスタイルは劇的に向上しました。また操作性が上がり、3台使いもしやすくなったのでアグレッシブに攻めたい時にも大満足の仕上がりです。
DJ No Guarantee (CYK)
ディスプレイの大きさも含め、細部の操作感の柔軟さがインスピレーションを加速させてくれます。2021年の『Rainbow Disco Club』で初めてプレイに用いましたが、これまでにない瞬発力での選曲ができたのは間違いなくCDJ-3000のおかげだったと思います。
DJ Sodayama
USBの読み込み速度が上がって、選曲をしている時のレスポンスが早くなったのが嬉しいです。ジョグの触り心地も滑らかになったので、調整をする時の送りと戻しがイメージ通りにできるようになりました。あとは、テクノは3拍や5拍の曲が多いので、奇数ループが瞬時に作れるようになったのが非常に助かります。
DJ YAZI
CDJを3台使用する時はトラックの頭をループしてミックスをしてくのですが、CDJ-3000ではBEAT LOOPがより精度高くクイックに組むことができるようになって便利だと思いました。またTOUCH PREVIEWは、複数台のCDJを使いながらスムーズにプレイをするためには本当に画期的な機能だと思います。これからもっと現場で使いこなせるようになっていきたい機能のひとつです。細かな部分ですが、楽曲を読み込んだら約1曲分を溜めておいてくれて、USBが不慮の事故で抜けてしまったり不具合があっても、そのまま再生をし続けてくれるのも、何が起こるか分からない現場では非常に助かります。
Gonno
CDJ-3000はKEY SYNCを気に入っています。±1度までキーを変えても曲自体に違和感が無いのでお気に入りの曲同士をキーミックスしたい時は、CDJ-3000が他のDJソフトウェアと比べても一番スムースな印象です。
Haruka
音質の更なる向上と、ピッチを変えた時の歪みもより少なくなり出力が安定していることが、まず何より素晴らしいと思います。また以前からBEAT LOOPの使用頻度が高く、rekordboxでも細かく設定をしているのですが、CDJ-3000では4 BEATと8 BEAT LOOPのボタンが搭載され、プレイ中の閃きでループを組む際の効率と精度が上がっているのが個人的には非常にありがたいです。
Hiro “Bingo” Watanabe
音質の向上、読み込みの速さ、視認性の高いディスプレイは元より、個人的にはSERACHボタンが大きな魅力です。SERACHボタンが独立される事により、以前のように戻って戻って検索というような手間が省け、次の曲までの数分の間に任意の曲を見つける事が容易になりました。当然まだまだ機能を使いきれていないのですが、更なる魅力を発見していきたいです。
Kotsu (CYK)
まだ機能を色々カバーできている訳ではないのですが、CDJ-2000NXS2までの良き所が踏襲されており、過去モデルからスムーズに移行しやすく直感的な操作がより可能になりました。検索ボタンが独立したのが嬉しいポイントです。
Mars89
大画面化やTouch Previewなど、データへのアクセス性能の向上で短時間でより多くの可能性を探れる様になったことにより、イマジネーションへの制約が大幅に取り払われました。違和感の少ないスムースなプラッタも、DJの手指の延長として相応しい滑らかさで、より感覚的なプレイが可能になったと思います。
MAYUDEPTH
『Rainbow Disco Club』のリハの時にGonnoさんから、プレイ中のトラックの下部の波形をタッチする事でヘッドフォンで先の展開などを瞬時にプレビューできる新機能 TOUCH PREVIEWを教えていただき、本番で早速活用することができました。rekordboxのおかげでよりキーを意識できるようになりプレイに広がりが出たので、今回から搭載されているKEY SYNCの機能は是非色々トライしてみたいです。
Midori Aoyama
いろんな新たな機能がありますが、とにかく音がパワフルで音質も良い印象です。音源の読み込みも早くなって便利。もっと実践でトライしたいです!
MONKEY TIMERS (DISKO KLUBB)
Contactで初めて使用した際にまず思ったのがディスプレイの視認性の良さ。色々試しながらの操作でしたが、新機能 TOUCH PREVIEWは、バックトゥバックスタイルを生業にする僕らにはより曲の情報が掴めるので便利だなと思いました。
Naoki Takebayashi (CYK)
視認性が上がり、耳だけではなく目から入る情報としても感性に近い操作が出来るようになりました。
Nari (CYK)
とにかく音が良くて驚きます。自分のDJスタイル的に、生音モノから電子音モノまで幅広く扱いますが、あらゆる音でも良い鳴りを実現させてくれるので、浮かんだアイデアをDJで表現しやすくなりました。
ただ、まだまだ知らない便利な機能ばかりだと思うので勉強したい!
