DATE : 19th November, 2004 (Thu)
PHOTOGRAPHER : Mark Oxley (HigherFrequency) Official Site
TEXT : Kei Tajima (HigherFrequency)
John DigweedそしてSatoshi Tomiieという、まさにダンス・ミュージック・ファンなら生唾モノのビック・ネームが夢の競演を果たすこのイベントFutique Management 11th Anniversary Party "DREAM"をサポートするファッション・ブランド、DIESELが発表した2005年春・夏コレクション "SUBURBS OF UTOPIA"のファッション・ショーが11月19日 天王洲アイルにて行われ、ショーの後に行われたアフター・パーティーには、なんとJohn Digweedが登場!ファッション・ショーへのインビテーションを持つ、限られた招待客にのみ公開されたこのギグに、音楽をこよなく愛する粋なDIESELプレスの方々に招待され、HRFQもその場に居合わせることとなった。 "SUBURBS OF UTOPIA"をテーマに行われた、コミカルで型にはまらない奇想天外なスタイルと、DIESELらしいクールさが融合されたファッション・ショーが終了すると、一同は送迎バスで麻布十番"Warehouse"へ。バスの中で放送されていた60年代のSFコミック・ムービー"Barbarella"のサイケデリックな映像に、ファッション・ショーでの光景を重ね合わせながらそのDizzyな余韻に浸っていると、あっという間にアフター・パーティー会場に到着。 | |
ダンス・フロアでは、DJ Don Patrickがテッキーなプログレッシブ・ハウス・セットで、Johnの登場を前に完璧なウォーム・アップを見せてくれていた。先ほどのファッション・ショーでフィルミングされた映像と共に、John Digweedの名がバックに映し出され、Johnがブースに登場する。ステージに上がる前、まだ時差ボケが抜けないと話していたJohnだが、一度レコードをスピンし始めると、心なしかその表情にもキリッとした印象が。今回は3時間という限られたセットだったので、エレクトロ寄りのプログレッシブ・チューンからゆっくりとスタートを切ったが、さすがはプログレッシブ界の長、彼がステージに立った途端、フロアの空気がガラリと変わりフロア全体が優しいビートに包み込まれる。決して派手ではないが、Digweedらしい硬派で良質なトラックによって、足元からこみ上げてくる歓喜には言葉では言い表せないほど特別な感覚がある。通常のギグに比べれば、クラウドの数は少なかったものの、時間をオーバーしても40分ものアンコールに応えてくれるほどの盛り上がりを見せた今回のギグ。一年ぶりに披露された贅沢な一級のセットに、かなりの満足感を感じながら、20日のageHa、22日のYellowに向けて期待が膨らむ幸先の良いスタートを切った夜だった。 | |
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