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Dr.Shingo's Electronic X

Dr.Shingo's Electronic X


Text & Interview : Dr. Shingo

みなさんこんにちは、ドクターシンゴです。
しばらくコラムの更新がおろそかになってしまいました…。楽しみにしてくれている皆さん、申し訳ありません。このコラムでも何回か話に出していた新しいアルバム「initiation」がいよいよ発売になりました!全曲オリジナル、自分でDJミックス、そしてあのジャケットの写真とナルシスト全開のアルバムが現在全国のCDショップ、ネット通販のページを賑わせていると思います。是非手に取ってみて下さいね!後、アルバムからの「blowin'」のビデオクリップが無料インターネットTV「Gyao」で配信されています。10月22日までの配信となっていますので是非チェックして下さい。その他、Sky Perfect TV や M-ON 等の音楽番組でもこのビデオが紹介されると思うのでお見逃し無く!!アルバムはDJミックスされている為、「DJで使いにくい!」という方もいらっしゃるかもしれませんがご心配なく。hrfp.com にて高音質で配信を予定していますのでそちらもお楽しみに!

アルバムのリリースパーティーを2弾行うのでご紹介します。
10月27日金曜日、ageHa@studio coast にて「Crash」が開催されます。ゲストにイギリスよりLuke Slaterを招待して盛大なテクノフルコースをお届けします。Dr.Shingo はスペシャルなライブセットを準備していますのでお楽しみに!そして11月10日には WOMB にて Cross Mountain Nights が開催です。こちらはDJセットでテクノヘルの世界にご案内しますのでこちらもお楽しみに!

まずは特権でアルバムの紹介をさせて頂きました(礼)。今年の夏はもちろん暑かったのですが、スカッと晴れた日が少なかった分何か完全燃焼していない様な・・・事は全くありません!と言うほど面白いパーティーでDJをさせて頂きました。Fuji Rock Festival、 Maniac Beach、 Cross Mountain Nights、 初めての韓国でのDJ…全部書ききれませんが今年も「やり尽くした」と感じるスケジュールでした。確か去年の夏ごろのコラムにも同じような事を書いたと思いますが…。何時までこの人生は続くのでしょうか?一生パーティーしても良いんじゃないの?ってな意気込みでこれからも頑張りたいと思います。

さて今回はアーティストのインタビューをお届けします。Zombie Nation の登場です。
もう色々と説明する必要は無いでしょう。過去WIREにも出演、今日まで色々と話題を振りまき世界中を暗黒世界に陥れるテクノゾンビです。普段雑誌等では紹介されない様なエピソードから彼の最新アルバム「Black Toys」に関する話まで、エレクトロニックXならではの視点から Zombie を覚醒させ、現実世界へと再生してみようと思います。それでは墓場のテラスでリラックスしている様子の Zombie から色々と話を聞く事が出来ましたのでお楽しみ下さい!

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Zombie Nation Interview

Dr. Shingo : こんにちはゾンビ!!エレクトロニックXへようこそ!沢山質問しますが準備はいいですか?

Zombie Nation : もちろんだ!!

Dr. Shingo : このコラムはお招きしたアーティストの過去や、音楽シーンやテクノロジーについて意見をお聞きしたりするとてもアカデミックな(笑)コラムです。今日は Zombie Nation や John Starlight としてでは無く、あなたの本名フローリアンと呼ばせて頂き、色々とお話を聞きたいと思います。さて、あなたの謎めいた過去についてからお聞きしましょうか。今現在ドイツ・ミュンヘンをベースに活動をしていますが、生まれもミュンヘンですか?

Zombie Nation : そう、南ドイツのミュンヘン出身だよ。とても気に入っているよ。

Dr. Shingo : ミュンヘンはDJ HELLが主催しているレーベル"International DJ Gigolo"の本拠地がある事からも、日本のテクノファンにとっては馴染みのある地名だと思いますが、ミュンヘンには昔からエレクトロニック・ミュージックの文化があるのですか?

