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Dr.Shingo's Electronic X

Dr.Shingo's Electronic X


Text & Interview : Dr. Shingo

みなさんこんにちは、ドクターシンゴです。 夏の暑さもようやく影を潜め、朝晩が冷え込む秋らしい季節になってきました。皆さんはどんな夏を過ごされましたか? 僕は今年の夏は沢山素晴らしいパーティーでDJする事が出来、思いっきり楽しむ事が出来ました。Connect '05、WIRE05 前夜祭、Maniac Beach、Fuse-In Tokyo、Cross Mountain Night・・・その他出演したパーティーもどれも素晴らしい物ばかりでした。近年、沢山の人たちが夏に開催されるフェスティバル、パーティーに積極的に足を運んでくれている印象が強く、日本にも本格的にパーティーシーンが根付いて来た感じがしますね。来年の夏はどんな楽しみが待っているのでしょうか?僕はこれから来年の春先まで頑張って曲作りに励みたいと思います。来年のリリースに向けて全力投球です!

さて、今回のインタビューは去る今年5月 WOMB、京都 LABTRIBE で開催された Cross Mountain Night のゲストDJ、Dominik Eulberg(ドミニク・オイルバーグ)が登場です。2004年度のドイツ・Groove 誌で the best of new comer in 2004に選ばれ。一躍有名になった新進気鋭のエレクトロニック・ミュージックプロデューサー / DJです。沢山の良質なレーベルから作品をリリースし、Sven Vath が自分のラジオ番組で"是非彼のレコードを買ってくれ"とコメントを寄せたドイツテクノ界希望の星です。正直初めて会ったときはちょっと鼻高々な奴だな、と感じましたが、お互いの作った曲を聞かせあったり、音楽の話をしていく内に理解が深まり、とても良い友達になりました。とにかく個性的なアーティストで動物の話をさせたら右に出るものはありません。デビューまでの道のり、彼のプロダクションの秘密がふんだんに語られているドミニクのインタビューをお楽しみ下さい!

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Dominik Eulberg Interview

Dr. Shingo : こんにちはドミニク!ようこそドクターシンゴのエレクトロニック X へ。先日は東京、京都と一緒にツアーに行って楽しく過ごしましたが、初めての日本旅行は如何でしたか? 聞く所によると、アジアの国に訪れたのはこれが始めてだそうですが本当?何か日本で特別に面白いものとかありましたか?

Dominik : やあドクター。その通り、日本どころかアジアに旅行しに来たのはあれが始めてだったよ! 日本の旅行を通じてまったく違う文化圏を体験できたのは非常に興味深い事だったよ。短い滞在だったけど、日本における二面性を見て取ることが出来たね。その一つは東京みたいな大規模な市街地からなるメトロポリスが存在して、人々がロボットや PSP みたいなとてもモダンなテクノロジーを利用して生活している面と、京都の古いお寺に見られるような、穏やかで、まるで瞑想にふけってしまいそうな風情、古い習慣が現在に受け継がれている面・・・その両面が日本にある事が分かったよ。

Dr. Shingo : 確かに日本の文化は古今両極端な物を抱えているかも知れませんね。さてインタビュー本番ですが、ドミニクのプロフィールをこのサイトを見てくれいている皆さんに紹介してくれませんか?プロフィールにはドイツ・ボンの出身だとありますね。ボンはどんな所ですか?面白い音楽シーンがあったりしますか?

Dominik : 僕の田舎は本当に典型的な田舎、と言う感じの所で、ヴェスターヴァルド(Westerwald)という町の出身だ。ケルンとフランクフルトの中間くらいにある所なんだ。それから昔の西ドイツの首都であったボンに移り住んだという訳。ボンでは地理学、生物学、地質学なんかを大学で勉強したりしてね。ボンという町は人口が30万人位、ライン川のほとりにある都市でとても綺麗で長い歴史がある所だよ。第2次世界大戦の時に余り大きな被害を受ける事が無かったお陰で、歴史的な建物も多く残っているし、比較的裕福な人たちが多く住んでいるね。今はボンに居る事より、生まれ故郷のヴェスターヴァルドに居る事が多いよ。何せ自然豊かだから、DJなんかの旅疲れを癒すにはもってこいの場所なんだよ。

Dr. Shingo : 自然が豊かな所だと心が休まるね。僕も田舎育ちだから分かります。小さい時はどんな音楽を聞いていましたか? どんな音楽に夢中でしたか?

