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Andrew Weatherall

INTERVIEW

Andrew Weatherall

  • Text & Interview : Kenjiro Hirai

  • 2016.3.2

  • 9/10
  • 2/1 追加
  • 9/10
  • 2/1 追加

最高のオヤジから教わる、最高へのこだわり[vol.2/2]

(インタヴューは前編『最高のオヤジから教わる、最高へのこだわり[vol.1/2]』より)

 

 

 

――あなたにとって、ロンドンでの「最高の遊び」とはどのようなものなのでしょうか?

 

Andrew Weatherall:俺は毎週末クラブで過ごしているから、基本的に、オフを楽しく過ごしたい時には、俺は比較的自分ひとりだけで過ごすことの方が多いんだよ。例えば、日中はどこかのアートギャラリーやミュージアムに足を運んでね……。

 

 

――友だちと遊びに出かけるとか、クラブに行くようなことはないんですか?

 

Andrew Weatherall:それはないな(笑)! クラブは自分にとって「仕事場」だしさ。それって、勤め人が休みの週末にもオフィスに行くようなもんだよ。自由時間ができたら仲の良い友人達と過ごすだろうけど、かといって、彼らと一緒にクラブに繰り出すことはまず無いね。正直言うと、読書して過ごせればハッピーなんだよ。それって全然ロックンロールじゃないけども(笑)。

 

 

――そうですね(笑)。でも、今でもクラブでエキサイトしたり楽しむってことはありますよね?

 

Andrew Weatherall:そりゃもちろん! 自分のやっていることは今でももちろんエンジョイしているよ。ただ、仕事を離れたオフの時にクラブに出かけるとしたら、それが俺にとってよっぽどスペシャルな存在の人がプレイするような、そういうショーケースじゃない限りはまずあり得ない。凄くレアなことだし、そもそも俺はクラブカルチャーをちゃんとフォローしていないからね。正直、そんなに興味を惹かれないんだよ。

 

 

――なるほど。あなたがロンドンの街を愛する理由は、「最高の遊び」を経験するのに最適だからなのかなと思っていました。

 

Andrew Weatherall:俺がロンドンを愛しているのは、無料で行けるミュージアムが山ほどあるし、入場無料のアートギャラリーもたくさんあるからなんだ。それに、今でもまだ素晴らしいヴェニューがたくさんある街だし――もっとも、再開発の煽りでそうした会場も閉鎖に追い込まれているんだけどね。ロンドンには欠点もたくさんある。暮らすのに非常に高くついて楽じゃないんだ。そういう都市になってきたね。ただ、どんな世相になっても、ロンドンの「ハート」に当たる部分、ダークな心臓部というか、ある種の「闇」を消し去ることはできないね。ロンドンにある暗いスピリットは、いくら建物が変わっても根絶やしにすることはできないだろうな。だから、俺はロンドン暮らしを愛しているのさ。確かに生活費は高くつく街ではあるけれど、未だに非常に質の高い、しかも無料で味わえる文化体験で溢れているからね。だから、さっきも話したように、俺はほぼ毎週末をクラブで過ごしているわけだし、オフにわざわざクラブを選んで遊びに行く気は起きないんだよ。

 

 

――今、ライヴ会場が閉店に追い込まれているという話もあったように、ここ数年でロンドンの街並みが変わってきていると思いますが、今のロンドンでお気に入りの遊び場はどこですか?

 

Andrew Weatherall:そうだな……。

 

 

――お気に入りだけに、秘密に留めておきたい、という思いもありますか(笑)

 

Andrew Weatherall:ハッハッハ! いや、俺にはそういう場所があんまりないんだよ。例えば、「常連として馴染みのある近所のパブ」なんてのも無いしさ。俺はもう酒は飲まないからな。ロックンロールなライフスタイルは過去にさんざん体験してきて、その手の生き方はしっかり実地で学んだから、羽目外しには今さらニーズを感じないんだよ。でも、そうだな……今の自分には「お気に入りのクラブ」も無いから、自分で始めれば良いのかもな。会員制のメンバー専用のクラブをさ(※ここでの「会員制クラブ」は、音楽/ナイトライフを主眼にしたクラブではなく、イギリスに多い名門の紳士淑女、セレブの隠れ家的なラグジャリーなクラブのニュアンス)。

