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Andrew James Gustav

INTERVIEW

Andrew James Gustav

  • Author : Philip Kearny (XLR8R)Photo : Carrie TangJapanese text : Hiromi Matsubara

  • 2016.6.16

  • CDJ-2000NXS2 DJM-900NXS2
Andrew James GustavとGwenan。もしこの2人を知っているなら、あなたは相当なコアリスナーだろう。シーンの現状を見ると、プロデュースにせよDJミックスにせよ、一切リリースを持たずに活動をしているDJの情報はなかなか日本に伝わってこない。これだけワールドワイド、インターネット、SNS云々……と言っているにも関わらずだ。まして、2人のようにFacebookやTwitterのページを持っていない(あるのはSoundCloudページのみ)となると、もはや日本のシーンがどうこうは関係なく、2人が拠点とするロンドンのシーンを除く世界中の誰もが2人にアクセスする方法を限られている。しかし今、Andrew James GustavとGwenanはブッキングとトピックを増やし、いくつものウェブマガジンとラジオにDJミックスとポッドキャストを提供している。今回はその中から、『XLR8R』にポッドキャストを提供した際に行われたAndrew James Gustavのインタヴューの和訳版を特別にご紹介させていただく機会をいただくことができた。
現代的なセルフプロモーション環境を持たず、ローカルなコミュニティーからグローバルなシーンへ躍り出しているAndrew James GustavとGwenanの現状は、わかりやすいぐらいにうなぎ登りだ。とはいえ、多くの出来事はあるひとつの側面と指標に過ぎないし、2人が飛躍している理由やプレイの良し悪しは、一概にはオンラインに転がっている情報だけでは判断できない。そういう意味で、今回2人を日本へと招聘したKABUTO氏は新たなパーティー『DAZE OF PHAZE』のコンセプトを「完全現場主義」と答えているはずだ。Andrew James Gustavのインタヴューを読んで、ポッドキャストを聴いて、少しでも気になったら現場へとグルーヴを確かめに行くのも良し、グルーヴを確かめに行く手掛かりとしてインタヴューを読むもまた良し……ということで、まずはKABUTO氏のコメントからどうぞ!
 
世界各地にいる実力派DJ達と一緒にパーティをするために自身のパーティー『DAZE OF PHAZE』を代官山UNIT、神戸TROOPCAFEで始動します。
 
今回はAndrew James Gustav、そしてGwenanというロンドンを活動拠点とするDJで、まだ日本での知名度は低いですが、今ヨーロッパを中心に活躍する2人を招聘します。
 
彼らのポッドキャストはどれも構成、選曲、スキル、どれをとっても素晴らしく、純粋に音楽を探求する姿勢に共感し、自分のパーティを始めるならこの2人しかいないなと思っていました。そして今回絶好のタイミングで彼らの初来日が実現する事になりました。
 
今回、楽曲のリリースがない彼らのことをぜひみなさんに知ってもらうべく、『XLR8R』のPODCAST&インタヴューの翻訳の掲載を特別に許可してもらいました。彼らのことのみならず現在のヨーロッパのシーンも読み取れると思います。
 
そして、DJとしてフロアを納得させてきた世界屈指のハードディガーの2人が生み出す現場でしか体験できないグルーブを、ぜひ一緒にパーティを楽しんでくれたらと思います。
 
KABUTO (DAZE OF PHAZE / LAIR)
 