Dominik : 実は14歳位になるまで音楽にはまったく興味がなかった。それで初めて音楽に夢中になったのはエレクトロニック・ミュージック。初めて聞いた時の印象はなんと言うか・・・ミステリアスいて、どうやってこんな音が出ているんだろう?って想像が付かないサウンドだった。それが僕の音楽の原体験だろうね。でもね、そういう不思議な音って、実は僕の日常生活の中に溢れている何かの音と同じに思えていたんだ。それは森の鳥や動物、虫の鳴き声と似ている感じだった。そんな考えからエレクトロニック・ミュージックに親しみを覚えたんだろうね。 そんな所から Eye Q records みたいなフランクフルトから発信されていたレイブサウンドに夢中になって・・・とにかく僕のヒーローはスベン・フェイト! 彼が頻繁にプレイしていた"Omen"というクラブにはしょっちゅう足を運んだよ。

Dr. Shingo : それからというものエレクトロニック・サウンド一辺倒でここまで来たんですね。スベンのラジオ番組も良く聞いていたそうだけど、スベンの紹介していたテクノの曲なんかに影響を受けたのでしょうか?

Dominik : そうだね。残念な事に僕の生まれ育った町にはテクノのクラブなんて無かったからスベンがやっている"Clubnight"というラジオ番組を良く聞いていたよ。しかも、僕はケルン〜フランクフルトというテクノにとって最も重要な2大都市の真ん中で育ったんだよ!僕はこれをテクノ・メトロポリスと呼んでいる(笑)。具体的に説明するとフランクフルトから発信されるレイブサウンド、例えば Eye Q とか Harthouse みたいなレーベルのサウンド、そしてケルンから発信される KOMPAKT に代表されるミニマル・サウンドの両方から影響を受けたと言えるね。Profan や Studio1 も大好きだったよ。今僕がリリースしている曲の中にもそういったサウンドからの影響が多く見られると思うよ。

Dominik Eulberg Interview

Dr. Shingo : それが今のドミニクのサウンドの秘密ですね。ドミニクはDJを先に始めたのですか?それともトラックメイキングが先でしたか?

Dominik : トラック製作は1993年から始めているよ。でも最初に作っていた物はどれもとても実験的な物ばかりで、要はそうやって自分でサウンドメイキングの研究をしていた様な物だった。初めて手に入れたシンセサイザーはコルグの MS-20。人にまともに聞かせられるトラックを作り始めたのは数年前だよ。DJのやり方も同じく数年前くらいに一緒に覚えたんだ。

Dr. Shingo : それは面白い事を聞きました。僕もまったく同じで、初めてパソコンで曲を作り始めた頃は、曲を完成させる事よりも、あのレコードに入っている音はどうやって作るのかという事ばかり実験していました。

Dominik : サウンドメイキングはエレクトロニック・ミュージックの肝の部分だしね。そうやってシンセサイザーの使い方を覚えていくという一面もあるし。

Dr. Shingo : その通り。で、その後始めてクラブでDJをしたのは何時ですか?何かDJを始めた頃の面白いエピソードとかありますか?

Dominik : 前に話したとおり、地元にまともにテクノを掛けられるクラブが無かったから仕方なく工場の空き地や山の中でアンダーグラウンドなパーティーを行ったりしたよ。それに学校のパーティーでプレイしたりね。後、地元のレコードショップの店員をしていた事もあって、そのショップでDJのショウケースを行ったりしたよ。2000年に大学に行くためにボンに移住したけど、同じくして毎週木曜日カフェでプレイしてお金を貰ったりしていた。そこのカフェは実はダンスをしちゃいけない、っていう所で、誰か踊りだすたびに僕がそばに駆け寄って"悪いけど座っててくれないかな"って注意しに行っていたんだ(笑)。もちろん月に1回位はちゃんとしたクラブでもプレイしてたよ。 で、その後はようやくレコードがヒットしたお陰で世界中でDJが出来るようになった、という訳さ。