 

 

――音楽が目的のクラブではないんですね。

 

Andrew Weatherall:そう。それで、メンバー向けの入会規則はとんでもなく厳しくする。でも、規約が厳し過ぎて結局のところ会員は俺だけってことになって、バーテン役もこなす自分がやってこない客をバーで延々と待っているだけ……。そんなクラブになっちゃうだろうな(笑)。

 

 

――今の会員制クラブにも通じるかもしれませんが、あなたが若い頃に読んだという、Joseph Conrad(ジョセフ・コンラッド)の『The Secret Agent(邦題:密偵)』が、今もあなたがエドワーディアン・スタイルに惹かれるきっかけになっていると聞きました。自分のスタイルを決定づけてしまうほどのその読書体験から、何を感じ取ったのですか?

 

Andrew Weatherall:あの本を読んだのは確か、自分がセカンダリースクール(※イギリスで中等教育に当たり、11〜16歳の間に通う学校)に通っていた頃のことでさ。

 

 

――ずいぶん前の話なんですね。

 

Andrew Weatherall:そう、おそらく35、40年くらい前の話だよ。俺は両親から読書への愛を叩き込まれてね。『The Secret Agent』は、読んで初めて「ある場所」を心に喚起させられた本だったんだ。それがどうしてだったかは自分でも分からないし、あの本を読む以前から読書は楽しんできたんだよ。ただ、自分にとっては本当に、あれが深い繫がりを持った最初の一冊だった。様々な思いを喚起させる、強い力を持つ本だったね。

 

 

――『The Secret Agent』の特にどういう部分に惹かれたんですか? 具体的な内容ですか、それとも本自体の雰囲気ですか?

 

Andrew Weatherall:あの小説はミステリー本で、ある時代のロンドンが舞台に設定されているわけだけど、その時代というのは文字通り、人々が「闇」や「霧」から脱しつつあった時期でね。ガス燈が街路に普及し始め、家庭に電気が引かれるようになった頃の話で、俺からするとそれはとても興味深い時代だった。世の中が現実のとして「霧」と、暗喩としての「霧」、その双方の「霧」から脱しつつあった、そういう時代でさ。19世紀後半から20世紀初頭にかけては大好きな時代なんだ。それは恐らく、『The Secret Agent』から発しているんだよ。だから未だに19世紀半ばから1940〜50年代くらいにかけて書かれた小説、主にドイツの文学と、フランス文学も少々、そしてイギリスの文学のいくつかが、俺のお気に入りなんだ。アメリカ文学も若干混ざるけど、主にヨーロッパ文学が大好きだね。

 

 

 

――ファッションの面ではどうですか? エドワーディアン・スタイルがお好きらしいですね?

 

Andrew Weatherall:そうだな。ただ、俺のファッションにはあらゆる類いのものが混じっている。例えば、自分のワードローブには、それこそ1850年代から1950年代にかけてのファッションが詰まってるんだ(笑)。

 

 

――最近の服にはあまり興味無いんですか?

 

Andrew Weatherall:新しめの服だっていくつか混じってるよ! ただ、それらだって最新のモダンなものではない。俺は服を仕立ててもらったりもするしね。特にこれといったお気に入りのファッションは無いし、何であれ自分が好きだと思えたものを買ってるだけさ。で、それが結果的にある種の「ルック」になっているんだろうね。自然にこうなるんだ。だから、俺の格好を見て「○○風」だの、レッテルを貼って分類しているのは、俺自身じゃなくて他の人たちだ。

 

 

――確かにそうですね。

 