andrew james gustav XLR8R
 
積み重ねられた多様なダンスミュージックの歴史の中から、メインストリームから外れたマージナルな周縁に散らばるオブスキュアなサウンドをかき集め、他の誰にも似ていない独自のDJセットを構築しようとしているDJたちのグループがここ数年にわかに存在感を増してきている。彼らの多くは、たいていヨーロッパ各地の小規模なヴェニューで見つけることができる。そこで彼らはあなたが一度も聴いたこともないようなレコードをプレイし、そしておそらくそのレコードたちは再びフロアで聴く機会さえ訪れないかもしれない。彼らは、特定のジャンルやスタイルに自らを縛り付けることはしない(その選曲範囲はハウスやテクノ、エレクトロ、ブレイクスまで多岐にわたる)。彼らの中に唯一の共通項があるとすれば、彼らはみな何年もの間忘れ去られたヴァイナルたちを片っ端から掘り出すことに執心し、既成化・権威化されたスタイルよりもそのサウンドとしての本質にこそ価値を見出しているという点だろう。嘘臭いまがい物の才能でミュージシャンを気取る者がいたり、DJというアートについて的確に理解していないくせに自らをDJと名乗る不届き者がそこら中ではびこる昨今、本質こそを重んじる彼らのアティチュードはそうした現状への強烈なアンチテーゼともいえる。
 
「僕らのようなタイプのDJたちを結びつけているのは、ほんの少し際立った特徴を持ったレコードをプレイしているという共通点じゃないかな。もちろん、1人1人のDJそのものは違うけれどね」と穏やかに切り出すのはAndrew James Gustav。彼は先述したシーンにおける中心的な存在感を増しているDJであり、先ごろ『XLR8R』のウィークリー・ポッドキャストを担当したばかりだ。彼はロンドンに活動拠点を置きながら、過去数年の間ヨーロッパ中のホットスポットを駆け巡り、このシーンにおける最も深い洞察力を有したセレクターとして評価を高めている。これまで彼のプレイを聴く機会に恵まれたことがある人なら分かると思うが、彼の選曲するレコードはどれも興味深いうえに一定の熱っぽさがあり、それらはすべてシームレスかつシャープなミックスで紡がれていく。プレイ中の彼はひたすら深くミックスに没頭しているかと思うと、時折顔を上げては屈託のない笑みを見せる。それはまさに職人の表情といえよう。一貫したクオリティの高さに裏打ちされ、彼が音楽に対して秘めている純粋な興奮はエナジーを伴ってまっすぐにクラウドへと届けられていく。
 
 
今回サウスロンドンにある彼の自宅フラット(彼の活動の中枢であり、部屋中のあらゆる場所が彼とそのパートナーであるGwenanのレコードコレクションで埋め尽くされている)で話を聞いている間、終始Andrewはオープンであり、一貫して驚くほど明晰な考えを述べていた。はっきりと言葉を口にし、学者肌の思考を持ち合わせた彼はこのシーンにまつわるあらゆる側面に対して自分自身の意見を構築し、非常に熟考された客観性を持っている。「一部の人々は、DJという行為における本質を見失っているね。無名なレコードは、無名であるべき根拠を持っているものなんだ。結局こうしたレコードは、一連の好奇心と匿名性との狭間に消失していく恐れがある。パーティへ遊びに来る人たちは、ほとんどの場合楽しい時間を過ごそうとする普通の人たちだし、あくまでも僕はそうした人々に向けて音楽をプレイしているんだ」と彼は語る。彼のこの意識は実際のパフォーマンスの場においてしっかりと活かされている。彼は、そうした意識を土台にして羨ましいほどのスキルを発揮しながら、あらゆる局面に適したレコードをひたすら選び続ける。このシーンは確かに進化し急速な拡大を見せているが、時に誰も知らないレコードを発掘する作業のみに偏重されがちだ。しかし、例えすでに多くの人に知られたトラックだとしても、良いトラックはずっと変わらず良いトラックであり続けることも確かだ。
 