Dr. Shingo : 知られざる苦労秘話ですね。今話しに出てきたヒット曲ですが、見事"Die Rotbauchunken vom Tegernsee"がヒット作になり、スターダムの道を歩く事になりましたね。僕も良くDJで使いましたよ。ドミニクのトラックは凄く特徴的で、特にヒット曲の"Die Rotbauchunken vom Tegernsee"には動物の鳴き声がうまくアクセントで使われていて、何だか特別な、オーガニックな雰囲気が出ています。しかしながら考えてみるとそういった自然のサウンドと、テクノに代表されるような無機質で、自然界には存在しない音との対比という、相反する物を組み合わせたわけですが、何時そういうアイデアを思いついたのですか?やっぱり大学で勉強していた自然学からヒントを得たのですか?

Dominik : 今までに何人か、僕に自然とはどういうものかとか、自然に対しての意見や考えをうまく話してくれた人達がいるけど、僕は本物のナチュラリスト(笑)。僕は自然というものをどんな時でも身近に感じているし、子供の頃から大自然は僕の友達なんだ。僕の父親は学校の先生で、良く自然保護の団体で仕事をしたりしていた。僕は父親から自然界の不思議や秘密、そしてその美しさを学んだんだ。僕は本当に自然に恵まれた環境で育って、小さい頃は暗くなるまで森の中で遊んだりしたお陰で、沢山の自然の秘密を学んだんだよ。そうやって培った知識や思い出は、ボンみたいな大きな町に出てきても薄れる事はまったく無く、いつか大好きな自然に関る仕事をしたいと思ってきた。だからボン大学で地理学、生物学、地質学を学び、ドイツ国立公園を監視するレンジャー部隊に入って鳥類学者として仕事をしたりしている。もちろんDJやトラックメイキングをしていないフリーな時にだよ。ちょっと話は横道にそれたけど、僕がレコードをリリースするのって、きっと動物学者である自分と、表現したい音楽の共通点を見せる事だと思うんだよね。僕は音楽のリスナーに自然の素晴らしさや今破壊が進んでいる自然を保護する事がどんなに大切かを知ってもらいたいと思っている。そして、先の質問の中で言ったように、動物の鳴き声って、僕にはシンセサイザーが奏でる不思議な音色と重なるんだ。僕にとっては同じ感覚で聞こえるんだよ。要は僕は自然界に存在する音とシンセサイズした音を融合させる事によって一つの絵を描きたいんだよね。"ああ、なんだかこの音って、綺麗な湖で見た美しい夕日を思い出すな・・・"みたいな感じにね。

Dominik Eulberg Interview

Dr. Shingo : ドミニクの答え聞いていて非常に納得しました。あんな風に鳥の鳴き声とエレクトロなトラックを融合させられたのにはちゃんとした裏打ちされた理由があるんだね。衝撃的な話でした。

Dominik : そうだね。そういう意味では余りメッセージ性をもたないエレクトロニック・ミュージックの中では異質な存在かもね。

Dr. Shingo : 話を戻すと2004年度の Groove 誌で the best of new comer in 2004に選ばれましたね。その後生活は変わりましたか?

Dominik : そうだね、それ以来生活が一転してしまったと言っても過言ではないね。DJの依頼やリミックスの依頼が沢山舞い込んできて、大学でゆっくり勉強する時間も無くなってしまったよ。まだヨーロッパが中心だけど世界中に飛行機で旅して、そこで出会うステキな人々や、音楽に対して同じ情熱を持って仕事をしている人達に出会えたりと、今まで経験した事の無い出来事に沢山出会う機会が増えたよ。だけどその反面、とてもストレスに感じる事もある。突然、みんな僕から何か欲しがるんだ。お金とかそういう事じゃなくて、うちのレーベルから曲をリリースしてくれないかとか、DJだけじゃなくライブもしないかとか、リミックをもっとやってくれないかとか・・・。そういう事なんだけどね。だから常に物事からある一定の距離を置いて接する様に心がけているよ。だって僕が人生で成し遂げたい事って、音楽が全てだとは考えていないからね。まだキャリアは浅いし、なるべく冷静な目で見てベストな道を歩んでいければいいなとは思っているよ。

Dr. Shingo : じゃあ今度はプロダクションの事についてお聞きします。音楽を作る時、いつもどんな機材を使っていますか?どんなシステムで曲作りしてますか?

