SONYがファイル読み出し時に発生する電気的ノイズを低減して高音質化を目指したSDXCカードSR-64HXAを発表しました。

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しかし、高音質といっても、個人によっても聞こえ方の違いがあります。リリースニュースには周波数解析をしたグラフや「音源が本来持つスムーズな音のつながり、澄んだ音場の広がり、粒立ちの良さ、みずみずしさを再現」という説明がありますが、みずみずしさとか澄んだ音場の広がりとか、どちらかというと主観的な要素で、しかも再生する環境が色々変わる中、微妙な音質の差をジャッジするのは中々難しいところではあります。

 

実際に試聴してみた大手IT系情報サイトの意見も割れています。「ちゃんと存在意義はあると思う」としながらも「うーん、大差はないけどあるかも知れないなぁ」というのがPC Watch。「静かな環境下で聴き比べれば、大半の人が瞬時にわかるレベルの違いがある。」とするのはAV Watch。あれ、今気づいたけど、どっちも違うライターによる記事だけど大元は同じサイト(impress)じゃね?

 

というか、みんなSDカードで音楽を聴く?というのがそもそもの疑問。そもそも。

 

だって、それがSONYだもの

 

と、みつおが呟いたかどうかは不明ですが、需要があるんだかないんだか分からないところに思いっきり斬り込んでいくSONYらしさを我々は今目撃しているのだ、と思えばいいのかもしれません。

 

第一線のDJもUSBメモリにデータを入れてDJミキサーに挿してプレイしていますし、そういう意味で考えると、メモリーカードは音質にこだわる人に取って新たなステージなのかも。そのうちとんかつDJアゲ太郎がレコードを持ち込めない現場で伝説の超高音質SDカードを譲り受け、フロアを盛り上げるエピソードを読むことができそうです。