今でこそ彼はダンスフロアでそのスキルを遺憾なく発揮しているが、そのスキルは長年に渡って閉ざされた彼の自室の中で研鑽を重ねられてきたものだ。もはや強迫観念にも近い彼の音楽とその収集行為に対する献身は、時代ごとにそのあり方を変容させてきた。「もとを辿れば、僕は12歳のころからCDを集め始めたんだけど、18歳になるころにはそれが800枚ものコレクションになっていたんだ。学生時代はみんなから『ああ、こんな売れ線のバンドは明らかにAndrew向きじゃないよな』なんて茶化されていたものさ。まあ、僕が当時聴いていたのは無名のマイナーなインディーものばっかりだったからね」と語る彼は、歳を重ねる過程において聴くものが次第に変わっていく中でも、その純粋な音楽への興味は一貫して失われなかった。彼はエジンバラの学生新聞の編集部で音楽セクションの編集を担当したり、00年代中盤にはVashti BunyanやShirley Collinsといったエクスペリメンタルなフォークへ傾倒したりもしたが、1人のリスナーとしての純粋な音楽の喜びが彼の核であり続けてきた。
 
 
彼は依然としてクラブサーキットの中では新顔のひとりにすぎないが、彼が定期的かつ頻繁にギグを行うようになったのがほんの2年前と考えると、非常に急速なキャリアの進展だといえよう。ウクライナからイタリアにいたるまで、彼の名前が載ったフライヤーは毎週末ヨーロッパ中のどこかのクラブで見つけることができるし、彼の名はOnur Ozer、Francesco Del GardaそしてBinhといったこのシーンのキープレイヤーたちと並んでいる。とはいえ、これらのDJたちとAndrewが決定的に異なるのは、家を離れて長い週末を終えた月曜日には彼はオフィスに戻って平日の仕事をこなしているという点だ。かなり疲労を蓄積させるであろう日常だが、すでにいくつもの問題が生じてきているという。「今、僕はDJを専業にしている人々と一緒にプレイしているし、彼らのキャリアは僕に比べてずっと長い。もし彼らと肩を並べ、なおかつ自分のやっていることを正当化しようとするのなら、今よりもさらに多くの時間を音楽に集中することに割かなければいけないと思うんだ」と彼は語る。実は、このインタヴューを終えた翌月、彼はひとつの大きな賭けに出た。彼は平日の仕事を辞め、音楽のみに絞って生活して行くことを決めたそうだ。
 
その他大勢のDJたちと違い、彼が辿ってきたキャリアはごく自然体なまま広がりを見せており、それは過度に自分をプロモーションしないという謙虚な姿勢のたまものである。現時点では、彼はFacebookのアーティストページさえも持っていない。その代わり、彼と共にプレイしてその才能を目の当たりにしたDJたちからの評判が徐々に口コミで広まり、ごく自然なかたちで彼に対する周囲の興味が高まりつつあるのだ。彼が自身のSoundcloudにアップした初めてのオンライン・ミックス『Moving on』が公開されたのは3年前のことだが、このミックスは依然として再生数を伸ばし続け注目を集めている。「最初このミックスをアップした直後はほんの数人からしか反応はなかったけど、それがこんなに反響を呼ぶなんて、かなり励みになるよね!」
 

 
ミックスを公開してすぐ、Discogsでのいくつかの出会いを経て、彼が言うところの「20人のマッドなヨーロッパ人とのクレージーなアフターパーティ」でプレイするチャンスが訪れた。彼は新しい友人たちと1日中DJを楽しみ、ロンドンでイベントを展開するToi Toiチームと知り合ったのだ。「僕は長い間ひとりきりでレコードを集め続けたけど、それをプレイするだけで他の人たちが喜んでくれたし、もちろん僕自身も楽しかった。この日をきっかけにして何かが変わったと思うし、人前で音楽をプレイする機会を初めて与えられたんだ」と彼は振り返る。2013年の英国の暑い夏、彼の周囲は目まぐるしく変化し、AndrewはToi Toiへ頻繁に出演するようになっただけでなく、同じくロンドンの『Undersound』(彼は現在このパーティのレジデントとなっている)でもプレイする機会を得た。ロンドンでも屈指の良質さを誇るこれらのアンダーグラウンドパーティでのプレイの機会を得たことで、彼のキャリアは大きく進展した。「これほど急速に、しかも暖かくシーンへ迎えてもらったことに対し、僕は今でも常に感謝しているんだ」と彼は語る。
 

