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Simple Symmetry

INTERVIEW

Budding Groove: Simple Symmetry

  • Text & Interview : Shigeru Tamaru (Huit Etoiles), FLEDtokyo (Tu.uT.Tu. / Test Press Tuesday)

  • 2019.4.19

  • 2/1 追加
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モスクワから湧き立つ現実逃避への情熱

僕たち『Huit Etoiles』は、世界的には人気のあるニューディスコ(Nu Disco)を、海外と遜色無く東京クラブシーンに根付かせるために5年前から活動を始めました。当時はリエディットが人気がありましたが、段々とその中心が変わりつつあるのを、レコードであったり、アーティストであったり、自分達が海外へ行って経験する事で少しずつ感じ取り、アウトプットしてきました。 いま自分たちが居る場所は“モダンエスニック”と言われていたり、“オルタナティヴ・ハウス”と言われていたりしますが、Red AxesやMoscomanに代表される音楽に魅力を感じています(オルタナティヴ・ハウスも、ニューディスコ同様に非常に幅広く、曖昧な言葉ではあります)。 今回、4月20日(土)にVENTで開催するパーティーは『Huit Etoiles』の5周年という事で、その中でもいま一番、自分たちにとって非常に魅力的であり、世界的には人気がありながら、日本未踏のアーティスを紹介したいと思い、ロシア発のライジングスターデュオである、Simple Symmetryをブッキングしました。

 

彼らはインタヴュー本文中にあるように、前述のMoscomanのレーベル〈Disco Halal〉からのリリースをキッカケとして人気が出たのですが、その中でも僕たちのお気に入りは沢山あって、2017年リリースの『Plane Goes East』というEPに収録されている“Voodoo Your Ex”であったり、イスラエルのアーティストAutarkicの“Bongos & Tambourines”というトラックの“Simple Symmetry Remix”も良かったですし。何より決め手となったのは、2018年にフランスの〈Ekler’O’ShocK〉からリリースされた、Polo & Panの“Mexicali”というトラックの彼らによるリミックスがあるのですが、これがかなりヒットして、DJ Tennisを始め沢山のアーティストにプレイされました。

 

Simple Symmetryは今後、Red AxesやMoscomanのような存在になっていく才能を秘めていると確信しています。僕たちは彼らのように才能があり、エッジが効いていて、世界的にも人気のあるアーティストを日本に紹介してきました。そしていま一番面白いと思うアーティストが彼らなのです。

 

Simple Symmetry

 

 

ーーまず、お二人が出会ったきっかけを聞きたいのですが、あなた方は兄弟なんですよね。

 

Sasha:そうだね、僕達は血の繋がった兄弟だから正式には僕が0歳の時に4歳のSergeyに出会ったんだよ。

 

 

ーークラブシーンでは比較的珍しい兄弟でのデュオですが、いつ頃から一緒に音楽活動をしているのですか? どちらから声を掛けて始まったのですか?

 

Sasha:まず、僕達の家では子供が聴くような音楽やミュージカルが自然と流れていて、The Beatlesはほとんど全部と言って良いほど流れていたね。それにPaul McCartneyもね。あとはThe Rolling Stones、Pink Floyd、それにAndrew Lloyd Webberのロックミュージカル『Jesus Christ Superstar』とか、Jean-Michel Jarreの『Oxygene』とかかな。ソビエトの有名なニューウェイヴ・バンドのKINOも良く聴いていたよ。あとクラシック音楽も沢山ね。

 

Sergey:うん。そして僕たちは成長するにつれて、音楽とそれぞれのサウンドへの関心が強くなって、2台のカセットレコーダーを使って、録音された一種のラジオプレイを始めたんだ。それから段々と音を作りたいって欲求が湧いてきてね。両親は常に僕たちのことを応援してくれていたから、“楽器が欲しい”と思っていた時には、僕たちにとって初めての楽器を買ってくれたんだ。それから楽器を弾くことを学び始めて、他の2〜3組のバンドと一緒にライヴをやり始めた。そして……、最終的に僕たちはエレクトロニックミュージックを見つけたんだよ! それからライヴミュージックとライヴミュージシャンでの全ての経験を活かして制作を始めたんだ。

 

 

ーーお二人は現在スタジオやギグなどでとても忙しい毎日を過ごしているようですが、そのような状況の中で、どのようにして日々、禅のようにハーモニーを奏でることが出来ているんですか? 