Zombie Nation : そうだな…70年代、ミュンヘンはディスコミュージックシーンにおいて重要な場所の一つだったと思う。Giorgio Moroder はここに住んでいた事があって Donna Summer とレコーディングをした事もあったし、Harold Faltermaier (映画 Top Gun の音楽を担当) もレコーディングをここで行っていた。 だけど今じゃあ皆ベルリンへ移ってしまったね…。そのおかげで俺はここでのんびりとした生活を送る事が出来るけど(笑)。

Dr. Shingo : フローリアンの若い頃の音楽暦を聞きたいのですが…子供の頃や10代の頃はどんな音楽を聴いていましたか?誰か好きな歌手やバンドなんかいましたか?

Zombie Nation : 俺はその頃はハードコアやメタルを聞いていたな。実際バンドを組んでギターを弾いていたりもしたんだ。それでは有名になれなかったけどね。一番の成功といえば、町のバンドコンテストで優勝した事かな(笑)。10代の頃はライブハウスに行ってヘッドバンギングやステージダイブをする、これに尽きるね。お気に入りのバンドは Prong and Slayer だったよ。

Dr. Shingo : 今と余りイメージ変わらないですよ(笑)。さて今では世界を股に掛けるプロデューサー・DJとして多忙な日々を送っている事と思いますが、何時頃からDJを始めましたか?エレクトロニック・サウンドに興味を持つようになったキッカケは?

Zombie Nation : そんなに褒めてもらうと照れるね(笑)。テクノを聞くようになったのは90年代初め頃にパーティーに行ったのがキッカケかな?世界大戦の時に作られた塹壕後みたいな所でイリーガルパーティーをやっていたんだ。そこではDJはアシッドをプレイしていて、照明はストロボしかないんだ。たったそれだけ。凄くミステリアスな雰囲気で衝撃を受けたね。で、「俺もいつかこんなパーティーやりたい!」って思うようになったんだ。そんなパーティーに出入りするようになってから友達も増えてきて、自分たちでいざパーティーやろうぜ!ってなった時にDJをやったのがDJ初体験だったんだ。

Dr. Shingo : なるほど、過去何人かインタビューをしましたが、ドイツ人はみんなテクノとの出会いが似ていますね…。DJを始めた頃はどんなレコードを掛けていましたか?パーティーを始めた頃の事で何か思い出になっている事があったら教えてください。

Zombie Nation : 今でもそうだけど、エネルギッシュな音楽が好きだね。アシッドやハウスを中心にDJしていたよ。 殆どの場合、自分達が企画したパーティーでしかDJしていなくて、廃工場にサウンドシステムを入れてパーティーをしたりしていたなあ。パーティーをやっている時はいつも楽しかった。自分のパーティーだから、DJ意外にもしなきゃいけない事が山ほどあったけどね…バーでビール運んだり、ドアでチケット切ったり、サウンドシステムがイカレた時にはそれを直したり…めんどくさそうに見えるだろうけど、それが楽しかったんだよ。全部自分たちの責任でやる、仲間みんながそれぞれパーティーの為に仕事する。ストレスも溜まるし大変だったけど1時間とか2時間、DJをする時間は何もしなくてもいい。自分がDJしている時にはそんな大変な事だってみんな吹っ飛んでしまう。色々と素晴らしい瞬間を体験したよ。一つ今でも凄く鮮明に覚えている事があってね、小さい部屋で50人位のパーティーをしていた時の事だった。時間も朝方になり日の光が部屋に差し込み始めた時に突然、ちょっと年配のオジサンが持っていたトランペットを吹き始めたんだ!テクノに合わせてそのオジサンのトランペットが鳴り響くんだぜ!それが凄く最高でみんな狂ったように叫ぶんだ。きっとあのオジサン、みんなの悲鳴で心臓発作起こしかけたんじゃないかな(笑)。

Dr. Shingo : まさしく奇跡の瞬間だね。音楽の神様を見た瞬間…きっとそんな体験だったんでしょうね。

Zombie Nation : 思い出すだけで興奮するよ。

Dr. Shingo : さて、フローリアンのプロデューサーとしての一面に迫ってみたいのですが、トラックを実際作り始めたのは何時頃ですか?初めの頃はどんな機材で曲作りをしていましたか?プロになろう!と決心してから、レコードをリリースするのに結構時間が掛かりましたか?