Andrew Weatherall:コンセプトとしてのファッションは好きだよ。非常に興味深いと思ってる。もちろん、ファッションってのはくだらないし、ありきたりで、基本的にバカげたものだ。ただ、その存在そのものにはありがたいなと思っている。というのも、俺たちのカルチャーの中にああいう軽々しくてアホなもの、一種の空虚さがちょっとは混じっていないと、非常に退屈なものになってしまうだろうからさ(笑)。俺はショーディッチ(※Shoreditchは東ロンドンに位置する、ファッションやグラフィティカルチャーで知られているエリア。ここ数年は気鋭のアーティストなが集まるようになり、若者に人気のトレンドの発信地となっている)に住んでいるから、部屋の窓から色んなファッション・トレンドの推移を眺めているんだ。だけど、ある程度の年齢に達すると、「ファッション」ではなく自分自身の「スタイル」にもっと興味が湧いてくるんだよ。イギリス人の作家でウィリアム・ハズレーって人がいるんだけど、彼は今から150年、200年くらい前に、「ファションというのは、その人間が『自らのスタイル』という感覚を確立するまでにやるべきこと、そういうものに過ぎない」と述べていてさ。そのフレーズが常に俺の中に残ってきたんだ。

 

 

――それは真理をついたフレーズですね。共感しますし、あなたがそれを実践しているのもわかります。

 

Andrew Weatherall:その感覚は、俺がガキだった頃にまで遡るんだ。俺の父親はモッズだったから、ファッションへの感覚や、ファッションに対する興味といった遺伝子が、俺にも流れていると思う。今だと「子供向けファッション」なんてものがちゃんとあってさ、ファッショナブルな子供服を買うのは朝飯前だろ? ただ、俺が子供だった60年代後半〜70年代始めの時代は、楽にお洒落な子供服が手に入らなかった時期で。それこそ「お子様専門店」みたいな、特別なブティックに行かないと見つからなかったんだよ。

 

 

――あなたの子供時代の服は、そういった特別なお店のものだったんですね。

 

Andrew Weatherall:その通り。俺たち家族は郊外で暮らしていたから、母親はわざわざ車でロンドンまで行って、俺のためにヒップな子供服を買ってくれたんだ。それにテレビを観れば、歌番組にMarc BolanやDavid Bowieなんかが出演していて、そういうのを眺めるうちに音楽と服との結びつきを感じたよ。だからファッションが大事だという想いは常に俺の中にあったし、いつだって、ファッションは俺という人間を成り立たせる要素のひとつだったな。

 

 

ーーファッションもアイデンティティのひとつですしね。その話を聞いていてふと思い出しましたが、昔の自分にも、母親が手作りの洋服を着せてくれていました。それもたぶん、あなたの親と同じように、当時の日本では彼女の好みの既成の子供服が見つけにくかったからなんでしょうね。

 

Andrew Weatherall:きっとそうだな(笑)。だけど、そういう経験があったから、君も未だにスタイルや音楽に興味を持っているんだろう。それは子供の頃から君には「自分のスタイル」があったということだし、他の連中や流行に沿って、ただお店に行って既成の服を買うよりも、君は自分なりの「スタイル」を育てることにより意識的だったんだよ。

 

 

――読書やファッションなど、あなたが愛し、あなたのスタイルを形成するものは数多くあるとは思いますが、『CONVENANZA』においてはそういったものからは創作の影響を受けましたか?

 

Andrew Weatherall:さっきも言ったけど、俺は計画してアルバムを作るわけではなくて、ただ音楽を作りたい時に作っているだけだから、特定のものが影響しているかどうかは自分では解らない。もしアルバムの中で特定のものから影響を受けているトラックを挙げるなら……、“Ghost Again”だな。ファッションや読書ではないけど、この曲は、Nagamatsuというイギリスのポストパンク・グループのインストトラックから影響を受けているんだ。トラックのタイトルは覚えていないけど、俺はそのトラックをかなり気に入っていて、コード進行なんかを手本にしたんだ。

 

 

 

――Nagamatsuという響きは、日本の苗字のようにも聴こえますね。

 

Andrew Weatherall:彼らのロゴも日本の習字っぽいから、そうかもしれないな。彼らの作品は凄く稀少で、カセットでしか作品をリリースしていないんだ。ヴァイナルで少しだけコンピレーションもリリースしている。80年代のグループなんだ。この“Ghost Again”だけが、唯一何から影響を受けているか明確に答えられるトラックだね。

 

 

――『CONVENANZA』は、ソロ名義では『A Pox On The Pioneers』以来の、7年ぶりのアルバムです。計画して作られていないということは、今作もあなたの日々の創作活動の流れの中からごく自然に生まれてきたものなのですか?