 

Sasha:良い質問だね! その通りで、このクレイジーでサーカスの様な状況で精神的にバランスの取れた状態を保つことは本当に簡単じゃないんだ。それでも保つことができるように努力しているよ。まず初めに、2〜3年前だったかな、あらゆるパーティーでめちゃくちゃになるのをやめたんだ。当時までは、まるでパンクロックの様にクレイジーだったからね。“本を読むこと + 美味しい料理を食べること + お喋りをすること + 友達に会うこと + 沈黙を楽しむために数時間の間かなりの場所に滞在する機会を持つこと”、……これが僕が見つけた心の調和を保つための公式だよ。

 

 

ーーどんな機材で制作をしているのですか?

 

Sergey:僕たちは、ギター、パーカッション、カズー、ドラムマシンやシンセサイザーなどを使っているよ。

 

Sasha:そうだね。それに加えて、もちろん刺激的なサウンドのサンプリングも。もっと言えば、音が鳴る物なら何でも使ってるよ。例えば、今年ブラジルに行った時に見かけたクリケットの音を録音したんだけど、それがこの先リリースされる僕達のアルバムの1曲に使われていたりね。

 

 

ーー2018年には、Moscomanの〈Disco Halal〉からAutarkicの“Bongos and Tambourines”のリミックスをリリースしていましたね。 これは東京の様々なクラブで響き渡ってきたトラックで、未だににヘヴィープレイされています。このリミックスの背景にあるマジックについて少し教えてください。

 

Sasha:僕が個人的に良いリミックスをしようという気持ちになるのは、ヴォーカルとパーカッションだね。Autarkicのオリジナルの“Bongos and Tambourines”には素晴らしいヴォーカルと素晴らしいパーカッションがあるよね。最初に始めたのは、オリジナルのパーカッションをクラブ仕様にするためにキック、スネア、ベースと交差させて、その後にヴォーカルを新しいコンテキストに入れた。それからひとつずつ、別の要素を足していくみたいな感じかな。

 

 

 

ーーこれまでにリリースしてきた、“Incredible Adventures In Khazar Khaganate”や“Best Ice Cream In Guwahati”、“Plane Goes East”などからは中東色と言いますか、お二人の出身地であるロシアのイメージから外れた音の印象を受けます。この中東風な音作りはどのようにして始まったのですか?

 

Sergey:うーん、たぶん現実逃避する手段として始めたんだと思う…‥。でも素直に言うと今までその理由を分析した事が無かった。いつも自然に生まれて来たし、考えた事もなかったよ、おそらく君も分かると思うけど。

 

 

 

ーー近年、お二人が作品をよくリリースしているメインレーベル〈Disco Halal〉と、そのレーベルオーナーであるMoscomanについて聞かせてください。私たちは2019年1月に『Disco Halal meets Huit Etoiles』として、彼とTrikkを日本に呼びました。あなたはどのような経緯で初めてMoscomanと出会ったのですか?

 

Sasha:3年前、モスコ(Moscomanの愛称)はどういうわけかSoundCloudで僕たちの音楽を発見して、Facebookでメッセージが届いたんだ。それから僕たちはチャットを始めて、そのもう1年後に〈Disco Halal〉から僕たちの最初のEP『Plane Goes East』をリリースしたんだ。それからボールが転がり始めたよ。

 

 

ーーロシアは日本から比較的近い場所にありますが、あまり詳しい情報が入ってきていないんですよ。僕は才能のあるアーティストが沢山いることは知っていますが、クラブシーンに関してはあまりよく分かっていません。是非、あなた方からロシアのシーンを紹介してください。

 

Sasha:僕たちの古くからの友人で素晴らしいのはLipelisとOdoptだね。加えて、新しく将来有望なアーティストとして挙げるならOlta Carawaneかな。

 

 

ーー逆に、あなた方は日本のクラブシーンについて何か知ってたりしますか? 今回が初来日という事で、クラブシーンだけではなく、日本についての印象を教えて下さい。初めての日本はやはり興奮しますか?

 

Sasha:音楽文化を含め、日本の文化は非常に巨大でユニークであることを世界中の人々が知っているよね。だから、東京で直にその文化を見れる機会がもうすぐ自分たちにも訪れて、ようやくその経験を積むことができることに非常に興奮しているよ。夢が叶うんだ、間違いなく、とても興奮してるよ!