Zombie Nation : 当初使っていた機械は AKAI 社の MPC 2000 という機械だよ。曲を作り始めてから2年位で初めてのレコードリリースが出来たね。それが1999年の時。それからクラブでライブをする様になるんだけど、全てが新鮮だった。それから良くもこううまく行ったもんだ、って感じだね(笑)。いつも心のどこかで「どうせ1,2年したら誰も俺の曲聞かなくなるだろうな」なんて思っていたけど、あれから7年経った今も音楽に対する興味やアイデアは無くならないし、未だに俺の曲のファンがいてくれる事は本当に幸せだね。良かった、俺だけじゃなくて(笑)みたいな。
今では自分がプロの音楽家だという事について良く考えるようになった。何にせよ自分が本当にやりたかった事が出来ているから最高だよ。

Zombie Nation Interview

Dr. Shingo : ちょっと締めくくるのが早いですよ(笑)。まだまだ続きますからね。
アングラパーティーや下積み時代を乗り越えとうとうヒット作"Kernkraft 400"をリリースする事になりました。人づてに聞いたのですが、あの有名なメロディは古いゲームの音楽から来ているそうですね?経緯を教えてください。初めて DJ HELL に聞かせた時、彼は何と言いました?
まさかあのトラックがあそこまで世間を騒がせるとは思っていなかったでしょう?

Zombie Nation : そうなんだよ、あのメロディはコモドール C-64 のゲームから来ているんだ。15歳の頃からあのメロディが頭から離れなくてね、自分の楽しみ、って感じで作ったんだ。ヘルも気に入ってくれて,晴れてジゴロレコードからリリースが決まったという訳。彼も俺と同じようにこのトラックは行けるぞって思っただろうね。"Kernkraft 400"をリリースした後に起きた事は驚きの連続だった。自分たちは決してあのコマーシャルなヒットを嬉しく思った事は無いし、その後にバカみたいにリリースされたポップなリミックスだって気に入らなかったよ。だけどまあ…面白かったよ。その頃に体験した事を例えるなら…手のつけられないモンスターみたいな物だったね。

Dr. Shingo : 興味深い話ですね…。同じ時期にデビューアルバム"Leichenschmaus"も発売され、Zombie Nation はますます多忙なアーティストになりました。さっきも言っていた通り生活も一変した事でしょう。 その後の曲作りに影響を与えたりしましたか?

Zombie Nation : 確かに生活が変わった。何がってライブをする為に色々な国に旅に出るようになったし、家でゆっくりする時間も減ったと思う。今では曲を作ろう、って時には電話線を抜いてなるべく外から色々と情報が入らないようにしなくちゃいけない。音楽以外にやらなきゃ行けないビジネスが沢山あって、そんな事ばかりに時間を費やしていると音楽が作れなくなってしまう。逆の事を言うと、時間の使い方がうまくなったと思うし、自分の管理が昔よりちゃんと出来る様になったかな。 そんな事があったからと言って、自分の作る音楽が変わったとは思わないね。何時だって自分の好きな物を作っているつもりだよ。周囲の期待とかどうでもいいよ(笑)。幸運な事にそうやって作った物をサポートしてくれる人もいるからね。これからもみんなと自分の為にクッキングを続けるよ!