 
それまでにも、彼は長らくロンドンに住んでいたが、彼の今日の立ち位置にはロンドンという街の環境が大きく影響しているという。彼は「ロンドンに住んでいなければ、今のようなDJはしていなかったと思う。もしベルリンのような街に住んでいたとしたら、同じような種類の音楽を好む人たちはたくさんいるよね。パーティから得られるエナジーもロンドンと他の街ではまったく違う。というのも、ロンドンに住む人々はみんな多かれ少なかれストレスの多い生活を強いられているからさ」と語る。実は、彼がDJをやろうと決心したのはほんの数年前のことだったという。00年代を通して自分の純粋な楽しみのためにひたすらレコードをコレクションし続けていた彼をDJに向かわせたのは、Gwenanとの出会いがきっかけだったのだ。当時の彼女もまた、DJのスキル構築に対してじっくりと取り組んでいる最中だったという。「僕にはDJを始める度胸がなかったんだ! 絶対僕にはうまくできっこないと思い込んでたんだ」
 
andrew james gustav XLR8R
 
彼との対話の中では、今日の彼を作り上げた音楽的なバックグラウンドに関する話題も多くのぼった。DJを始める以前から、Andrewはハウスとテクノにどっぷりと浸かっていたという。もっと若い頃のレイヴ体験は別にして、彼のインスピレーションの源泉は多岐にわたっている。学生新聞での音楽セクション、それに00年代中盤にFabricで体験したRicardo Villalobosの伝説的なセットの数々。彼が最初にFabricを訪れたのは、そのプレスチームからの招待がきっかけだったという。「プロパーなクラブとプロパーなサウンドシステムを体験したのはあの時が初めてだったし、本当にクオリティの高い音楽をDJがプレイしている現場に行くのも初めてだった。当時はまだエジンバラに住んでいたんだけど、RicardoがFabricでプレイする時は毎回電車に乗ってはるばるロンドンまで向かったものさ。時には僕ひとりだけでね」と彼は当時の新鮮な体験を回想しながら熱っぽくまくしたてる。「エナジーの高さ、ミックスの精度、柔軟かつ自由自在な発想力、そのフロウとパワー —Ricardoのセットにはすべてが揃っていた。そうした個々の要素の高さもさることながら、彼のセットはひとつの旅を体験させてくれたんだ」
 
Ricardo Villalobosを入り口に、Andrewは少しづつアンダーグラウンドなシーンを掘り下げて行くことになる。Panorama Barで行われたCassyのバースデイパーティで目撃したZipによる10時間セットはRicardoとはまた違う強烈な衝撃を彼にもたらした。この時のZipによるセットは、Andrewにとって今日に至るまで最良の体験のひとつであり続けているという。「Ricardoはいつもエナジーに満ちた強烈な旅を体験させてくれたけど、Zipはその選曲とスマイルでクラウドをひとつに繋げるところが見事だった。彼のレコードバッグからは、クレージーで万華鏡のようなエナジーが創出されるんだ。純粋なパーティースピリットというエナジーがね。彼のセットは僕ら1人1人のパーソナルな内面にまで訴えかけるものなんだ」と語るAndrewの今日のDJにおいても、RicardoとZipは強い影響をもたらしている。もちろんそのサウンドは両者ともに異なるが、選曲の組み合わせによって聴く者に驚きと興奮を与えようとするアティチュードは共通している。
 
