このところNAMMのニュースとか、テクノロジーに関する記事ばかり書いていたので、バルセロナに住んでなくても書けるような記事じゃなくて、今日は久しぶりに地元の音楽の話題も取り上げましょう。

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Reactableというバルセロナの大学の研究チームが作った、積み木のブロックみたいなものをテーブルに置いて音楽をコントロールするデバイス。バレンシア出身の友人のバンドThe Freak Fandango orchestraがその大学の研究スタッフも巻き込んでOrnitorincos Festivalというイヴェントに出演していたので、観に行ってきました。

 

Fandangoというのはスペインのフラメンコから派生したダンス音楽です。昔のダンスと今のエレクトロニックが混ざるとどうなるのか、という一種の試みでもあります。

ブロックの他に、e-puckという実験用のロボットとグリッドコントローラーを合わせて使っています。見た目的には面白いのけど、ピューピューとした音を生成してるだけで、バンドはバンドで勝手に演奏してるし、飛び道具シンセ的な使われ方をしてるだけで、音楽的にはあまり面白味には欠けたかな。

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このReactable、発祥の地だけあって、何か大き目のイヴェントがあるとバルセロナでは見る機会が結構あります。日本でもBjorkが2008年に武道館でコンサートをした時(もう大分前ですね)に使われていたので、ディスプレイに大写しにされた妙な機械があったなとおぼろげに覚えている人もいるのかな。右の友人のAndresは音楽系のディベロッパーですが、イヴェントで女物のワンピースを着るのがなぜか好きで、この界隈ではワンピースの男として覚えられ、それだけでセキュリティを通り抜けられるという、そういう人です・・・。

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イヴェントが行われたのはバレンタインデーだったのですが、バルセロナの場合、チョコを贈るという習慣は全くなくて、この日はカーニバルの週でもあったので、仮装して出かける人が多数。4年住んでるけど、なぜかはよく知りません。この時期は仮装の日。何となくそう覚えて暮らしています。