Dr. Shingo : 素晴らしいですね。その頃からはフローリアンのプロダクションも随分進化したと思います。"Absorber"の様な実験的な要素が強いアルバムや、最近のフロアヒット"Paeng Paeng"を始め積極的なリリースを重ねてきましたね。…で、11月に新しいアルバム"Black Toys"が発売されます。 一足先に聞かせて貰いましたが、お得意のワイルドでブリブリのベースラインは健在でしたね! サウンドも実験的な部分を見せながらよりスマートに、スタイリッシュになっていて、デザインされた音楽、という印象を受けます。ジャケットデザインもそんなアルバムのサウンドを語っているみたいでした。特に説明したいコンセプトなんかありますか?

Zombie Nation : 的を得たレビューだね(笑)。このアルバムの製作で特に大事だったのは細部にまでこだわる事だった。たっぷり愛情をかけたよ。アルバムの初めから終わりまで、何か特別なサウンドを散りばめたいと思って製作したし、マスタリングも自分でやったんだ。アルバムのサウンドに100%満足しているよ。この中で3曲、昔からの友達とコラボレーションしたんだ。Steve P っていう奴なんだけど彼は凄い有名なデザイナーで、ジャケットデザインにも関わって貰った。彼共々納得いく作品が出来て良かったよ。本当に馬の合う奴で作業が楽しかったよ。

Zombie Nation Interview

Dr. Shingo : あなたの他の名義に"john starlight"がありますね。どういった風に使い分けているんですか?
両者の違いは何でしょう?

Zombie Nation : これは説明するのが難しいな…。俺が思うに John の方がもっとワイルドというか粗いサウンドを出していると思うんだよね。何と言うか腹の底からというか…。で、Zombie の曲はもっとメンタル的な所とかハートを描いていると思う。だけどいつもコロコロと変わるんだよ。通常まず曲を作る、で出来上がり始めるとそ Starlight の曲なのか Zombie の曲なのかというのが見えてくるんだ。今年は Starlight が余り出て来ていないな(笑)。Zombie のアルバム製作が忙しかったからね。来年当たりはパンキッシュで Starlight 的な曲が出来てくると思うよ。

Dr. Shingo : ライブパフォーマンスですが、Zombie Nation はいつも驚きのコスチュームや演出を見せてくれますね。毎回印象的です。ああいうライブは何時ごろから行うようになったのですか?

Zombie Nation : マスクとか被り物が好きなんだよ(笑)。それが高じてステージに持ち出すようになったんだと思うよ。何でだかは分からないけど…色んなマスクを集めているし、それを被って出てお客さんの反応を見るのが好きなんだろうな。何か新しい事をしたいんだよ。自分も飽きちゃうしね。例えば日本人のダンスチーム「迷彩」の例を話すと、過去に彼らからアプローチされて何回も会ったりしていたんだ。で、WIRE04 で一緒にステージでパフォーマンスをしてみようという事になった。最後の曲で一緒に踊ってみたんだよ。これも実験的な試みで、もちろんお客さんがどんな反応をするかなんて想像も出来なかったけど、蓋を開けてみたらあの通りさ(笑)。お客さんもものすごく楽しんでくれているのが分かったし俺達も最高に嬉しかった。価値のあるステージを見せる事が出来たよね。

Dr. Shingo : 前回の日本でのライブでは AKAI シリーズの機材をつかっていましたね。まだ使っているの? 曲作りの面でもまだまだ沢山のアナログ機器を使っていますか?

Zombie Nation : うん、MPC 4000 は今でも現役だよ。ライブに使う機材として凄く向いていると思うし、自分のスタジオでも曲作りに使っている。昔のMPCシリーズからずっと使い続けているからもう自分の体の一部みたいな感覚だね。俺が思うに、自分がライブで使う機材に関してはもう一から十まで全部知り尽くしている必要があるね。他にも気を配らなきゃ行けない事が山ほどあるんだよ?音を出す機材が自分の手足の一部になっている位使いこなせなきゃベストなパフォーマンスなんて出来るわけが無い。
スタジオではなるべくコンピューターを使わずに曲作りする事を心がけている。理由の一つにパソコンに向かうとメールのチェックを始めたりして結局曲作りに集中できない。俺の場合はね(笑)。
なぜアナログの機械を使い続けるかっていう理由は、やっぱりその機材が出す独特のサウンドが好きなんだよ。実際に触っている感覚とかまるでおもちゃで遊んでいる感覚だよね。俺はそういうのが好きなんだよ。