Dominik : 初めて音楽を作り始めた頃は、沢山のアナログ機材を持っていて、その中にはローランドの TB303,TR606 といった物とアナログシンセサイザーを使っていたよ。だけど今はシンセサイザーも全てコンピューターベースさ。それの方が効率も良いし、素早く作業できるからね。

Dr. Shingo : きっと多くのアマチュアミュージシャンが興味を持っていると思うけど、プロ・ミュージシャンがどうやってあの煩雑な機材の使い方をマスターしたのか・・・だってシンセサイザーの使い方だけならまだしも、シーケンスシステムの使い方、良いミックスをする為にはコンプレッサー、イコライザー・・・例を挙げたらキリが無い膨大な機械の山の使い方をどうやって使えるようになったのか? と思っている人が多いと思うのですが、ドミニクの場合はどうですか? やっぱり全てをうまくコントロールで出来る様になるには時間が掛かりましたか?

Dominik : まずみんなにアドバイスしたいのは、僕だって、今インタビューをしている Dr.Shingo だって、これを読んでくれているアマチュアミュージシャンのみんなだって、初めは誰もが初心者だって事だよ。僕の場合を語ると、もともと機材の話とか、機械に触れる事が好きだったね。確かに過去においては、良い音楽を作るには大きなスタジオが必要で、熟練した技や機械の扱いを熟知しておく必要があった。だけど今は違う。今は君の斬新なアイデアと才能、パソコンと幾つかの音楽用のソフトウェアがあればプロダクションをスタートする事が出来る。それ以来まるで新しいアイデアを持ったミュージシャンが洪水の如く溢れて来る事になった。結果 James Holden, Nathan Fake, Robag Wruhme や Luciano みたいなタレントを生み出している。ただ一つ、どうしても条件を挙げるとすれば、自分が使っている音楽用のソフトウェアの使い方を熟知する事だと思う。まるで自分の手足みたいにシーケンサーを使えなくてはやっぱり良いものは生み出せないよ。そうすれば、例え曲のアイデアが中途半端であったとしても、ソフトの扱いが自在であれば色々な実験が出来るだろう?実験をする際にも、"ああ、あんな事をしたら自分の理想の音に辿り着くかもしれない"って時にすぐさまそのアイデアを実行出来る位にソフトを使いこなせているのがベストだと思う。僕だって初めて音楽の機材をいじりだしてから12年経つけど、いまだかつて全て覚えた、とは思わないよ。だって日毎に新しいプラグインがリリースされているんだからね!毎日が勉強だよ。

Dr. Shingo : その通りですね。じゃあDJのシステムはどうですか?来日した際はアナログレコードを中心にプレイしていましたが、デジタルのDJシステムには興味がありませんか?

Dominik : その点に関して僕はオールドスクールだ(笑)。理由は沢山あるよ。レコードが回っている時の溝を見ればどこでブレイクが来て、どこら辺で次の曲に繋げば良いか分かるだろう?後は、買ってきたレコードをいちいちパソコンに取り込む作業がメンドクサイ(笑)。後、デジタルDJソフトウェアに見られるように、1000曲取り込んだとして皆同じフォントの文字情報でしか曲を探す事が出来ない。レコードって大体ジャケットが付いていて、入っているレコードとジャケットが一緒のビジュアルになってそのレコードの事を記憶しておく場合が多いから、ちょっとソフトウェアで曲を探す気にはならないな。まあそんな訳でDJはアナログ派だね。

Dominik Eulberg Interview

Dr. Shingo : なるほど。機材の事はこのくらいにしましょう。京都にツアーに行った時に一緒に雨の中、動物園に遊びに行きましたね。飼われている動物の名前とか、習性やらを色々と説明してもらって本当に動物園を満喫しました(笑)。そこまで専門的に勉強して、動物に感心を寄せるのは何か特別な理由があるからでしょうか? さっき大学に行く時間が無いと言っていたけど、この先も勉強は続けますか?

