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人々がバカンスから戻り、暑さもひと段落し、夏を惜しみつつ、9月後半からようやくこちらでは学校の新学期が始まります。今月を振り返ってあまり音 楽には関係ないですがバルセロナ在住としてやはり記録に残しておきたいのは9月11日カタルーニャの日の独立運動。毎年エスカレートしていますが、今年は スコットランド独立を問う国民投票の直前だったこともあって、やはり特別な盛り上がりがあったように思えました。

 

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ただでさえ町中旗だらけなのに、フランクフルトまでカタルーニャカラー。こちらは家族連れで子供も普通にデモに参加します。家族なので、犬も本当に旗を巻いて参加したりします。

 

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Arc de Triomf(凱旋門)前に集まる人たち。凱旋門ってもパリのそれのように戦勝記念で作られたわけではなく、あくまでモニュメントです。いつかは勝つぞ、ということでしょうか。

 

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そのArc de Triomfの前には仮設のコンサート会場。もうフェスみたいなもんです。

 

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女の子も柵の上に立ってスマートフォンで撮影してます。

 

独立運動のデモが盛ん、というと怖いとか危ないとか日本の感覚で言われますが、何でも問題があると市民運動となってデモという形になるので、こちらでは日常茶飯事です。

 

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上の写真のデモも今月初めに行われたデモで、バルセロナの過度な観光化に反対するデモ。日本の感覚では信じがたいと思いますが、市民が観光に反対す るデモです。経済危機以降、もちろん観光に頼って食べていかなければいけない人もかなり多いわけですが、段々地元住民が住みづらい場所になっていることは 確かなようです。

 

このカタルーニャの日が終わって、9月後半にLa Merceという町全体で沢山のイヴェントやフリーコンサートが行われる週が終わると、ああ夏が終わって新学期が始まるなという感じです。ある意味長い夏 休みでぼけた頭を再び回転させるための試運転の時期なのかもしれません(学校は大体6月半ばから9月半ばまで夏休み。)La Merceのコンサートについては、時間があればまたの機会に。