 

Andrew Weatherall:そう。作るきっかけが、ある時にトラックを作っていたら、その半年後にはいくつかトラックが溜まっている。だから俺にとっては、アルバム作りというものが苦ではないんだ。「アルバムを作らないといけない」という義務感やプレッシャーが無いからね。毎日音楽を作っているから、どの時点かで必ずアルバムは出来るんだ。有り難いことに、レーベルからのプレッシャーも無いしな。俺は億万長者ではないけど貧乏でもない。このペースとやり方が機能し続ける限りはこのやり方を続けていくよ。ベッドルームだってそうだし、俺はどこでも曲を作ることが出来る。だから、スタジオを借りてるからその期限で何かを作り終えなければいけないという概念がないんだ。凄くラッキーだと思うよ。

 

 

――僕は今22歳なのですが、年上の友人たちを見ていると、好きなものをずっと好きでいることは難しいことなのだと思います。あなたが自分の中で変わらず好きなもの、そしてそれをずっと守っていられる、その1番の理由は何でしょうか?

 

Andrew Weatherall:そうだな……。自分に関して言えば、例えばそこに家庭とか仕事っていうのは関わってこないんだ(苦笑)。それに……現在ってのは以前よりも何かと難しいんじゃないのかな? 俺は年代的に、今から25、30年くらい前に自分の活動の根を下ろすことができたけど、今では誰もが「アートは無料で楽しめるもの」と見なしている。今は、好きなことをやって生計を立てるのが非常に難しい時代だよな。

 

 

――アートやアーティストに対する対価が正当に支払われていない、ということですね。

 

Andrew Weatherall:よっぽどの人気がない限り、それはミュージシャンも同じことだ。今は自分自身に忠実であること、自らの持つアーティスティックなヴィジョンを貫くのが難しい時代だと思う。だから、現代というのはある意味、パンクロックの唱えた「夢」が現実化したものが、「悪夢」に変わってしまった時代でもあるんだ。パンク・ムーヴメントというのは「アートの民主化」を目指す、それに尽きる動きだったからね。「誰にだって音楽はやれる」って考え方だったし、別に才能が無くたってオーケーで、アーティスティックな才覚が備わっていなくても構わない、とにかく実践するのみだった。

 

 

――そしたら本当に、今や誰もがアートをやり始めるようになってしまったんですよね。

 

Andrew Weatherall:そう。もちろん俺は、「アートの民主化」それ自体は素晴らしいことだと思っているんだよ。ただ、その代償としてアートが氾濫した結果、今や誰もアートにわざわざお金を払わなくなった。だから、仮に今の俺が君のような22歳の若者だったとして、「音楽の世界で働きたい」と考えるタイプだったら不安だろうね。やれるかどうか分からなくて、怖がってしまうと思う。だから、とても困難な時代だろうなと思うよ。俺は今から25、30年前にアーティストとしてのルーツを据えることができた。けど、21世紀に生きるアーティストとして、自分の抱いた独自なアイデアに完全に忠実でいることは……難し過ぎるだろうし、俺にはその図を想像することさえできないね。

 

 

――では、あなたの長きに渡るキャリアがスタートしたと言える出来事は何でしたか? 初めてプロデュースやリミックスを行った時ですか、それとも、初めて自宅でレコードに針を落とした時ですか?

