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Anchorsong ”Ghost Touch/Plum Rain” & LIVE at Queen of Hoxton

2011.10.27

先週はアムステルダムのADEに参加してきました。

いい刺激をもらってロンドンに帰ってきたので、今後の活動に活かして行くと同時にADEのリポートは、後ほどHigher Frequency内で紹介させて頂く予定です。

今日は、ロンドンからNewsとライブの簡単なレポートを届けたいと思います。

先月の代官山Unitで鮮烈な凱旋帰国パフォーマンスをおこなった、Anchorsong。

１１月２８日には、イギリス南部の街ブライトンを拠点とする老舗レーベルTru Thoughtsからデビューアルバム「Chapters」のリリースを控え、新作からの先行シングル”Ghost Touch / Plum Rain”が先日リリースされました。

疾走感のあるビートが心地よく駆け抜けるGhost Touchと、浮遊感と多彩なリズムが繊細に絡み合うPlum Rainの両曲とも、Anchorsongのストイックな音楽へ対する情熱が生み出した素晴らしい楽曲です、みんなに聞いて欲しいのでblogに書いてみました。

そんな新作からの先行シングル”Plum Rain”が２日前から無料ダウンロード開始されています。

是非、ダウンロードして聞いてみてください。

http://www.tru-thoughts.co.uk/news/free-anchorsong-track

１１月に発売される新しいアルバムのアートワークの撮影は僕が担当させて頂きました。

店頭で見かけたら、手に取って見てみてください。

早くもMinistry of Soundのラジオや、Onemanの最新のmixなどでサポートを受けている他、アメリカの人気ブログ “The Hype Machine”のTop 40にランクインするなど、反響は広がり続けています。

要チェックですよ！

そして今月の初旬に自身のリリースパーティーを兼ねた、Anchorsongのライブが東ロンドンに位置するのQueen of Hoxtonで開催されました。

前座には、数々のUKフェスティバルに出演しパフォーマンスに定評があり、DJ Krushの前座も務めた経験を持つShadow Orchestraが登場。

見事な演奏で会場の雰囲気を盛り上げていました。

そして、本日のヘッドライナーAnchorsongが登場。

MPC2500とキーボードを駆使したパソコンを使わないリアルタイムでの演奏と、楽曲を打ち込むというより、叩き込んでいくエモーショナルなライブパフォーマンスが武器のAnchorsong。ソフトではなく、あくまでもハードによって作られる電子音のライブパフォーマンスには、バンドのライブを見ているのに近い感覚を覚えるのは筆者だけではない筈。

この日のライブには、ステージに１人で現れたAnchorsongは黙々とMPCを叩きオーディエンスを魅了し始めた。１曲目は、次のアルバムにも収録されていない新曲らしいが、１曲目からディープインパクト。

数曲を１人で立て続けに演奏した後に自己紹介を経て、チェロとバイオリンのストリングス隊の２人がステージに登場。

Anchorsongはソロライブも好きだが、弦楽器との共演が生むハーモニーもまた彼のライブの魅力のひとつ。

そしてライブは中盤から後半にさしかかり、先日発売した先行シングルの”Ghost Touch”から、ライブで盛り上がる事間違いなしのキラーチューン”Devil’s Clap”でダンスフロアは沸点を超え、爆発するオーディエンス。MPCが打ち出すアグレッシブなグルーヴと、キーボードが奏でる透き通ったメロディーがクロスオーバーしてスピーカーから鳴る音は、無骨なまでに剛直で人を感動させる音楽だ。

今までに数えきれないほどのAnchorsongの素晴らしいライブを見てきたが、この日のライブが今までで一番の出来上がりだったと思う。アレンジを加え進化している古い楽曲と、新曲の両方の完成度がこのアルバムの制作を経て一段と進化している事を強く感じれた。そして、友人でありリスペクトしているアーティストである吉田氏の最高のライブを体感して、「土俵は違うけど負けてられないな」と大きな刺激をもらいました。