 

 

ーーあなた方は今とても忙しいと思うので、今回の来日では長期間の滞在は出来ませんが、もしあなた方が1ヶ月間の休暇を日本で過ごすとしたら、ここで何をしたいですか?

 

Sasha:寿司は狂ったように食べ続けるぐらい、気に入ってるよ。でも勿論、それは日本料理の全体のほんの一部に過ぎないことも分かってる。もし本当にそれが実現するなら、日本の自然の場所や寺院を探訪したいと思ってるよ。信じられないほど美しいよね。

 

 

ーーそれでは最後に、今回のパーティーへ向けてメッセージをお願いします。

 

Simple Symmetry:『Huit Etoiles』のみんな、東京に呼んでくれて本当にありがとう! 僕たちは特別な夜のために新しい曲を沢山用意してきたよ! お楽しみに! ラヴ&ピース!

 

Simple Symmetry

 

 


 

Huit Etoiles 5th Anniversary

Huit Etoiles 5th Anniversary

 

Date: 2019/4/20 (Sat)

Venue: VENT

Open: 23:00

ADV: ¥2500

[ADV ticket outlet: https://jp.residentadvisor.net/events/1234436]

FB discount: ¥3000

[FB event page: https://www.facebook.com/events/808133962864070/]

Door : ¥3500

 

Line up:

[ROOM1]

Simple Symmetry (Disco Halal / Multi Culti / Correspondant)

CHIDA (Ene/Mascaras)

ALTIERI (Slow Motion / Italian Dance Wave_ITALY)

YOSA

 

LIGHTING: MACHIDA (LSW)

 

[ROOM2]

Huit Etoiles Crew

REKI (ELEPHANT)

Jun Nishioka (cha cha cha)

Ayana JJ

NAKAMULLAH

FLEDtokyo (Tu.uT.Tu./Test Press Tuesday)

 

 

「DixonからDJ Tennisまで中毒者続出中!!モダン・エスニックのライジングスターSimple SymmetryがHuit Etoilesの5周年パーティーに登場」

出身地モスクワを拠点に〈Disco Halal〉レーベルから数々のヒット曲連発!モダンエスニック・シーンで人気急上昇中な兄弟デュオ、Simple Symmetryが4月20日に開催される『Huit Etoiles』の5周年アニバーサリー・パーティーにて初来日公演を披露!

 

最近ではDixon率いる〈Innervisions〉のモスクワでの公演に抜擢されたり、DJ Tennisが率いる〈Life and Death〉がバルセロナで行うフェスに出演したりとビッグイベントでの露出も増えてきたSimple Symmetry。プロデューサーとしても作品が軒並み高評価を得ており、〈Disco Halal〉をホームレーベルにサイケデリックな音楽旅行のような表現を通してメロディーの表現主義、現実逃避への情熱を表現しているという。Simple Symmetryはモスクワのストリートにある自分たちの地下室を飛び出して、世界中の人々とカルチャーが持つオーセンティックな音楽の財宝を探し求める冒険旅行へと旅立ち、各地で見つけたお宝の数々に新たな価値観を付けてフロアに投下していくのだ。

 

そしてこの日は、日本におけるNu Discoシーンの裾野を広げ、日本未踏の才能溢れる海外アーティストを日本のクラブシーンへ紹介するべく2014年にスタートしたパーティー、『Huit Etoiles』の5周年を祝うパーティーでもある。いまでは韓国、上海などでパーティーとしてツアーを行う程になり、『Timeout』誌には、日本におけるNu Discoの指標的パーティーと称されるなど正にシーンを牽引していると存在と言えるだろう。エスニックなリズムや楽器、原始的なバイブス、そしてアンダーグラウンドのダンスミュージックなどへの情熱を詰め込んだ世界の注目するSimple Symmetryのセットを『Huit Etoiles』にて味わってほしい!

 

More info: VENT

http://vent-tokyo.net/schedule/simple-symmetry/

※VENTでは、20歳未満の方や、写真付身分証明書をお持ちでない方のご入場はお断りさせて頂いております。ご来場の際は、必ず写真付身分証明書をお持ち下さいます様、宜しくお願い致します。尚、サンダル類でのご入場はお断りさせていただきます。予めご了承下さい。

※Must be 20 or over with Photo ID to enter. Also, sandals are not accepted in any case. Thank you for your cooperation.

Pioneer DJ

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