 

Andrew Weatherall:自分の部屋でレコードをかけて、人々に聴かせていた頃、あれが自分にとってのトレーニングだったんだろうと思うよ。言わば、俺の今やってる「仕事」の種を蒔いたんだろうね。でも、自分の職歴が始まったのは、『Screamadelica』(※1991年に発表されたPrimal Screamの3rdアルバム。Andrew Weatherallはプロデューサーとして参加した)が大ヒットした時じゃないかな。友人連中とつるんで、さんざん一緒に楽しんでいた時期だった。実際、『Screamadelica』というアルバムが象徴しているのも、その「楽しさ」だったんだ。嬉しいことに、あの作品の持つ雰囲気は今の時代にも通用するものなんだよな。あの頃に、俺は仕事の面接を受けに行ってね。俺はたまたまシングル『Loaded』のテストプレスを受け取ったところで、それを小脇に抱えて〈London Records〉の面接を受けたんだよ。あれは確か、レーベルのA&Rの面接だったと思う。その面接を担当してくれた奴とは一緒にクラブに行くような仲でさ。そいつが、俺が持って来ていたPrimal Screamのシングルを見て「それ、何だい?」と訊いてきたから、説明したら、途端に「お前、何でこの面接なんか受けに来たんだ?! そのレコードは大ヒットになるぞ!」と。

 

 

――指摘されるまで事の重大さが解らなかったんですね(笑)。

 

Andrew Weatherall:俺はちっともそんな風に思っていなくてね。あれが、俺としても「ふーん。もしかしたら、そっちの道に進むのも有りなのかも?」と思い始めた時だったな。で、その後に『NME』に掲載された『Screamadelica』のアルバムレヴュー(※1991年リリース時の同紙レヴューは10点満点)を読んで、「おお、これはイケるかも」と思ったんだ。とは言っても、おっかなくもある感覚だったけどね。あの頃の俺は、ただの郊外出身のポッと出の若者で、音楽作りのテクニカルな知識もごく限られたものだった。スタジオにちゃんと詰めて作業した経験も3、4回程度だった野郎が、いきなり『NME』から絶賛されるプロデューサーになったんだよ(笑)。

 

 

――いきなり「スーパープロデューサーだ!」と。

 

Andrew Weatherall:そう(笑)。だから、とてもエキサイトさせられたけど、同時に怖くもあってさ。というのも……、「いつか誰かに見破られるんじゃないか?」と思っていたんだ。どこかで誰かから「ちょっと待った! Weatherallは何にも解らずにやってるだけだよ。あのヒットは“まぐれ当たり”だったに過ぎない」ってね。

 

 

――当時は「運良く成功して、ごまかしているだけだろう」なんて言われるんじゃないかと思っていたのですか?

 

Andrew Weatherall:ああ、そう思ったね。結局、あの頃から25年が経って、今も俺はこの仕事を続けられているわけだから、やっぱ運だけじゃないよな(笑)。ただ、未だに俺の心の中のどこかでは、いつか誰かが立ち上がって自分を指差して、「おい! みんな目を覚ませよ! こいつはずっと俺たちを欺いてきたんだぞ!」って言われるんじゃないかという想いがあってさ(苦笑)。

 

 

――逆に、その想いがモチベーションになっていたりもしませんか?

 

Andrew Weatherall:そうだな。そういう想いがあるのは、むしろ良いことだと思うんだ。俺のキャリアの始まりは本当に偶然だったから、逆に、それが一夜で消えてもおかしくはない。奇妙な巡り合わせだったんだ。だから、自分でも「こんなに簡単に物事が運んだんだから、同じぐらい簡単にこの時期も消えてしまうだろう。だったらそれが続く限り、自分流のやり方でやりたいことをやっていこう」と思ったんだよ。妥協し続けた結果、自分がやっていて楽しいことをやれなかった、あるいは、自分のやりたいと思ったことをおざなりにしてしまった、なんていうのは俺はご免だから。それに、奇妙なことだけど、その姿勢があったからこそ、きっと俺はこの仕事を続けてこられたんだろうね。人々も、俺があんまりキャリア志向の人間ではなくて、かなり本能任せでラフにやっている奴だという面に気付いて、気に入ってくれている。俺のこれまでの道のりに、これといった凄いマスタープランみたいなものは一切無かったからね(笑)!