Dr. Shingo : "Black Toys"で遊んでいる訳ね(笑)。なぜこんな質問をしたかと言うと、今はDJにしろ曲作りの機械にしろデジタル化が進んでいるじゃないですか。ラップトップパソコンでDJをしたり、大きなシンセサイザーを買わなくても、パソコンにシンセサイザーのソフトをインストールすれば音を出す事が可能になっている今、フローリアンの身の回りやスタジオではどんな「技術革新」を取り入れているのか聞きたかったからなんです。

Zombie Nation : なるほど。そういう音楽を作るというテクニカルな面では俺のスタジオの中では何も「技術革新」が起っていないな。古い機材やアナログの機械は(彼にとって)心地よい音を出す反面、扱いにくいしノイズも出る。でもそれが逆に曲のエッセンスになったりする場合もあるし、そういう機械を使って音楽を作る、という手法自体を俺は気に入っている。これは大事な事なんだぜ。自分がやりたい方法で納得の行く音が出せたらやっぱり楽しいじゃないか。それって曲に反映されると思うんだよ。まあ何と言うか、料理と同じさ。良い味を出すには調味料のバランスが大事だし、楽しんでクッキングした方がうまい物が作れるって訳だよ。

Dr. Shingo : うまい事言いますね〜。では将来のリリース予定なんか教えてもらえますか?

Zombie Nation : さっきもご紹介に預かったとおり、11月6日に新しいアルバム"Black Toys"が発売されるからチェックして欲しいな。アナログレコードも出す予定だし hrfq.com でも配信されると思うよ。
それからリミックスを幾つかしているのでそれもリリースされるだろう。それから来年は John Starlight 名義のトラック製作に集中したいな。

Dr. Shingo : 最後になります、長々とインタビューに付き合ってくれてありがとう!!お決まりですが、日本の Zombie ファンにどうぞ一言!

Zombie Nation : まず面白いインタビューを受けられて良かったよ。ありがとう!日本のみんなにはいつも応援してもらって心から感謝の気持ちを送りたいね。是非また近いうちに日本に来れる事を願うよ。いつも来日の度に楽しませてもらっているしね。みんなも人生楽しんで!(笑)。俺の中のゾンビが人肉の納豆和えを欲しているぜ〜〜〜〜〜〜!!ウハハハハ!!!!!

End of the interview



Dr.SHINGO プロフィール

長野県出身。幼少から様々な楽器を演奏し、米国・バークリー音楽院への留学を経て2001年よりデモテープの配布を開始、最終的に故 christian morgenstern のレーベ ル Forte Records よりアルバムリリースのオファーを受ける。2002年デビューシングル「Have you ever seen the blue comet?」でワールドデビューを皮切りにアルバム「Dr Shingo's Space Odd-yssey」をリリースし、一躍その名を世界に轟かす。Sven Vath、石野卓球、等のトップアーティストからも絶大な評価を得、世界各国からリミックスの依頼が舞い込むようになる。 2004年5月にはセカンド・アルバム「ECLIPSE」をドイツの TELEVISION RECORDS よりリ リース (日本盤は先行で3月にMUSIC MINE よりリリース)。約2年間の活動の中で20枚ものシングル、アルバム、リミックスワーク、そしてコンピレーションCDへの楽曲提供を果たし、名実共に日本を代表するエレクトリックミュージック・プロデューサーへ と成長した。幅広い音楽の知識を持ち、それを余す所無く自身のプロダクションに応用する事により、実験的であり、斬新なトラックを発表、常に現在のテクノシーンを前進させようとする姿勢を崩すことは無い。特に類を見ない抜群のメロディセンスが彼のプロダクションに更なる“ポップ”なエッセンスを加えている事により、孤高のエレクトリックミュージックを発信し続けている。


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