Okadada
音はよりクリアに、読み込みはより早く、画面はより大きく正統進化。画面の大きさとタッチパネルの搭載は、もはや感覚としては前までの「CDJ」というよりタブレットのそれに近づいてて概念を飛び越えかけてる次世代機だと思います。
Romy Mats
CDJ-3000の進化の中で特に嬉しいのは9インチの高解像度タッチディスプレイです。rekordboxで事前に波形のグリッド調整し、MEMORY CUE/LOOPやHOT CUEなどを設定した上で、CDJを3台使用してプレイすることを心掛けている自分にとっては、耳でのモニタリングだけでなく、画面で視認できる情報が分かり易いほど、プレイ中の動作と思考の効率を上げることができます。またプレイ中の閃き次第で変化をつけていきたい時に、タッチパネルでスムーズに操作できることはもちろん、瞬時にプレイリスト一覧を表示できるPLAYLISTボタンと、タッチパネルキーボードですぐに楽曲検索できるSERACHボタンも重宝しています。
Seimei
レギュラーでDJさせてもらっているクラブに導入されているのでたまに触らせてもらうんですが、シンプルに使いやすいです。割とクイックでミックスすることが多い自分のようなDJにとって、いち早く次の曲を探したいという時にタッチパネルで楽曲を検索できるのが本当に助かります。それ以外にも改善された機能は山ほどありますが、個人的には視認性/操作性の面でこれが一番の改善ポイントでした。
SEKITOVA
よりパーソナライズされて様々な使い方ができるようになった一方で、シンプルに使う楽しさも保たれていて、意思と発想次第でどこまででもいける(し、そこに居てもいい。)ように設計されているところが素晴らしいです。
Shhhhh
野外のパーティーの転換中に、USBが挿さったCDJの電源を抜かれかけて死ぬかと思ったんですが、CDJ-3000の電源ケーブルのロック機能のおかげで無事に1曲丸々かけることができて命拾いしました。
ShioriyBradshaw
初めてCDJ-3000に触れてから、とても虜になっています。ジョグ内でアートワークが表示される点や、コックピットのようなライティングとカラーリングデザインが、プレー中にワクワクする一因となっています。テンポの変化に対しても、とてもスムースな動作で、展開のあるセットが創りやすくなりました。またよく使用していた「検索」が、SEARCHボタン一つで行えるようになったり、HOT CUEもワンタッチできるようになったのも嬉しいポイントです。現場でまた触れる日が来るのを心待ちにしています。
So
CDJ-3000になって音質やキーミックスなど多くの機能がアップデートされてますが、個人的にはシンプルに大画面になったことが有難いです。どちらかと言うとテクニックよりも選曲や流れを重視しているので、事前に整理した楽曲の検索性が飛躍的に上がったことが一番のメリットだと感じてます。
Takaaki Itoh
プレイの際のBPMマッチングはミリ単位で触って調整しているのですが、プラッターの動きが滑らかで繊細になって、とても使いやすいです。また液晶が大きくなったのも視認性が上がって助かります。
Wata Igarashi
僕はセットの中でメロディーがうまく重なりながら流れる様な展開部分を作るのが好きで、これまではキーも方向性もマッチする曲を気が遠くなる様な膨大な時間をかけて泣きながら探していました(笑)。それが、CDJ-3000の新機能であるKEY SYNCのおかげで、雰囲気がバッチリなのにキーが違うことでプレイできなかった曲も絡み合うようにインキーでミックスできるようになり、ストーリーの作り方が無限大に広がりました。
Yoshinori Hayashi
DJブースにインした筈がこれは近未来スーパーカーのコックピットか?と錯覚するかの様なディスプレイの信頼感。CDJそれ自体に消極的なHayashiでしたがHIGH、MID、LOWを色別で表示される3Band Waveform、再生中の拡大波形に、マスター波形が並べて表示されるStacked Waveformなど展開の激しい楽曲使用時も、視覚でそれをサポートしくれるCDJ-3000使い出してます。そんな安心、他にありますぅ?
¥ØU$UK€ ¥UK1MAT$U
音質の向上と見易い大きなディスプレイが嬉しいです。以前の機種ではロータリーセレクターをひたすら回すしかなかったのが、タッチパネルで楽曲を素早く探せる様になったのも便利。機能も大幅に増えているので、何度も使って使いこなせる様になりたいですね。
7e (SLICK)
表示が大画面で見やすく、タッチパネル式なのも使いやすいし、BROWSE画面でBPM順に曲をソートして表示することもできるので、咄嗟の選曲も焦らずにできます。
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