Dominik : そうだね、京都の動物園は面白かったね!ライオンが目の前でほえた声も録音したしね。さっき話した通り小さい時の体験や僕の歩んできた人生から言って、自然への情熱が無くなることはきっと無いと思うよ。常に自然は変化するし、まだまだ勉強した事が沢山あるよ。あと、大学で数学の教師をしていた話をしたと思うけど(してないです!)今は残念ながらそういった時間が無くなってしまった。授業中に余計な事をしゃべっていた生徒を黒板の前に立たせて、難しい問題を解かせる、なんて楽しみも無くなってしまったね(笑)。僕は厳しい先生だったよ。
(実はこの後東京に戻って、上野動物園にも行って来たそうです。それには同行しませんでしたが、一緒に行った人の話によると、パンダを見るのが生まれて初めてだったらしく、行きの電車の中で手がプルプル震えていたそうです。パンダに会えるのがよほど嬉しくて、緊張していたらしいです。)

Dr. Shingo : ははは。ドミニクが授業している所を見てみたかったなあ。今のドミニクの将来の夢は何ですか? 京都のホテルで語ってくれた事を覚えてる? ドミニクは将来レーベルを作って、そのお金で動物保護の基金を作るんだ、って言っていた事・・・?

Dominik : うふふ。でも真面目な話をするとこうやって曲を作って、DJをするため世界を飛び回る・・・なんて仕事が一生出来るとは思っていないな。僕は音楽家生命は短い、という事を知っているし、時として音楽業界なんて野蛮で冷たい事だって分かってる。 今はそれこそ楽しんでいるけど、まずは自分の残りの勉強を終わらせたいよ。将来はドイツの自然公園で働きながら人々に自然の価値と美しさを教えて、煙突がある家に住んで、夜になったらラップトップでカッコイイミニマルテクノを作って、そしてたまにツアーに出る・・・そんな生活を送りたいんだ!

Dr. Shingo : ははは。きっとドミニクならそんな生活も夢ではないでしょう。では日本のファンにこれからのリリース予定を教えてもらえますか?

Dominik : まずはミックスCDを専門にリリースするレーベル"Mischwald"から2枚組みのDJミックスCD, "Kreucht & Fleucht"をリリースするよ。それから DJ Hell のリミックス曲が Gigolo Records からリリースされるよ。後は今年中に Platzhirsch と Traumschallplatten から EP をリリースするかな。今は僕の大の友達 Gabriel Ananda と一緒に曲を作っているよ。これは多分来年当たりリリースされると思う。それからもっと凄いのが、1994年にリリースされた"Strobelight network"という大のお気に入りの曲をリミックス出来る事になったんだ。更には Cocoon records からアルバムを出す予定だよ。これも来年以降になるだろうね。

Dr. Shingo : 長々とインタビューに付き合ってくれてありがとう!最後に日本の皆さんにメッセージをどうぞ。

Dominik : 早くトイレに行きたいよ! 長いインタビューだった(笑)。

End of the interview

Dr.SHINGO プロフィール

長野県出身。幼少から様々な楽器を演奏し、米国・バークリー音楽院への留学を経て2001年よりデモテープの配布を開始、最終的に故 christian morgenstern のレーベ ル Forte Records よりアルバムリリースのオファーを受ける。2002年デビューシングル「Have you ever seen the blue comet?」でワールドデビューを皮切りにアルバム「Dr Shingo's Space Odd-yssey」をリリースし、一躍その名を世界に轟かす。Sven Vath、石野卓球、等のトップアーティストからも絶大な評価を得、世界各国からリミックスの依頼が舞い込むようになる。 2004年5月にはセカンド・アルバム「ECLIPSE」をドイツの TELEVISION RECORDS よりリ リース (日本盤は先行で3月にMUSIC MINE よりリリース)。約2年間の活動の中で20枚ものシングル、アルバム、リミックスワーク、そしてコンピレーションCDへの楽曲提供を果たし、名実共に日本を代表するエレクトリックミュージック・プロデューサーへ と成長した。幅広い音楽の知識を持ち、それを余す所無く自身のプロダクションに応用する事により、実験的であり、斬新なトラックを発表、常に現在のテクノシーンを前進させようとする姿勢を崩すことは無い。特に類を見ない抜群のメロディセンスが彼のプロダクションに更なる“ポップ”なエッセンスを加えている事により、孤高のエレクトリックミュージックを発信し続けている。


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