彼の指摘は非常に的を得ている。ZipとRicardoの2人はこのシーンにおける不動のゴッドファーザー的存在であり、現代このシーンで活動する多くの者に影響を与え続けている。Andrewが言うには、彼らの音楽に対するアイディアの捉え方自体こそがその影響の根底にあり、そのアティチュードは今の世代に浸透し尊敬されつつ、さらに先へと推し進められているのだという。我々の対話は、さらに深いところへと向かっていく。次に彼が話題に挙げたのは、現在の新世代を代表する2人のDJ、Nicolas LutzとBinhだ。彼ら2人は「ディガーDJ」という存在を定義づけた先駆者であり、彼らは今やかつての本拠地であったベルリンのClub der Visionaereを飛び出し、世界中にその活動範囲を広げつつある。「彼らのセットを聴くと、世界にはまだまだ僕の知らない素晴らしい音楽が山ほど眠っているという事実に気付かされる。彼らは僕に新たな探求の旅へと向かわせてくれるんだ」と語るAndrewは、Toi Toiで何度か競演を重ねるうち、ごく自然なかたちでルッツとの友情を築くようになったという(これがきっかけとなり、AndrewはNicolas Lutzが主催するMy Own Jupiterのポッドキャスト・シリーズの記念すべき第1回目を担当している)。
 
そうした共通した音楽的バックグラウンドを踏まえつつも、BinhやNicolas LutzといったDJたちと彼の間において決定的な相違点を見出すとすれば、それはおそらくAndrewがあくまでもUK的なアプローチを取っているところだろう。彼はベルリン由来のサウンドにも当然影響を受けてはいるが、その一方で彼はBen UFOがプレイする『Rinse FM』のヘヴィーリスナーでもある(後に、Andrew自身も『Rinse FM』にミックスを提供している)。それと同様に、彼はJane Fitzのパーティ観から受けた影響を強調する。「僕がプレイしているようなタイプのパーティでは、時に人々はスノッブになりがちで、あまりにも物事をシリアスに捉え過ぎ、DJを過度に崇拝してしまう傾向がある。そこへいくと、Janeのパーティではその場のエナジーこそが中心であり、クラウドからは古き良き時代のレイヴスピリットが感じられて、僕はそれが好きなんだ」
 
andrew james gustav XLR8R
 
AndrewのDJにおいては、固定されたスタイルは存在しない。彼のセットは常に融通無碍といえる変容を見せる。3年前に彼が注目を集める契機となったポッドキャストでは、〈Prescription Records〉や〈Point G〉といったクラシックなハウスサウンドをセレクトして注目を集めたが、その隙間にはUKガラージも効果的に挟み込まれていた。現在彼のセットからは古いテクノトラックが一定のテンポで繰り出されるが、それらはどれひとつとして平凡な響きで鳴らされることはなく、一貫して興味深いセレクションで紡がれていく。この点では、彼は他のDJたちのセットに耳を傾けることの重要性に立ち返っているようだ。とりわけ、この成長を促したのはNicolas LutzとGwenanの存在によるところが大きい。さまざまな思考や選曲の間を行き来しながら新たなアイディアと進化をひとつなぎに展開するそのメンタリティにおいて、AndrewはNicolas LutzとGwenanから受けた恩恵への感謝を忘れない。「一緒にずっと音楽を楽しむ作業に付き合ってくれる良き友人の存在はいつだって大事なものさ。1人で閉じこもってやっているだけじゃ、そこに広がりはないんだ」
 
とりわけ、Gwenanの存在はAndrewにとってかけがえのない存在だ。AndrewとGwenanは長年同じフラットをシェアし共同生活を送りながら、二人三脚でDJに対するヴィジョンを共有しながら暖め続けてきた。このインタヴューを行う前週、AndrewとGwenanはパリのConcreteでB2Bセットを披露し(メインルームではRobert HoodやDJ Stingrayらがヘッドライナーを務めていた)、間近に開催を控えたウェールズのフェスティバル『Freerotation』にもGwenanと共に初めての出演を果たす。さらには、AndrewとGwenanの2人はKABUTOが東京と神戸で立ち上げる新たなパーティ『DAZE OF PHAZE』へ初めてのゲストDJとして出演するため、この初夏に日本を訪れることが決まった。彼らはそれぞれ単独でのブッキングも多数こなしており、Andrewは最近ではモスクワのARMA17、フランクフルトのRobert Johnson、ベルリンのHoppetosseといったヴェニューでもプレイを果たした。筆者はRobert JohnsonとHoppetosseでの彼のプレイを聴く機会を得たが、どちらのヴェニューでも彼はその優れた実力を遺憾なく発揮していた。
 