 

 

End of Interview

 

 

 

 

Release Information

 

ANDREW WEATHERALL

『Convenanza』

Andrew Weatherall - Convenanza

 

Release date: 2016/01/22 (Fri) on sale
Labels: Rotters Golf Club / Beat Records
Cat No.: BRC-494 国内盤CD
Price: ¥2,200+tax
国内盤特典: ボーナストラック追加収録 / 解説付

 

Tracklist:
1. Introduction
2. Frankfurt Advice
3. Confidence Man
4. The Last Walk
5. Kicking The River
6. Disappear
7. We Count The Stars
8. Thirteenth Night
9. Ghosts Again
10. All That’s Left (Bonus Track for Japan)
11. Youth Ozone Machine (Bonus Track for Japan)

 

Order here:
beatkart http://shop.beatink.com/shopdetail/000000001993/
amazon http://www.amazon.co.jp/dp/B017VXB79G
tower records http://bit.ly/1O2hTUH
HMV http://bit.ly/1QSOqCP

 

More info:  http://www.beatink.com/Labels/RGC/Andrew-Weatherall/BRC-494/

 

 

 

Event information

 

ANDREW WEATHERALL “CONVENANZA” JAPAN TOUR

 

【東京】
Date: 2016/4/30 (SAT)
Venue: WOMB, TOKYO
Doors Open: 23:00
ADV: 3000YEN
Door: 3500YEN

 

【大阪】
Date: 2016/5/1 (SUN)
Venue: CCO クリエイティブセンター大阪
Open: 14:00 / Close: 22:00

ADV: 3500YEN

DOOR: 4000YEN

GROUP TICKET(4枚組): 12000YEN

 

More info: http://www.namura.cc

 

All info: BEATINK

03 5768 1277
http://www.beatink.com

 

Ticket outlet:
[先行発売] 1/22 (金) ~
beatkart: http://shop.beatink.com
Resident Advisor: http://jp.residentadvisor.net/
clubberia: http://www.clubberia.com/ja/
iFLYER: http://iflyer.tv/jp/

 

[一般発売] 2/6(土)~
beatkart、e+、ぴあ、ローソン、HMV Record Shop、テクニーク、Diskunion (新宿・渋谷・下北沢クラブミュージックショップ)、タワーレコード新宿店


 

RAINBOW DISCO CLUB 2016


Andrew Weatherall at Rainbow Disco Club 2016

 

Date: 2016/4/29 (Fri) 9:00open/12:00start 〜5/1 (Sun) 19:00close (2泊3日) 


Place: 東伊豆クロスカントリーコース特設ステージ

 

Line up:


ANDREW WEATHERALL 


RUSH HOUR ALLSTARS (Antal / Hunee / San Proper / Soichi Terada)
MOVE D
KENJI TAKIMI


KAORU INOUE

and more(約20組予定)

 

Ticket:
一般発売チケット(15,000円)


販売期間 2月1日(月)正午〜4月28日(木)


オンライン販売: 楽天チケット, Resident Advisor, clubberia, BANANA


店頭販売: TECHNIQUE, LIGHT HOUSE, JET SET, GAN-BAN, ディスクユニオン(渋谷クラブミュージック ショップ / 新宿クラブミュージックショップ / 下北沢クラブミュージックショップ / お茶の水駅前 / 池袋 / 吉 祥寺 / 町田 / 横浜西口 / 千葉 / 柏 / 北浦和 / 立川 / 高田馬場 / 大宮)

 

駐車券(2,000円)


販売期間 2月1日(月)正午〜4月28日(木)

販売先:楽天チケット (http://r-t.jp/rdc)

 

テント券(3,000円)


販売期間 2月1日(月)正午〜4月28日(木)


販売先: BANANA (http://bnana.jp/products/rainbow-disco-club-2016)

 

当日券(17,000円)
*前売券が規定枚数に達しましたら当日券の販売はございません。
*夜間は自然を静かに楽しんで頂くため音止めを致します。

More info: http://www.rainbowdiscoclub.com

Pioneer DJ

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