これまでも彼は音楽に深くのめりこんだ生活を送ってきたが、ここにきてAndrewのキャリアは急速に大きく道が開けた。彼のライフスタイルはいまだ変化の最中にあり、平日の仕事を辞めた彼には不安の種が無いわけではない。だがその一方で、彼にはこれから先の未来にワクワクするだけの理由も数多くある。きっと彼の持ち前のポジティブさとアティチュードは彼をさらに前へと推し進めてくれるはずだ。「まだまだ先は長いよ。今はとにかくできるだけたくさんのパーティに足を運び、良いDJをして、これまで以上にたくさん友だちを作って、すべてを楽しもうと考えている。今の僕が望んでいるのはそれぐらいさ」
 
今後のことについて、彼は取らぬ狸の皮算用をしたがらないようだ。「今年に入って以降、毎週のようにギグをこなしている。これが一体いつまで続くかは分からないけど、少なくとも夢の中にいるような気分なのは確かだよ!」と彼は語る。それは時間が経てばいずれ分かるだろうが、今回彼が『XLR8R』ポッドキャストへ提供したような素晴らしいDJで周囲を印象づけ続ければ、必ずや彼の先には明るい未来が開けてくるはずだ。今回のインタヴー中、彼は今年始めに録音されたロングセットの冒頭2時間ほどを聴かせてくれたが、『XLR8R』ポッドキャストとして公開されたこの音源はAndrewにとって初めてネット上に公開するライヴレコーディングセットだそうだ。これまで彼がSoundcloudにアップしてきたポッドキャスト・ミックスとは若干異なり、今回『XLR8R』のために提供した音源はよりディープで、ダンスフロアの現場での彼のフロウ、そして現在の彼の心を捉えているレコードの傾向を生々しく伝えてくれる。
 
 
End of Interview
 
 
 
 

イベント情報

 
 
DAZE OF PHAZE
DAZE OF PHAZE 2016
 
【東京】
Date: 2016/6/24 (Fri)
Venue: UNIT
Open/Start: 24:00
ADV: 2,000yen (limited sale on RA)
Door: 3,000yen
Before 25:00: 2,500yen
※未成年者の入場不可・要顔写真付きID
 
Line up:
ANDREW JAMES GUSTAV
GWENAN
KABUTO
 
Sound by HIRANYA ACCESS
 
Info: UNIT
03-5459-8630
DAZE OF PHAZE facebook page
 
Present Campaign!!!
Andrew James Gustavの日本語インタヴュー掲載を記念して、AJGが出演する6月24日(金)の『DAZE OF PHAZE』の東京・代官山UNIT公演に抽選で3名をご招待致します(公演の詳細は以下をご覧ください)!

応募方法は、TwitterでHigherFrequencyの公式アカウント(@hrfq)をフォローしていただき、その後に本インタヴューページの告知ツイートをRTしていただければ応募完了です! 応募の締め切りは、6月23日(水)の23:59まで! どしどしご応募ください!

 

 

 

【神戸】

Date: 2016/6/25 (Sat)
Venue: Troopcafe
Open/Start: 23:00
Mail Reservation: ¥2,000(w/1D)
Foreigner: ¥1,500-(w/1D)
Door: ¥3,000-(w/1D)
 
Line up:
ANDREW JAMES GUSTAV
GWENAN
KABUTO
 
Info: Troopcafe
Grand Coast Bldg B1-B2F, 2-11-5
Kitanagasa-dori, Chuo-ku, Kobe

Pioneer DJ

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